世界標準技術開発フォローアップ市場展開

ガラパゴス化から飛躍:小電力無線IEEE802規格開発会議・・・への寄与活動拡充

自共公助,弧状列島19/5, インド太平洋海路安全保障環境維持=F-35B+強襲揚陸艦+護衛艦

2019-06-02 12:05:17 | 連絡
<共助>。<「強襲揚陸艦+護衛艦+F-35B」という組み合わせは、インド太平洋海路安全保障環境維持に必須の役割>
2019/6/2。【稲葉義泰:軍事ライター。乗りものニュース】。(ア)2019年5月28日(火)、アメリカのトランプ大統領が環太平洋火山帯西弧状列島日本の海上自衛隊横須賀基地に停泊中の護衛艦「かが」に乗艦し、安倍総理と共に日米同盟の強固さを世界に向けてアピールしました。その後、トランプ大統領は、環太平洋火山帯東岸大陸アメリカ海軍横須賀基地にに停泊していたアメリカ海軍の強襲揚陸艦「ワスプ」に乗艦して、アメリカ軍の兵士に向けた演説を行いました。アメリカ海軍の強襲揚陸艦ワスプ」の任務は、敵が占領している地域に海から接近し、航空機や上陸用舟艇によって海兵隊を上陸させるための洋上拠点となることです。そのため「ワスプ」の艦内には、装甲車などを搭載するための大きなスペースや、それらを積み込んで上陸させる3隻の「LCAC(エアクッション型揚陸艇)」を搭載するウェルドック(注水して舟艇を艦内から直接発進させるための艦尾にあるスペース)が備わっています。また、飛行甲板や格納庫には戦闘機やヘリコプターなど約30機の航空機を搭載できるほか、艦を動かすために必要な約1000人の乗員に加えて、約1700人の海兵隊員を乗艦させることもできます。「ワスプ」は近年、アメリカ海軍史上初めてとなることをふたつ実施しています。(1)ひとつは、最新鋭のステルス戦闘機「F-35B」を搭載して前方展開(紛争の発生を未然に抑止する目的で友好国に部隊を配備すること)を行ったことです。 2018年3月、「ワスプ」はアメリカ海軍の艦艇としてはじめてF-35Bをともなっての実任務に就きました。(2)もうひとつの史上初は、「ワスプ」を中心とする部隊が、「攻撃力向上型遠征打撃群(Up-gunned ESG)」と呼ばれるコンセプトをはじめて実証したことです。(3)アメリカ海軍は必要な場所へ海兵隊を上陸させるための態勢として、「ワスプ」のような強襲揚陸艦1隻と、海兵隊の部隊や車両を多数搭載するドック型揚陸艦および輸送艦各1隻の合計3隻からなる「両用即応群(ARG)」を編成します。さらに、この両用即応群に護衛のイージス艦や潜水艦を織り交ぜたものを「遠征打撃群(ESG)」といい、これによりアメリカ海軍は対地、対艦、対空、対潜とあらゆる領域への作戦を1つの部隊により行うことを可能としているのです。(4)「ワスプ」が実証した「攻撃力向上型遠征打撃群」は、アメリカ太平洋艦隊がはじめたコンセプトで、前述の両用即応群にイージス駆逐艦2隻とF-35Bを組み合わせ、攻撃力と生存性向上を図ったものですが、なかでも重要なのがF-35Bの存在です。 F-35Bがあれば、その高いステルス性能を活かし、敵の対空ミサイルやレーダーなどが存在する危険な地域へと侵入してこれらを破壊し、海兵隊を安全に上陸させることができるほか、敵の戦闘機が接近してきた場合でも、高い対空戦闘能力やステルス性能を活かして有利に戦闘を進めることができます。(4.1)また、F-35Bの有用な点はステルス性能だけではありません。機体各部に設置された光学赤外線センサーや機首部の高性能レーダーにより、「F-35B」は数十km先の遠く離れた目標を発見し、それをデータリンクによって後方の味方部隊へ伝達することができるのです。これを使えば、海兵隊を上陸させる前に敵の現状を安全かつ正確に把握したり、あるいは揚陸艦部隊に接近するミサイルなどを早期に発見したりすることが可能で、これらにより作戦の成功と部隊の安全がより確実なものとなるのです。(5)「ワスプ」は2019年末以降に最新鋭強襲揚陸艦「アメリカ」と交代することが予定されていますが、その「アメリカ」も「ワスプ」と同様にF-35Bを運用する能力を備えています。今後「強襲揚陸艦+護衛艦+F-35B」という組み合わせは、インド太平洋海路(日本海、太平洋、東シナ海、南シナ海、フィリッピン海、アラフラ海、マラッカ海峡、ベンガル湾、アラビア海)安全保障環境維持に重要な役割を果たすこととなるでしょう。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190602-00010000-norimono-bus_all&p=1