ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「イニシェリン島の精霊」

2023年04月16日 | ドラマ映画
今年1月公開の映画の紹介です

監督は、マーティン・マクドナー。
ブラック・コメディっぽい、ドラマ映画です。
主演・出演は、    コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン、ケリー・コンドン、バリー・コーガン。



(あらすじ)
1923年、アイルランドの孤島・イニシェリン島。
14時になり、パードリックはいつも通りパブで一緒に過ごすため、
年齢差はあるものの親友のコルムを迎えに行きます。
窓からはコルムの姿は見えるものの、返事がなくパードリックは一人でパブに向かいます。
改めてコルムの家を訪ねると留守で、その後パブで姿を見かけたパードリックはコルムに近づきます。
「他のところに座れ」
コルムの言葉に、パードリックはもちろんパブの店主や常連も驚くのです。
しかもパードリックが自分の位置だと主張すると、
コルムは席を立ち外のテーブル席に座りなおしたのでした。
何があったのか問い詰めるパードリックに、
コルムは「お前の事が嫌いになった」と言うのです。
その後もパブでバイオリンを弾きながら他の客と談笑するコルムを見るにつけ、パーリックのイライラは募ります。
数日後コルムは教会の告解の場で、司祭からパードリックからの言葉を聞かされます。
激怒したコルムは、パードリックに言い放ちます。
「お前とのくだらない時間を過ごすのはやめた。
話しかけたら自分の指を切り落とす。」

***************************************************
原題は『Banshees of Inisherin』、
意味は同じです。
「Banshees(バンシー)」はアイルランドの民話に出てくる泣き叫ぶ姿をした妖精のようです。

この映画は、ベネチア国際映画祭で「最優秀脚本賞」、第80回ゴールデングローブ賞で「最優秀作品賞」「最優秀脚本賞」を受賞しています。
アカデミー賞では、「作品賞」「監督賞」「主演男優賞/コリン・ファレル」「助演男優賞/ブレンダン・グリーソン」「助演男優賞/バリー・コーガン」「助演女優賞/ケリー・コンドン」、
「脚本賞」「作曲賞」「編集賞」のノミネートがあります。

イニシェリン島はアイルランド西岸沖に浮かぶ、架空の離島のようです。
イニシュモア島やアラン諸島がロケ地として使われていて、とても素敵な風景です。

あらすじには登場しませんが、パードリックの妹役は、ケリー・コンドン。
「きっと ここが帰る場所」(2012)、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」(2015)シリーズ、「スリー・ビルボード」(2018)、「ドリームランド」(2021)などの出演があります。

≪ バンシー とは ≫

アイルランドおよびスコットランドに伝わる妖精のようです。
人の死を叫び声で予告するとか。
多くのバンシーが、叫び声を上げるのは死者が勇敢な人物か、聖なる人物であった証とかとか。
長い黒髪で、緑色の服に灰色のマントを着た女性の姿のようです。





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2 コメント

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Unknown (Izumi)
2023-04-16 21:08:57
今晩は🌱
この映画は2月始め頃に観てきました、コルムの絶縁特に指の切断は唐突に思え不愉快でしたが、島の閉塞感や妹の内面の葛藤などはそれほど重苦しく感じないで観ました。
寧ろ歳のせいか、ロバや犬や乳牛の純粋な目やドミニクのいじらしい想いが切なかったです。
本土の内戦を茶化するシーンやパードリックがコルムの握手を拒んだシーンなどは、ウクライナ侵攻やその他の争いが終わりがないような、少し暗澹たる思いを抱きました。
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こんばんは (Izumiさんへ)
2023-04-16 22:27:05
早くに観たかった映画です
本土の内戦が背景にあったようですね
アイルランドの立ち位置は、たくさんの映画で観ますが、
理解できないのがもどかしいです
のどかで、動物と暮らす穏やかな土地なのに、
どうしてあんなことに・・と憤りを感じながらみていました
コリン役が気の毒でした
返信する

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