ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「ミッドナイトスワン」

2021年10月26日 | 日本映画
2020年公開の日本映画の紹介です

監督・脚本は、内田英治。
トランスジェンダーを題材にしているドラマ映画です。
主演・出演は、草彅剛、服部樹咲、田中俊介、上野鈴華、佐藤江梨子、根岸季衣、水川あさみ、真飛聖。


新宿、ニューハーフショークラブ『スイートピー』
女性として生活をしている凪沙は、仲間たちとバレエのドレスに着替えメイクをして舞台に上がって踊ると喝さいを浴びます。
一方、広島に住む高校生の桜田一果は、スナックで酔い潰れる母親・早織を迎えに行きます。
暴言を吐きながらも家のソファでは早織は一果に誤り、その後一果は自傷行為を続けるのでした。
帰宅した凪沙は故郷・広島の母から電話を受けると、低い男性の声で応対します。
すると母は、凪沙の姪にあたる一果の母親が育児放棄し少しの間一果を預かってほしいと話すのです。
女性の姿で迎えに行った凪沙は、一果にさっさと歩くよう促しながら、一果が持っていた男性姿の自分の写真を破り捨てるのでした。
学校に通う事になり、帰りにバレエスクールを覗いた一果は入団し、同じく通う同級生の桑田りんと親しくなりアルバイトを始めます。
凪沙と一果はお互いを避けるように暮らしていますが、ある時一果がアルバイト先で問題を起こし凪沙が呼ばれます。
帰り道、一果は突然自分の腕をかむ自傷行為を始め、凪沙は一果を抱きしめて方言で語りかけるのでした・・

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この映画は日本アカデミー賞で、
「最優秀作品賞」「最優秀主演男優賞/草彅剛」、
「新人俳優賞/服部樹咲」「優秀監督賞」「優秀脚本賞」「優秀撮影賞」「優秀美術賞」などの受賞があります。

他、『毎日映画コンクール』『ブルーリボン賞』『報知映画賞』などでもたくさんの賞を受賞しています。

高い評価がある中、映画に対して一部のLGBT当事者や専門家からの批判もあるようです。
内田英治監督は幾つかのコメントの中で、
「この映画は、LGBT含めさまざまな問題において無知な部分が多い日本においての第一歩。」

一果役は、服部樹咲(はっとり みさき)。
小学生時代に幾つかのバレエコンクールでは上位入賞経験があり、
バレエは継続しながら、女優業に専念しているようです。

凪沙役は、台本を読んだときにすごく泣いてしまったという草彅剛。
「この映画は自分の集大成。でも、どの映画でも言っている気がする(笑)」




お立ち寄りありがとうございます
アカデミー賞受賞時の第一声、
「まじっすか」
は記憶に新しいところです
ドラマはほとんど見ていますが、本当にいつもいつも素晴らしいチャレンジです
コメント (2)
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