車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

心機一転!

2019年09月01日 23時43分32秒 | 日記
久々にブログを書きます。

まず、ジャパン・オープンの結果を書かないままでしたので、それをはじめに。

個人戦も団体戦も予選敗退、惨敗に終わりました。

悔しいというよりも、実に情けない結果というか、内容でした。

正直、それで凹んでました。

出来ることが出来ない悔しさ、苛立ち。

記録競技ではなく1対1の対人競技であるが故の難しさ。ある意味、現実。

それを改めて突き付けられた、いや、激しく打ち付けられた、そんな感があります。

でも今回の試合はそれ以上に様々なことを思い知らされたところもあり、またそれをどう乗り越えていくか、自分を貫いていくか、その覚悟の自問自答も繰り返し重ねたりもしました。

結局のところは、自分が頑張るしかない。ひたすらに頑張り続けるしかない。

結果というのは自分一人の力で掴むことが出来ないものだとしても、まず自分が動かなければ何も変わらない。

選挙の一票と同じですね。

フランス革命も同様の流れだったと聞きました。

ことわざにもそのようなものがあったと思います。

まず、自分がやる。

それに尽きます。



この凹んでいた時、支えてくれたものは何か?励ましてくれたものは何か?

実は、自分の正直な想いを言葉にすることはしませんでした。

ですので、完全な自己修正です。

でも、様々な解決の為のヒントは自分の足元に転がっていました。

「幸せは探すものではなく感じるもの」

という言葉を知っていたので、今回もそれを実感することが出来たのでした。



嬉しかったのは、試合を見てくれた会社のみなさんの声。

「正々堂々の、クリーンな健常者卓球のスタイルで良いと思います」という声をいただけたこと。

見る人からすれば「せこい!」と思うような技も、1点を取るための立派な技術です。

でもそれがせこく見えるのもまた事実。

どういう「道」を進むか、日本人としてあらためて決意を固めました。



でも今回は長かった(笑)

好きなバイクに例えれば、思いっきり突っ込んでいったコーナーは先の見えないブラインド・コーナーで、しかも複数の複合コーナー。
クリッピングが分からないからアクセルを開けたくても開けられないし、ベストのラインもつかめない。
しかも、オーバースピード気味に飛び込んだから、外側のエスケープゾーンがどんどん近づいてくる。

じゃぁ、そんな時、どういう風に乗ってた?

そう考えると、あぁそっか、あの時と同じ感じで良いじゃん!と思えたのです。

当時僕が乗っていたのは国内メーカー600ccの逆輸入車、エンジンの中身も国内仕様とは異なるフルパワーのものでした。

ラインもクリッピングも分からず、オーバースピード気味のそんな時、転倒してしまったら元も子もない。だから、そんな時はまず我慢。まずはフロントブレーキを優しく「当てて」、ラインはリアブレーキと体重移動でコントロール。外足でしっかりホールドし、上半身には力を入れない。アクセルはパーシャルを維持して姿勢と駆動をキープ、コーナーの出口が見えてくるまではベストなラインでなくても無難なラインを走って事故を防ぐ。

その時は我慢我慢の走りをしていても、車体のポテンシャルに変わりはない。

ドッカンパワーで立ち上がれば良いし、次のコーナーで詰めていける。

ひとつのコーナーで躓いたって、人生にはもっともっとたくさんのコーナーがあるのだから、失ったものはこれから先で取り返し、最後にチェッカーを受ければそれで良いはず。

人生はスプリントではなく耐久レースなのだから。

なんて、こんなところでも過去の財産が生きてくる(笑)

これが人生なんですね(笑)



ということで、これからもしっかり頑張っていきます。

凹みながらもやってた練習では、自分が課題として上げたことを、偶然にもコーチとの練習であっさりとつかめたり、お盆休みに見た映画の中でつかめたり、案外簡単に時間を追うごとに楽しくなっていったのでした。

最後に、気持ちがマックス凹んでいたその時、ふとした思い付きで、自宅で一人見た映画は「ニュー・シネマ・パラダイス」で、確か大学生の頃に見た時はいまいちそれを楽しめなかった感があったけど、この歳になって見ると、もう涙が止まらない(笑)

それが良かったのかもしれないなぁ(笑)

さぁ、しっかりと自分を磨いていきます。

そして、あいつらを見返してやります!