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家族のあしあと、時々ソーイング、たまにはゴハン。日常生活のひとこまを。

式典の服

2011-04-12 00:25:53 | 手作り〈mother〉
  
春というのは名ばかりで、まだまだ寒かった頃、都内にて。
待ち合わせの時間まで少し余裕があったので、とあるデパートをうろうろしていたら、春のお洋服が目にとまりました。

卒園式とか入学式に着る服のことをぼんやりと考えていた時期だったからかもしれません。

それからしばらくして、少しは真剣に服装のことを考え始めた時、その服が気になりだし、ネットで店舗を調べ、うちからいちばん近いショップへ向かいました。
家にあるいただきものの商品券をかき集めて。^^

そこでクラシカルな雰囲気のワンピースを購入しました。

その時、入学式等に着るならぜひと、店員さんに勧められるままに明るい色のジャケットを何点か試着してみましたが・・・
自分的にピンとこなかったりとか、いいと思えば、お値段が可愛くないとか。
そんなこんなでとりあえず、ワンピだけ連れ帰ってきたのでした。

そもそも商品券はワンピ分しかなかったですし。

その時点では、ジャケットの必要性も感じていなかったような気もするし、自作に挑戦してみようかな、なんていう気持ちも少しばかりあったのかもしれません。

でも、例によって何をするわけでもなくのんびり構えていたところに、大震災。
ジャケットどころではなくなりました。

入学式を二週間後くらいに控えた頃だったかな。
実家の母と別件で電話をしていた時、『なくてもいいと思うけど、あった方がいいかもなー。白っぽい・・・クリーム色みたいなジャケット。』なんて話をしました。

聞き流されて仕方ないくらいの曖昧で漠然とした調子だったと思うのです。
時期も時期だったし、無理を聞いてもらう気もありませんでした。

にもかかわらず、ワンピともピッタリの淡いクリーム色のジャケットが出来上がってきました。
入学式3日前のことでした。

4月8日の入学式に参列。
結論として、ジャケットがあってよかった♪
お母さん、ありがとう!


おまけ。
先月の卒園式の服装。


これ、購入したのは、独身時代。
かれこれ・・・15年くらい前(!!)。

ただ、取り外しできる内襟と袖のカフスは、購入時は白の絹製のパーツでした。
年月を経て変色してしまったので、数年前、母にお願いして同じ形のものを作ってもらい、今はコットンのパーツとなりました。

そんな風に手を加えながら、変わらず今もお気に入りの一着です。
(今は亡き義父母に初めて挨拶に伺った、その日も着てた。)
ただ、その頃に比べると、服にゆとりがなくなりました。^^

あ、それは、服のせいではないですね。


*今回、どちらにもアクセントとなったのがリネンのコサージュ。
 スワロフスキーが揺れているのも素敵。
 1年くらい前に購入した作家さんの作品。
 どんな服にも合うと思っていたので、卒園式と入学式に使おうと大切にしまってありました。