福岡・大牟田『アロマサロンHijiri』 と『 Hijiri+』の日々

~教室と制作活動の記録と日々のあれこれ~

ベンゾイン ~Styrax benzoin ~

2011-02-23 | アロマのいろいろ話
バニラに似たお菓子のように繊細な甘さの香りです

産地によって学術名は Styax benzoin や Strax tonkinensis と
書かれてます。

なんだかイライラして 誰にもかまわないで欲しいようなとき
引きこもっていたいようなときに ほんわりした甘い香りが
気持ちを少しずつ温かくしてくれます

粘度が高いのでボトルからは出しにくく 特に冬場は
固まってしまったり(暖かいところに置いておけばOK
少し扱いにコツは必要ですが 香りの保留材としては
すごく便利な精油のひとつです

古代は悪霊を追い払うすばらしい力のある薬と考えられており
薫蒸と薫香でよく用いられたそうです

癒痕形成作用や傷を癒す作用があるので あかぎれ、傷、しもやけ
乾燥肌、皮膚炎、ニキビ、かゆみなどに最適な精油と言われます

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代表的な作用
鎮静・鎮痛・精神安定・癒傷・利尿・抗菌・声枯れ
去痰・鎮咳 など



ローズ・オットー ~Rosa damascena~

2011-02-23 | アロマのいろいろ話
甘く濃厚でうっとりした香り。『香りの女王』と呼ばれます

本当につらいことに直面してしまったときなど ネガティブな閉じこもった気持ちを
癒し、再び 喜びや愛情を受け入れて育てる力を取り戻してくれます。

オットー(otto)はペルシャ語で「attar(花の精・香水)」という意味
花の女王バラにふさわしい由来ですよね

皮膚の弾力や潤いを取り戻してくれる作用があり、肌の若返り目的の
スキンケアにぴったり。ホルモンバランスを整えてくれるので
月経痛・月経不順・PMS・更年期・めまい・不眠など
女性の一生を通じて幅広く使え便利です

アブソリュートと同様 高価な精油ですが、使用量は
極少量で強く香ります

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代表的な作用
鎮静・抗うつ・多幸・強壮刺激・ホルモン調整・催淫・収れん
抗炎症・皮膚軟化・抗菌・抗ウイルス など

ローズ・アブソリュート ~Rosa centifolia~

2011-02-23 | アロマのいろいろ話
華やかでもっともバラらしい印象の優雅な香り
学名は Rosa damascena と書かれている種類もあります

女性らしさを取り戻してくれ ココロを満たしてくれる香りで
ホルモンバランスを整え子宮を強壮するという力を持ち
心強い味方となってくれます

原料となるケンティフォリア種は「Centifolia(100枚の)」
という名の通り 100枚前後の花弁を持つそうです
ヴィーナスと共に生まれた花とも言われ ボッティチェリの
「ヴィーナスの誕生」にはケンティフォリア種のバラが描かれて
いるのだとか。

大変高価な精油なのですが、香りが強いので 使用するときは
極少量でも十分香りが広がります。
同じローズでも アブソリュートとオットーでは
香りの印象が違うので 比べて好きな香りを選んでみてください

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代表的な作用
鎮静・抗うつ・精神高揚・多幸・ホルモン調整・収れん・皮膚軟化
催淫・緩下・抗炎症 など



ベチバー ~Vetiveria zizanioides~

2011-02-23 | アロマのいろいろ話
奥深いほのかな甘さがありつつ土臭い重厚な香りです

ベチバーという言葉はタミール語で「掘り起こした根」を意味するのですが
その名の通り 原料は イネ科の植物の「根っこ」です。
精油そのものは 粘度が高く 精油のボトルを逆さにしても
なかなか姿を現してくれません
香りの保留材として他の精油とブレンドして使用するのもオススメです

気持ちがなんだかぴりぴりしているとき、感情の起伏が激しくて
おさまりがきかないときなど ココロを沈めて安定させてくれます。
ストレス性のめまいや不眠、軽いうつ状態、精神疲労などに
よいとも言われます。

香りが強く 若干くせもある香りなので 少量の使用で十分です
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代表的な作用
鎮静・抗うつ・抗痙攣・抗貧血・皮膚細胞活性・抗菌
抗ウイルス・抗真菌・免疫強化・防虫など


ローズマリー ~Rosmarinus officinalis~

2011-02-23 | アロマのいろいろ話
すーーーっと鼻に抜けるユーカリに似た爽やかでリフレッシュできる香り。

フランス料理やイタリア料理で肉の臭みをとるために使われることが
多く 耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか

やる気がでない時や だるくて仕方ない時に 心身に刺激を与え
自身ややる気を引き出してくれる 勉強部屋や仕事部屋に向く香りかもしれません。

ローズマリーの精油は 同じ学名の植物でありながら育った土地や気候など
生育条件の違いで含有成分の構成が大きく異なるものが存在し、
『ローズマリー・(なんとか)』と語尾に成分の名前がついたものが
売られています。(『ケモタイプ』と呼ばれます)

ローズマリー・シネオール

初めてローズマリーを購入するなら 比較的穏やかな作用のシネオールタイプが
オススメです 
カタル症状、痰、炎症を伴う風邪の症状や筋肉痛によいとされてます。

ローズマリー・カンファー

つんとシャープな香りが強いです。筋肉への働きかけが主となるタイプで
他の2種に比べるとセルフケアの使用頻度は少なめ。
香りが強すぎると疲れてしまうので少なめで使用しましょう。

ローズマリー・ベルベノン

ベルベノンタイプは価格はやや高くなりますが、肝臓・心臓強壮や
うっ血除去、皮膚組織活性、脂肪溶解などなど 用途が幅広く
便利な精油です。ダイエットしたい人にも使用されます。

ちなみに
ローズマリー(Rosmarinus)という名前、この植物が海岸近くに生え
小さな青い花が まるで海の波が散ったしずくのようであることから
Ros(しずく) marinus(海の)~海のしずく~と
つけられたそうです。
ちょっと素敵な由来ですよね
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代表的な作用
頭脳明晰・抗ウイルス・抗菌・肝臓強壮・消化促進
記憶、集中力強化・抗炎症・去痰 など