少数派シリーズ/政治情勢
逃げる菅首相・国会答弁拒否111回、最高機関国会での答弁拒否は許されない
度々答弁に立てず職員からメモを渡され、その後棒読みする菅首相
■政策矛盾だらけ答弁も支離滅裂「お答えを差し控える」ことだけが特筆
新型コロナ対策や日本学術会議会員任命拒否などの質疑が行われた臨時国会、逃げ回る菅首相は実に見苦しかった。いやー驚きました! コロナ対策・医療崩壊が叫ばれる中、侃侃諤諤(かんかんがくがく)の論議をすべき国会での菅首相の答弁拒否。「お答えを差し控える」~今や菅首相の“お得意”となったフレーズです(笑)。今国会中に、答弁や説明を「控える」として答弁拒否した回数は、11月末まで計111回(グラフ参照)もあったそうです。このうち、学術会議関連が最も多く51回を占めます。「学問の自由」を保障するため、歴代首相の任命は「形式的」だとしてきた解釈を180度変え、6人の会員候補を任命拒否した重大問題です。
菅首相はその理由を問われ、「総合的・俯瞰的観点」 「多様性の確保」などくるくる説明を変更。衆院予算委員会の質問では、「6人を任命すると『総合的・俯瞰的活動』に支障をきたすのか」と問われ、「人事に関することでお答えは差し控えたい」。「多様性の確保」を挙げながら、なぜ少ない女性研究者を拒否したのか、その大学からたった1人だけの候補を拒否したのか、いずれも答えられず根拠は総崩れとなりました。その度に、「答えを差し控え」たのです。そもそも最高機関の国会で、答弁拒否は許されません。答えないなら、何のための国会・議論なんでしょうか。国民の権利を奪っています。やること自体が矛盾だらけ、答弁も支離滅裂です。人気を博した“令和おじさん”はどこへやら、見苦しい「答え差し控えジジイ」と化しました。
■最大のコロナ対策は菅内閣・自民党政治を改めさせる賢明な国民の意思
参院では、「推薦前の調整が働かず、結果として任命に至らなかった」と新たなウソまで持ち出す始末。野党から「露骨な『政治介入宣言』だ」と糾弾されしどろもどろに。投稿者はTVで国会中継を見ていましたが、質問に対し「人事のプロセスの説明は差し控える」と壊れたレコードのように14回も繰り返し、ついに答弁に立てなくなりました。次々と差し出される役人のメモ(写真参照)の棒読みに、議場は「自分で答弁しろ」 「自助、自助」のヤジで騒然となり、審議はたびたび中断しました。安倍前首相による「桜を見る会」疑惑でも、菅首相の答弁拒否は30回近くになりました。もともとコロナ危機のもと、9月の就任から40日も政権の所信を示さなかった菅首相。国民への説明責任も、全く果たしませんでした。指導力・説明力のなさは、歴然です。
コロナ第3波と言われるなか、感染爆発の阻止や、「年を越せない」という国民の苦難への緊急対応などの議論を放棄しました。令和おじさん、たたき上げが前評判になりました。しかし菅首相は前任の安倍首相を上回る強権ぶり、冷酷さ、そして国民に説明する意思も能力もない。そういう姿勢が早くも浮き彫りになってきました。国民も騙されていたことが、段々と分かってきたのでしょう、遅い! 12月の調査によると、内閣支持率は急降下。共同通信は50.3%(前回比-12.7ポイント)、読売新聞は61%(-8ポイント)。投稿者はこれでも高いと思え、今後、もっと下がっていくはずです。誤ったコロナ対策、なかでもGoTo継続では、菅首相によって国民が次々と殺されていきます。菅内閣支配、自民党政治を改めることが、最大の感染対策です。その基になるのが、賢明な国民の意思です。
今年の政界流行語大賞「お答えを差し控える」堤伸輔氏私選・情報番組「報道1930」で
逃げる菅首相・国会答弁拒否111回、最高機関国会での答弁拒否は許されない
度々答弁に立てず職員からメモを渡され、その後棒読みする菅首相
■政策矛盾だらけ答弁も支離滅裂「お答えを差し控える」ことだけが特筆
新型コロナ対策や日本学術会議会員任命拒否などの質疑が行われた臨時国会、逃げ回る菅首相は実に見苦しかった。いやー驚きました! コロナ対策・医療崩壊が叫ばれる中、侃侃諤諤(かんかんがくがく)の論議をすべき国会での菅首相の答弁拒否。「お答えを差し控える」~今や菅首相の“お得意”となったフレーズです(笑)。今国会中に、答弁や説明を「控える」として答弁拒否した回数は、11月末まで計111回(グラフ参照)もあったそうです。このうち、学術会議関連が最も多く51回を占めます。「学問の自由」を保障するため、歴代首相の任命は「形式的」だとしてきた解釈を180度変え、6人の会員候補を任命拒否した重大問題です。
菅首相はその理由を問われ、「総合的・俯瞰的観点」 「多様性の確保」などくるくる説明を変更。衆院予算委員会の質問では、「6人を任命すると『総合的・俯瞰的活動』に支障をきたすのか」と問われ、「人事に関することでお答えは差し控えたい」。「多様性の確保」を挙げながら、なぜ少ない女性研究者を拒否したのか、その大学からたった1人だけの候補を拒否したのか、いずれも答えられず根拠は総崩れとなりました。その度に、「答えを差し控え」たのです。そもそも最高機関の国会で、答弁拒否は許されません。答えないなら、何のための国会・議論なんでしょうか。国民の権利を奪っています。やること自体が矛盾だらけ、答弁も支離滅裂です。人気を博した“令和おじさん”はどこへやら、見苦しい「答え差し控えジジイ」と化しました。
■最大のコロナ対策は菅内閣・自民党政治を改めさせる賢明な国民の意思
参院では、「推薦前の調整が働かず、結果として任命に至らなかった」と新たなウソまで持ち出す始末。野党から「露骨な『政治介入宣言』だ」と糾弾されしどろもどろに。投稿者はTVで国会中継を見ていましたが、質問に対し「人事のプロセスの説明は差し控える」と壊れたレコードのように14回も繰り返し、ついに答弁に立てなくなりました。次々と差し出される役人のメモ(写真参照)の棒読みに、議場は「自分で答弁しろ」 「自助、自助」のヤジで騒然となり、審議はたびたび中断しました。安倍前首相による「桜を見る会」疑惑でも、菅首相の答弁拒否は30回近くになりました。もともとコロナ危機のもと、9月の就任から40日も政権の所信を示さなかった菅首相。国民への説明責任も、全く果たしませんでした。指導力・説明力のなさは、歴然です。
コロナ第3波と言われるなか、感染爆発の阻止や、「年を越せない」という国民の苦難への緊急対応などの議論を放棄しました。令和おじさん、たたき上げが前評判になりました。しかし菅首相は前任の安倍首相を上回る強権ぶり、冷酷さ、そして国民に説明する意思も能力もない。そういう姿勢が早くも浮き彫りになってきました。国民も騙されていたことが、段々と分かってきたのでしょう、遅い! 12月の調査によると、内閣支持率は急降下。共同通信は50.3%(前回比-12.7ポイント)、読売新聞は61%(-8ポイント)。投稿者はこれでも高いと思え、今後、もっと下がっていくはずです。誤ったコロナ対策、なかでもGoTo継続では、菅首相によって国民が次々と殺されていきます。菅内閣支配、自民党政治を改めることが、最大の感染対策です。その基になるのが、賢明な国民の意思です。
今年の政界流行語大賞「お答えを差し控える」堤伸輔氏私選・情報番組「報道1930」で