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ガラパゴス化から飛躍:小電力無線IEEE802規格開発会議・・・への寄与活動拡充

リスク,弧状列島17/6,気候変動=自然変動+人的変動,環境破壊防止協定加速,環境3R事業加速

2019-05-24 20:36:58 | 連絡
2017.06.08.【赤祖父俊一。米アラスカ大学名誉教授。】。米国が「パリ協定」から離脱した。私=赤祖父俊一=の率直な意見は、「これでやっと地球温暖化、気候変動の問題を学問として研究できるかもしれない」ということである。
 多くの読者は「いまさら何をバカな」と思われるであろう。地球温暖化は現在、確かに進行している。それなのに米国はなぜ、「パリ協定」から離脱したのかと疑問を持つのは当然である。しかし、これを機会になぜこの問題が、「パリ協定」という世界中の多くの国を挙げての協定にまで発展してしまったのかを冷静に考えてみる必要がある。
  地球温暖化を含めた気候変動には、自然変動(人間がコントロールできない)と、人間の活動(炭酸ガス放出)によって起きる人的変動がある。地球は過去からの多くの気候変動を繰り返してきたが、これは自然変動であり、当然、現在でも起きている。
 ●人的変動とばかりは言えぬ温暖化
 それなのに、なぜ現在、温暖化を一方的に人的変動と決めてしまったのか。実際には、現在進行している温暖化については、自然変動と人的変動を正確に確定して区別できないのである。
 現在、気候変動問題で大活躍している人たち(報道も含めて)に、この区別について質問しても、「世界の気候学の権威からなる『気候変動に関する政府間パネル』(IPCC)が人的変動であるとしているから」という答えが返ってくるだけだ。
 しかし、実際には気候学の権威の話でも「計算が合う、または計算で合わせられる」程度のことでしかないようだ。それにもかかわらずIPCCと報道は、この未熟な学問を政治的大問題にしてしまった。
 地球温暖化の影響例として必ず引き合いに出されるのが「北極海の海氷の減少」である。北極点で気温が零度程度になるのは、1年でわずか1カ月ほどである。この現象について、アラスカ大学国際北極圏研究センターは北極圏各国と協力し、多くの砕氷船を使って、15年間研究を続けてきた。その第一報が米科学誌「サイエンス」4月21日号に発表された。
  それによると、北極海には北大西洋の暖流が流入しており、氷を下から融かしている証拠を突き止めたとのことである。
この結果には反論も出るであろう。この問題では、気候学者はまだ結論に達していない。これは1例でしかない。
 ●環境破壊の食い止めこそが重要
 温暖化問題は、まだ世界中が大騒ぎするような問題ではない。1970年代には、「大氷河期」が近いとして、ひと騒ぎがあった。寒冷化の騒ぎもまた起きるであろう。
 私は炭酸ガスの放出量を電力節約などで軽減することに異論はない。気掛かりなのは、現在、環境破壊、大気汚染、漁獲量減少、洪水、砂漠化、異常気象のすべて、その他多くの事が同一に、または混同して論じられていることだ。その結果、「地球を守ろう」のスローガンのもとに、「パリ協定」ができてしまった。
 米国の協定離脱を非難するのも良いが、自然変動を忘れて気候変動を論ずることはできない。科学問題を政治問題にしてはならない。さらに気候変動では適応(自然変動)と緩和(人的変動)は別問題である。この区別を誤れば予算の無駄になる。
  「地球を守る」というなら、不確実なコンピューター予測などを根拠にせず、「パリ協定」の精神を活かして、現実に目の前で起きている環境破壊を最低限に食い止めることだ。その国際協力にこそ全力で取り組むべきではないか。地球は有限である。
https://jinf.jp/feedback/archives/20752
 
 
 

リスク,弧状列島09/M, 寒冷化は悪:中国王朝崩壊,弧状列島食料・エネルギー自給率100%人口4千万人

2019-05-24 18:27:10 | 連絡
09/M/D。地球温暖化の太陽活動原因説。【松田卓也。大阪府。1943->76歳。神戸大学名誉教授)】。太陽黒点はガリレオが発見した。それ以後、黒点の数は詳細 に記録されている。それによると 17世紀にマワンダ一極小期とよばれる、 太陽黒点がほとんど無い時期があった 11,回。それと小氷期とよばれる寒冷 期が一致している。
過去1.1万年前に地球は氷河期から 脱して閑氷期に突入した。今から 5-9千年前は気候最適期とよばれ、現在 より高温であった可能性がある。この時期にはサハラ砂漠に湖があり、 ワニやカパが住んでいた証拠がある。 さらに遡ると、過去数百万年前に地球は氷河期に突入して、十万年前後 続く氷河期と、その間に一万年程度続く関氷期を数十回も繰り返してきた。現在の我々は間氷期の終わり近くにいると考えられる。この数百万年は 氷河期が常態なのであり、間氷期にいるわれわれはきわめて幸せな時期に 住んでいるといえる。そんな高温期であったからこそ、人類は 栄えたのだといえるであろう。 
5億年前から現在に至る温度変化を概観すると、気 温は大きく変動してきた。その問、全地球が凍結するというとてつもない 氷河時代、全球凍結の時代が数度あったとされる。いっぽう過去 5千万 年前の始新世高温期には現在の気温よりはるかに高く、シベリアの平均気 温は 18皮 Cもあり、極地方には氷はなかった。現在の気温上昇など目では ないのである。ではその当時は死の世界であったかというと、まったく逆 で、生命に満ちあふれた時代であった。一酸化炭素も現在の 10倍近くあっ たのではないかと言われている。二酸化炭素の多さと高温は植物にとって 好適なので、植物は繁茂した。するとその植物を食べる生物が繁栄し、さ らにそれらをエサにする肉食動物も繁栄した。生命一般にとっても人類に とっても、 「温暖化は善、寒冷化は悪Jなのである。
人類の歴史をひもとくと、温暖化は善、寒冷化は悪である。中国の王朝 の崩壊は、寒冷化と軌をーにしている。寒冷化すると飢越になり、農民は 食べられなくなり、王朝に対して反乱を起こす。ローマ帝国の崩壊もそうである。中央アジアが特に寒冷化に敏感である。地球が寒冷化すると、ま ず中央アジアで食えなくなり、遊牧民が移動を始める。フン族が西進して ゲノレマンを追いはらい、ゲノレマンはローマに入り込んで、ローマは滅んだ。 蒙古帝国の興隆も寒冷化が原因である。人類の今後の歴史は 2020年あたりが転換点で、資源と食料の減少が顕著 になり、 2035年を経て、 2050年のカタストロフィーIこいたる。温暖化は食 料生産の増加を通じて、その時期を少し遅らせるが、寒冷化は促進する。 化石燃料が枯渇した段階で、日本が維持できる人口は江戸時代と同様な 3 千万人である。西欧先進国では 2020年問題を真剣に見据えて対策を取って いるが、日本は危機感が少ない。少子高齢化対策で人口を増やす政策をと っているが、本来は逆で、いかに穏やかに人口を3~4千万人台に軟着陸させる かである。(注3)。
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/hosizora/astron/astron3/astron3_P13-24.pdf#search='%E5%A4%AA%E9%99%BD%E6%B4%BB%E5%8B%95%E4%B8%8D%E6%B4%BB%E7%99%BA%E6%9C%9F%E3%81%AE%E6%B0%97%E5%80%99+%E5%AF%92%E5%86%B7%E6%9C%9F+%E8%B5%A4%E7%A5%96%E7%88%B6'
(注1)赤祖父 俊一。長野県。1930->88歳,アラスカ大学フェアバンクス校名誉教授。国家基本問題研究所客員研究員。
  • (注2)廣田 勇。北海道。1937->82歳,京都大学名誉教授。J.T.ホートン『大気物理学』会田勝共訳みすず書房 1981
(注3)2016/12/08 。【木本 武宏。大阪府。1971->48歳。タレント。森田朗。兵庫県。1951年―>68歳。国立社会保障・人口問題研究所所長】。西暦600年から2200年までの人口の推移を見ると、平安時代が500万人強、関ヶ原の戦いの時で現在の10分の1の1200万人、江戸時代に3000万人を超えて、明治以降、急激に増えました。2010年まではドカンと上がったわけです。https://toyokeizai.net/articles/-/148363
 
 
 

リスク,弧状列島09/M,温暖化,寒冷化,真相解明,幕張シンポジウム

2019-05-24 17:46:13 | 連絡
09/M/D。地球温暖化の太陽活動原因説。【松田卓也。大阪府。1943->76歳。神戸大学名誉教授)】。近年メディアなどで盛んに話題になっている地球温暖化現象が、人間活 動による二酸化炭素のせいであるとする立場を、正統派とよぶとすると、 それに賛成しない懐疑派や否定派が無視できない程度に存在する。本稿で は地球の気候は、太陽活動と銀河宇宙線によって決まるとするスベンスマ ークの説を紹介する。この立場を彼は宇宙気候学と名付けた。地球史的に は 6千万年ほど前から気温は低下し続けており、現在が特に高温ではない ことを述べる。そして地球温暖化問題の政治的意味についての私見を述べ る。さらに 2008年 5月に幕張メッセで開催された「地球温暖化の真相」と 題するシンポジウムの報告もする。科学者の中にも IPCCの結論に疑問を唱える人々が、無視できない程度 に存在することをご存じであろうか。ここで地球温暖化問題を次の 3点か ら考えてみよう。 (Q1) この 100年程度で地球の平均気温は大幅に上昇しているか。つまり地 球温暖化現象は本当に存在しているか。 (Q2) 地球が近年、温暖化しているとしても、その原因は、人間活動に基づ いて発生した二酸化炭素などの温暖化ガスか? (Q3) 地球が今後 100年程度で数度 C温暖化したとして、それが人類に取っ て有害か? この 3つの質問すべてに対してイエスと答える人々を地球温暖化問題の 肯定派あるいは正統派とよぶことにする。それに対して、この 3つの質問 のいずれかに疑問を呈する人たちを懐疑派左呼ぶことにする。またこの 3 つの質問のいずれかに、完全にノーと答える人たちを否定派とよぶことに する。欧米のネットを調べると、激しい 論争が延々と続いている。懐疑派、否定派が結構多いこと、それも結構著 名な学者にも多いことが分かつた。例えば、後で紹介するのだが、日本の 有力な地球物理学者、宇宙物理学者に懐疑派、否定派がいる。オーロラ研 究で有名なアラスカ大学名誉教授の赤祖父,(注1),とか、日本気象学会の元理事長の廣田,(注2),とか、そうそうたる人物もその中に含まれる。
国際政治ウオッチャーの田中宇(たな かさかい)氏は公刊された情報 から世界政治の裏側を読むというスタンスで毎週、興味あるニュースを配 信している。そのなかで田中氏は場違いとも思える「地球温暖化のエセ科 学」,(注1),というタイトルで、地球温暖化の正統派を批判する記事を書いた (2007 年 2月初日号).調べてみると、田中氏はすでに 10年ほども前から同様 の主張を繰り返している町。田中氏の地球温暖化正統派への疑問は、主とし て西欧の政治的動機への疑問から来ているのだが、その記事の中で私はマ ンのホッケーースティ yタ図とかスペンスマークの理論を始めて知った。
英国のマ ーティン・リースはその著書の中の「いまだに不明な気候要因の変動」と 題した章の中で、中世温暖期にはグリーンランドで農耕が行われ、小氷期 にはテムズ川が凍ったことを例に挙げて、その原因を太陽活動に求めてい る。彼は次のように記しているぺ 『黒点やフレア活動の有無が気候になぜこれほどの影響を与えるのか、 本当のところ誰も知らない。黒点は太陽の磁気活動とフレアに関連してい る。フレアは地球に衝突する高速度の粒子を発生させているが、粒子自体 が選ぶ太陽エネルギ}はごくわずかにすぎない。しかし、大気圏上層部に 「増幅器」のようなものがあり、その作用で粒子が雲量に大きな変化を与 える。
英国王立天文学会の会誌である A&Gに、デンマークの太陽気 候センター所長の H.スベンスマークの解説論文が現れたヘスペンスマー クの説の重要点は次のようなものだ。 太陽活動に伴って作られる太陽表面の磁場が太陽風によって地球に運ば れる。その磁場は、銀河宇宙線を跳ね返す作用がある。銀河宇宙線は地球 大気をイオン化する。イオン化された大気は雲の凝結核を作る。雲が出来 ると太陽光に対する反射能(アノレベド)が増大する。すると気温が低下する。 つまり太陽活動が増加すると、地球近辺の磁場が強くなり、地球に到達する銀河宇宙線が減少し、雲が少なくなり、気温が上昇する。実際 20世紀は 太陽活動が盛んな世紀であった。 

https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/hosizora/astron/astron3/astron3_P13-24.pdf#search='%E5%A4%AA%E9%99%BD%E6%B4%BB%E5%8B%95%E4%B8%8D%E6%B4%BB%E7%99%BA%E6%9C%9F%E3%81%AE%E6%B0%97%E5%80%99+%E5%AF%92%E5%86%B7%E6%9C%9F+%E8%B5%A4%E7%A5%96%E7%88%B6'
(注1)2007年2月20日 。【田中 宇。東京。1961->58歳。有限会社田中ニュース代表取締役】。地球温暖化のエセ科学。http://tanakanews.com/070220warming.htm
 
 
 

リスク,弧状列島10/3,地球磁場の減少->寒冷化,温暖化影響:自然変動>人間活動

2019-05-24 14:50:46 | 連絡
地学 教 育 と科学 運動 63号 (2010年 3 月)。【秋 山 雅 彦。北海 道支部 〒005− 0040 札幌市南区藻岩下 4 − 5 − 5 】太 陽活 動 の 低 下 に と もな っ て ,宇 宙 か らや っ て く る放射線 の 量 は 増 加 して い る .宇 宙 線 と雲 量 と の 相 関 関係 が あ る とす れ ば ,今 後 は 雲量 が 増 加 し, そ れ に と もな っ て 太 陽入 射 量 の 減少 が 生 じ る 可能 性 が あ る .地 球温 暖化に よ る 気温 上 昇 が ス ト ッ プ し始 め た の で は な い か と い う見 解 も 出 さ れ て い る (赤 祖父 2009).今 後 の 気 候変 化 が 注 目 さ れ る と こ ろ で あ る .
宇 宙 線 の 入 射 量 を コ ン トロ ール す る, も う ひ と っ の 要 因 と して 地 球 自身 の 磁 場 の 影 響 も無 視 で き な い . 地 球 磁 場 強度 は 過 去400年 で 16%も 減 少 し て い る (綱 川 2002) と され て い る が , 地 球磁 場 が 弱 くな れ ば ,宇 宙線 の 照 射量 は 増 加 す る こ と が 予 測 さ れ る . そ うな る と,下層 雲 の 増加 を もた ら し気温 の 低 下に 繋が る と予 想 さ れ る . ま た , 地磁 気 が 弱 くな る と, 太 陽風 の 高 エ ネ ル ギ ー粒 子 が 低 高 度 ま で 侵 入 して くる こ と に な り, 成 層 圏 の N2 分 子 が イ オ ン 化 さ れ 窒 素酸 化物が 形成 さ れ る こ と に な る. こ の よ う な メ カ ニ ズ ム を 通 して オ ゾ ン 層 が 減 少す れ ば , 紫外線 に よ る オ ゾ ン 層 の 気 温上 昇 効果 は 絶 た れ る こ と に な る .っ ま り,気 温 降下 のメ カ ニ ズ ム が 更 に 加 わ る こ と に な る . こ の よ う な 可能 性 を 考 え る と,近未 来 に お け る地 球 磁 場 の 減 少 は, 寒 冷 化 を も た らす と い う可能 性 を 否 定 で き な い .赤 祖 父 (2008),(注1), は AD1800 年 頃 か ら 気 温 は 直 線 的 に 上 昇 し,現 在 ま で 継続 して い る こ と は明 らか で あ る と して , こ の よ う な気 温 上 昇 は 白然 変動 に よ る も の で あ る と 結 論 づ け て い る . そ の 勾 配 は O.5℃ /100年 で ,IPCC に よ るCO2 に よ る 温 暖 化 速 度 は 0.6 ° C /100年 で あ る こ と か ら, 自然 変動 に よ る 温 暖化 は 6 分 の 5 を 占 め,人 間 活動 に 起 因 す る そ れ は 僅 か に0.1(0.6-0.5)対0.6= 6 分 の 1 を 占め る に 過 ぎ な い と述 べ て い る .
https://www.jstage.jst.go.jp/article/chitoka/63/0/63_KJ00006203502/_pdf
(注1)。赤祖父 俊一。長野県。1930->88歳,アラスカ大学フェアバンクス校名誉教授。国家基本問題研究所客員研究員。
 
 
 

リスク,弧状列島19/5,平成:二酸化炭素による温暖化終盤,令和:太陽活動低下による寒冷化序盤

2019-05-24 14:16:34 | 連絡
<公助>。<CO2観測衛星補完・補強の太陽・地球磁場観測衛星の継続打ち上げ予算要員措置による太陽活動の低下による寒冷化の検証の加速>。<大気圏気象学の深化加速のための制度設計>。<気象歴史記録分析学の深化推進>。
2019.5.22.【長辻象平、論説委員】。太陽黒点数には、約11年周期(サイクル)で増減を繰り返すという性質があるのだが、問題はその様子をグラフに描いたときの各サイクルの頂点が次第に低くなってきていることだ。現在は、サイクル24の終盤期。2020年ごろから始まる次のサイクル25の規模が気がかりだ。「私たちの研究チームの解析からは、サイクル25での太陽活動は、サイクル24と同程度か、さらに弱くなる可能性が高いという結果が得られています」 名古屋大学宇宙地球環境研究所(名古屋市千種区不老町)の今田晋亮講師(天体プラズマ物理学分野)が教えてくれた。2025年ごろにピークを迎えるサイクル25でも黒点数の回復は望めないのだ。 今田さんらは、太陽表面での磁場の輸送をコンピューターシミュレーションすることなどで次周期の太陽活動度の早期予測を可能にしている。 4月には米海洋大気局(NOAA,NOAA Headquarters in Silver Spring, MD.USA https://www.noaa.gov/about/organization)などの太陽研究グループも同様の予測を表明した。ピーク黒点数の減少で気になるのは、1645年からの70年間と19世紀初頭など、過去の太陽活動不活発期の気候は、いずれも寒冷であったことだ。団塊の世代以上の人なら覚えているはずだが、1960~70年代にも豪雨や気温低下などの異常気象が続き、世界中で地球寒冷化が心配されていた。 1970年ごろにピークを迎えたサイクル20の黒点数は、サイクル19から一気に半減していたのだ。だが、サイクル21で黒点数は復活。それとともに80年代後半には気候に対する危惧も地球温暖化へと一変した。太陽活動の低下による寒冷化と二酸化炭素による温暖化。両者のせめぎ合いが当今の気候のような気がしてならない。黒点の観測が始まった17世紀以降の歴史記録は、地球の寒冷期と黒点減少期の見事な一致を示しているではないか。 平安時代は温暖だったが、そのころ二酸化炭素を排出する産業が活発だったのか。 気温が上昇した20世紀は大気中の二酸化炭素濃度が増加した時代だったが、全般的に太陽活動が活発な時期でもあった。 今のように太陽磁場が弱まると地球に注ぐ宇宙線が増加し、その作用で雲が増えて気温が下がったり、豪雨を促進したりするという研究報告もある。
https://www.sankei.com/column/news/190522/clm1905220004-n1.html