少数派シリーズ 特設|桜を見る会(桜疑惑) VOL4
「桜を見る会」安倍首相夫妻・政権与党こぞって税金をはじめ国政をも私物化
■昭恵氏は「私人」と閣議決定されたが招待者推薦の「昭恵氏枠」がある公私混同
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/税金で賄う公的行事「桜を見る会」を安倍晋三首相が地元後援会のために利用していた私物化疑惑は、重大な広がりを見せています。政府は、招待者を推薦する首相枠は約1000人、自民党関係者枠は約6000人などと明らかにしました。首相の妻・昭恵氏推薦の招待者もいました。「桜を見る会」が首相や自民党の支援者をもてなす一大行事にされていたことは明白です。首相は招待者推薦の際に意見を述べたと認めました。取りまとめに関与していないとした答弁(11月8日)はもはや成り立ちません。首相は言い逃れはやめて、全容を隠さず語るべきです。「桜を見る会」疑惑は、首相の「税金私物化」に対する国民の批判の広がりや、野党の結束した国会での追及の中で、安倍政権のごまかしの説明が破綻する状況に追い込まれつつあります。
招待者の推薦枠の内訳(2019年分)は、衆院内閣委員会で菅義偉官房長官が答えたものです。首相枠や自民党関係者枠の他、副総理や官房長官らの推薦枠を合わせると約8000人になり、全体の招待者約1万5000人の半数以上にのぼります。政府が「森友学園」疑惑の際、「私人」と閣議決定(2017年)した昭恵氏からの推薦が認められたというのは、悪質極まる公私混同です。自民党枠では、改選を控えた参院議員を優遇する案内状が出されたことも判明しました。各界功労者を招くのを目的とした公的行事の姿から、かけ離れた私物化の実態がいよいよ浮き彫りになっています。
■安倍首相が推薦者について意見を言うこともあった?それは「関与」でしょ!
約10日前、「招待者の取りまとめ等には関与していない」と答弁した安倍首相は20日の参院本会議で「事務所から相談を受ければ、推薦者について意見を言うこともあった」と答弁を変えました。しかし、首相は「最終的な取りまとめ等には一切関与していない」と言い張り、虚偽答弁をしたと認めません。首相の推薦者が招待者から外されることがあるとでもいうのか。言い繕いは通用しません。
■共産党議員が招待者名簿を要求をした当日に廃棄・あからさまな隠ぺい工作
安倍晋三後援会主催で都内のホテルで行われた「桜を見る会」前夜祭も不可解さが際立ちます。会費が1人5000円と不自然に安いことについて首相は当初、参加者の大多数がホテル宿泊者だったからと正当化していました。ところが2015年は前夜祭会場のホテルに泊まった参加者が少なかった事実が発覚すると、首相は夕食を予定したホテルで準備ができず急きょ別ホテルに会場変更したなどと言い訳を始めました。説得力はありません。後援会主催としながら首相の政治団体などに前夜祭関係の収支の記載がない点も解明が必要です。公職選挙法違反などの疑念は尽きません。
今年5月、「桜を見る会」問題を国会で取り上げるために共産党・宮本議員が政府に資料要求をした当日に、内閣府が「招待者名簿」をシュレッダーにかけて廃棄したことは、あからさまな隠ぺい工作です。公文書を改ざん・隠ぺい・廃棄し批判を浴びた「森友」問題や「加計」問題への反省は全くありません。安倍首相の一方的な説明に、国民は納得していません。一問一答で質疑が行われる衆参の予算委員会への首相出席は絶対に必要です。逃げ回ることは許されません。
投稿者補足1/上記の表のように、出席者18000人のうち与党関係者が8000人。内訳は、安倍首相首相(昭恵夫人分も含む)1000人、麻生・菅氏1000人、自民党関係6000人。半分近くの出席者が、本来の趣旨からはずれる。注/招待者は1名に限り、配偶者など付き添い者が認められる。
投稿者補足2/2017年、安倍首相の昭恵夫人を「私人」と閣議決定した。これは森友学園問題の際に、首相の威を借りて昭恵夫人がかなり問題を含んだ「政治的行動」を起こした。野党の追及に困り果てた安倍内閣が、私人の発言だから関係ないと逃げ切った経緯がある。それが回り回って、今回、仇となってしまった。日常生活の例でも、1回ウソをつくといつか辻褄が合わなくなる(笑)。
しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。
投稿者からのひと言/いやはや私物化は税金だけでなく、国政そのものまで私物化したメチャクチャぶり。私人の安倍首相の昭恵夫人枠分も設けられていた。要は貢献・功労者にかこつけた政府・自民党の選挙対策化した会だった。結局、森友学園・加計学園問題の対応のいい加減さがそのまま続き、安倍政治の愚かさが集大成し露呈した。その後の安倍首相・菅官房長官のでたらめな虚偽発言、内閣府の腐り切った対応。
ひょっとしたら、安倍政権の命取り・断末魔になるか? そこまで行かなくても、かなり「力(求心力)」を落としていくだろう。森友加計問題を曖昧にして、そして今回の問題でも手こずっている。これら不誠実・疑惑隠しの影響で、安倍首相の肝いりの「改憲」ができなくなった。全くの“自業自得” “身から出た錆”~笑ってしまいますね!
桜を見る会特集
次号/5・「桜を見る会」名簿廃棄はマルチ商法会長・反社の招待を隠すためだったのでは?
前号/3・桜を見る会の本質は「安倍首相が“安倍首相のサクラ”(協力者)を見る会」だった
「桜を見る会」安倍首相夫妻・政権与党こぞって税金をはじめ国政をも私物化
■昭恵氏は「私人」と閣議決定されたが招待者推薦の「昭恵氏枠」がある公私混同
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/税金で賄う公的行事「桜を見る会」を安倍晋三首相が地元後援会のために利用していた私物化疑惑は、重大な広がりを見せています。政府は、招待者を推薦する首相枠は約1000人、自民党関係者枠は約6000人などと明らかにしました。首相の妻・昭恵氏推薦の招待者もいました。「桜を見る会」が首相や自民党の支援者をもてなす一大行事にされていたことは明白です。首相は招待者推薦の際に意見を述べたと認めました。取りまとめに関与していないとした答弁(11月8日)はもはや成り立ちません。首相は言い逃れはやめて、全容を隠さず語るべきです。「桜を見る会」疑惑は、首相の「税金私物化」に対する国民の批判の広がりや、野党の結束した国会での追及の中で、安倍政権のごまかしの説明が破綻する状況に追い込まれつつあります。
招待者の推薦枠の内訳(2019年分)は、衆院内閣委員会で菅義偉官房長官が答えたものです。首相枠や自民党関係者枠の他、副総理や官房長官らの推薦枠を合わせると約8000人になり、全体の招待者約1万5000人の半数以上にのぼります。政府が「森友学園」疑惑の際、「私人」と閣議決定(2017年)した昭恵氏からの推薦が認められたというのは、悪質極まる公私混同です。自民党枠では、改選を控えた参院議員を優遇する案内状が出されたことも判明しました。各界功労者を招くのを目的とした公的行事の姿から、かけ離れた私物化の実態がいよいよ浮き彫りになっています。
■安倍首相が推薦者について意見を言うこともあった?それは「関与」でしょ!
約10日前、「招待者の取りまとめ等には関与していない」と答弁した安倍首相は20日の参院本会議で「事務所から相談を受ければ、推薦者について意見を言うこともあった」と答弁を変えました。しかし、首相は「最終的な取りまとめ等には一切関与していない」と言い張り、虚偽答弁をしたと認めません。首相の推薦者が招待者から外されることがあるとでもいうのか。言い繕いは通用しません。
■共産党議員が招待者名簿を要求をした当日に廃棄・あからさまな隠ぺい工作
安倍晋三後援会主催で都内のホテルで行われた「桜を見る会」前夜祭も不可解さが際立ちます。会費が1人5000円と不自然に安いことについて首相は当初、参加者の大多数がホテル宿泊者だったからと正当化していました。ところが2015年は前夜祭会場のホテルに泊まった参加者が少なかった事実が発覚すると、首相は夕食を予定したホテルで準備ができず急きょ別ホテルに会場変更したなどと言い訳を始めました。説得力はありません。後援会主催としながら首相の政治団体などに前夜祭関係の収支の記載がない点も解明が必要です。公職選挙法違反などの疑念は尽きません。
今年5月、「桜を見る会」問題を国会で取り上げるために共産党・宮本議員が政府に資料要求をした当日に、内閣府が「招待者名簿」をシュレッダーにかけて廃棄したことは、あからさまな隠ぺい工作です。公文書を改ざん・隠ぺい・廃棄し批判を浴びた「森友」問題や「加計」問題への反省は全くありません。安倍首相の一方的な説明に、国民は納得していません。一問一答で質疑が行われる衆参の予算委員会への首相出席は絶対に必要です。逃げ回ることは許されません。
投稿者補足1/上記の表のように、出席者18000人のうち与党関係者が8000人。内訳は、安倍首相首相(昭恵夫人分も含む)1000人、麻生・菅氏1000人、自民党関係6000人。半分近くの出席者が、本来の趣旨からはずれる。注/招待者は1名に限り、配偶者など付き添い者が認められる。
投稿者補足2/2017年、安倍首相の昭恵夫人を「私人」と閣議決定した。これは森友学園問題の際に、首相の威を借りて昭恵夫人がかなり問題を含んだ「政治的行動」を起こした。野党の追及に困り果てた安倍内閣が、私人の発言だから関係ないと逃げ切った経緯がある。それが回り回って、今回、仇となってしまった。日常生活の例でも、1回ウソをつくといつか辻褄が合わなくなる(笑)。
しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。
投稿者からのひと言/いやはや私物化は税金だけでなく、国政そのものまで私物化したメチャクチャぶり。私人の安倍首相の昭恵夫人枠分も設けられていた。要は貢献・功労者にかこつけた政府・自民党の選挙対策化した会だった。結局、森友学園・加計学園問題の対応のいい加減さがそのまま続き、安倍政治の愚かさが集大成し露呈した。その後の安倍首相・菅官房長官のでたらめな虚偽発言、内閣府の腐り切った対応。
ひょっとしたら、安倍政権の命取り・断末魔になるか? そこまで行かなくても、かなり「力(求心力)」を落としていくだろう。森友加計問題を曖昧にして、そして今回の問題でも手こずっている。これら不誠実・疑惑隠しの影響で、安倍首相の肝いりの「改憲」ができなくなった。全くの“自業自得” “身から出た錆”~笑ってしまいますね!
桜を見る会特集
次号/5・「桜を見る会」名簿廃棄はマルチ商法会長・反社の招待を隠すためだったのでは?
前号/3・桜を見る会の本質は「安倍首相が“安倍首相のサクラ”(協力者)を見る会」だった