ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「ウインド・リバー」Re:

2021年10月27日 | 実話をもとにした映画
※ ブログ開設当初の再アップです

2018年公開の映画の紹介です

監督は、テイラー・シェリダン。
事実に基づくクライム・サスペンス映画です。
主演・出演は、ジェレミー・レナー、エリザベス・オルセン、ジョン・バーンサル。


ワイオミング州、インディアン居留地・ウインド・リバー。
裸足のまま雪の中を走り続ける女性の姿が映し出されます・・・
野生生物局のハンター、コリー・ランバートは、コヨーテを追ううち若い女性の凍死体を発見します。
派遣されたFBIの新人特別捜査官ジェーン・バナーは、殺人かどうかの判断をする為に到着しました。
気温は-30℃にもなる為、コリーは軽装のジェーンに服を貸しスノーモービルにのせて現場まで行きます。
被害者のナタリーはコリーの娘の友人で、死因は肺出血で、他殺ではない事がわかりました。
他殺と断定できない為応援を呼べず、ジェーンは土地勘や人物に詳しいコリーに協力を依頼します。
するとコリーは見落としを指摘し、2人は戻った後のないのスノーモービルの轍を追跡します。
操作が続けられるある日、ジェーンはコリーを訪ね捜査の不甲斐なさを誤ります。
コリーは、3年前の娘の話をジェーンにするのでした・・・

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この映画は、カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で監督賞を受賞しています。

コリー役はジェレミー・レナー。
「ハート・ロッカー」(2010)ではアカデミー賞主演男優賞にノミネート、
「ザ・タウン」(2011)では助演男優賞にノミネートされています。

この映画は、アメリカの先住民“ネイティブアメリカン”の歴史と酷い現実をを取り扱っている事でも、高く評価されているようです。

≪ 付録 “ネイティブアメリカン”の歴史 ≫

アメリカ大陸の先住民族で、最初は豊かな暮らしをしていました。
しかし白人が大陸に渡ってきて、侵略され土地を奪われるようになります。
そして、作物が育たない、この映画のような厳しい環境の土地に住むことになったのです。
今でも白人社会とネイティブ・アメリカン社会は対立したままなんですね。

※『インディアン』はインド人から来ている名称で、
インディアン自身は“ネイティブアメリカン”とは別としているようです。




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