<共助>。<CASE5千億円投資, e-パレット=ソフトバンク+グラブ+TRI-AD=東京オリパラ2020羽田地区
2019/6/11。【構成/小沢コージ 写真/時事通信社】。
<記者>絶好調のトヨタは、次世代技術のひとつであるCASE(ケース/コネクテッド、自動運転、シェアサービス、電動化)への開発投資を5000億円規模にするそうです。<小沢(神奈川県横浜市。自動車評論家。1966->52歳)> トヨタの次世代技術研究開発費はすべて合わせても年間約1兆円だから、危機感出まくりってことだよ。<記者>なぜCASEに5割も割くんスか?<小沢> その疑問を解く鍵は東京五輪にある。豊田章男社長が「100年に一度の大変革期」と認める今、トヨタはありとあらゆる自動車ハイテク技術に金も開発力も注いでいる。事実、昨年の年始には「モビリティカンパニーになる!」と宣言し、自動運転で稼ぐ次世代EV(電気自動車)プラットフォーム「eパレット」を発表している。<記者>そしてクラウン、カローラをコネクティッドカーに。<小沢> さらにソフトバンク、東南アジア方面では配車大手のグラブと提携。昨年3月には米シリコンバレーのトヨタAI研究所「TRI(トヨタ・リサーチ・インステイテュート)」の東京分室とも言うべき「TRI-AD(アドバンスト・デペロップメント)」を日本橋に設立した。この投資の結果は東京五輪で見られるはず。<小沢> まず羽田地区の特定エリアでeパレットを投入予定。小沢の予想だと開発途中のウンとスピードが出なくて安全なヤツがぶっ込まれる。さらに新開発ピュアEVやトヨタ自慢のFCV(燃料電池車)「MIRAI」やその進化型、あるいはFCVバス、もしかしたらトヨタ開発者が立ち上げたベンチャー企業「カーティベーター」が空飛ぶクルマを出すかも。<記者>つまり東京五輪はトヨタの近未来見本市になると。<小沢> うん。五輪後はトヨタはハード技術をCASEに代表される未来方向へアップデートさせ、同時にソフトビジネスやサービス業界入りも考えている。トヨタの理想はかつてのAppleかもね。<記者>──Appleは今年1月2日に17年ぶりに業績予想を下方修正し、世界の為替市場を揺らしましたけど。<小沢> でも昨年のAppleの利益知ってる? 売り上げは約29兆円でトヨタやVWと同等だけど、利益は7兆7700億円でトヨタの約3倍。営業利益率は26%を叩き出している。要はAppleってソフトから作ってるのがスゴいわけ。ビジネスって仕組みづくりからやってるところが一番儲かるようになっているからさ。https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190611-01090550-playboyz-bus_all&p=3