若妻印

いぶし銀の若妻のおいしい日常
食べることしか考えてません。

梅干の本漬け

2006年06月17日 23時18分02秒 | 食べ物作りました

すっかり忘れていましたが、塩漬けした梅にこんなに梅酢が上がっていましたよ。
塩分20%のしょっぱい梅干はさすがに梅酢の出が良いねぇ。
紫蘇を入れて本漬けするのです。


梅が3Kg弱なので、赤紫蘇の葉は正味約300g、塩は60g。


水洗いした紫蘇に塩を加え、アクをもみ出す。
ぶどうジュースの黒紫に泡まで立って来て、まるで洗濯しているみたい。


アク水はぎゅーっと絞って捨て、白梅酢を加える。


さらによーくもみ出すと、今度はワインの赤。


こいつを梅の桶に戻しましょ。

次は土用干しだ。
<続く>

「ほどよい不便」がいちばん幸せ

2006年06月17日 23時03分22秒 | 読みました
二部治身著
小学館 2003年


達観し過ぎている気もするのだけれど...
その時期、その地に賜れたものに感謝していただくってことには共感できる。

...ブームというのは恐ろしいもので(中略)八王子のこのあたりでも、農家の家には「庭の千草」があり、ナンテンの木があるという昔ながらの庭だったが、お嫁さんをもらうとあっという間に派手な西洋種の花だらけの庭になった。お隣がやればうちもうちもと、どの家も同じような庭になってしまった。...

マニュアルじゃなくて、自分の目で見て感じ取れってことよね。

ダヴィンチ?なスタジオ観覧

2006年06月17日 11時30分13秒 | 冒険してみたい
金曜10時のアートな番組
前説さんの「本日のゲストは伊藤ワカオキ」さんですって、あーた、私の大好きな伊藤若冲(じゃくちゅう)でないの!?

静か(?)なブーム、江戸時代の日本画家、伊藤若冲の特集。
映画「ダヴィンチ・コード」を意識しているのだろうけど、”日本のレオナルド・ダヴィンチ”と言うには無理があるんでないかい?

ゲストはバラエティでおなじみの大型歌姫。
ニューヨークの友人に問い合わせられて依頼、若冲には造詣が深いらしい。
もう一人は、若冲の研究家、成田空港に巨大な画を描いた”現代の大和絵師”さん。

近年、若冲の作品は宇多田ヒカルや井上陽水のビジュアルやペットボトル飲料の外装に使われて注目されている。
私も、映画「殺し屋1」で浅野忠信が演じたキャラが、「伊藤若冲の描く白孔雀が血に染まった様」をイメージして作られたと聞いて以来、注目していたのさ。
(ちなみに、この宇多田も浅野も北村道子さんが衣装を担当している。)
夏にはアメリカのコレクターの一大コレクションも公開されるらしい。

若冲は京都錦市場の大棚の青物問屋の長男に生まれるも、商売にも旦那遊びにも全く興味を持たないダメダメ引きこもり男。
23歳で嫌々家督を引き継いでも相変わらずだったが、金と暇は腐るほどあったので、大枚はたいて、日本画の狩野派に師事し、ひたすら模写を学ぶ。
次に狩野派を離れ、日本画のルーツである中国の絵を模写。
40歳も過ぎた頃、家督を弟に譲り、模写でない自分の絵を描こうと思い立つ。
人間嫌いだし、描きたい風景もなく、それでは何を描こう?で、出会ったのが鶏だった。
対象を眺めることで、「神気」にたどりつき、今知られるところの作風が出来上がった。

金に糸目をつけず、高価な絵具をたっぷり使った作品は何百年経っても色あせず、お金のために描くことはせず、作品はほとんど寺に寄贈したことで、よい状態で保存されて来た。

晩年たどりついたのは、仏教を思わせる、野菜の水墨画だったそうな。
初めから野菜に興味があれば、若冲の作品は生まれなかったんだろうね。

新兵器の大型プロジェクターがすばらしい画質で数々の画を見せてくれる。
スタジオに持ち込まれた、白い象さんの絵は、もしかして本物!?
もう、うっとり。
良いもの見せていただきました。

ところで、若冲って本名だったのかな?
放送はいつ?

素敵生活の英国指揮ハウスキーピング

2006年06月17日 10時47分43秒 | 読みました
佐藤よし子著
じゃこめてぃ出版1999年


はじめは全く縁のない、セレブさんの世界の話かと思っていたけれど...
英国のハウスキーピングは日本の学校の家庭科や花嫁教室とは違って、
掃除の仕方、家具の手入れ、ワードローブの管理、マナー、お付き合いの仕方、等々広範囲な教養を指し、それらを総合的にきっちり教えてくれる学校があって、知的で聡明なレディになれるらしい。

娘時代にこういうことを教えて欲しかった、というか今からでも教えて欲しい。

誰もがこれぐらいの仕事をこなせば、一家に一人専業主婦!がステイタスになるんでないの?