肖像画家の四方山話、よしだあきみつのブログへようこそ!
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内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞受賞!
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2013年第60回全日肖像展(東京都美術館)「文部科学大臣賞」受賞作(部分)
肖像画研究会(肖像画教室)のお知らせ
3密対策に配慮し少人数で実施致しております。
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肖像画展に向けて思うこと
東京都美術館で開催される全日本肖像美術協会主催の公募展も早いもので次回第68回展となります。作家の皆さんすでに意欲的に作品作りに取り組んでおられることと思います。毎年の事ですが、出品された方々には審査結果に一喜一憂されることになります。傾向と対策などという言葉が昔はやっていたような気もしますが、私もそうであったように当然意欲的に意識されている方もおられることでしょう。美術団体特有の評価基準もあるかもしれません。上位賞を目指すのであれば、入賞するための重要なポイントとなることがあります。毎年同じようなテーマで臨まれる方もおられれば、突拍子もなく斬新なテーマで臨まれる方もおられます。高い評価を維持できれば、それはそれで、実力者としての評価が得られるかとも思います。毎回入選どまりといった方、入選自体素晴らしいことですが、出品するからには入賞を目指したいもの。でも、あるヒントをきっかけに飛躍的に注目を集めるといった現象も起こりうるものです。私が主宰する肖像画研究会(肖像画塾)では毎回参加者の中から受賞者を多く輩出致しております。中には油絵は初めてといったで方も、初出品でどうどうと入賞という結果の方もおられます。私なりの傾向と対策も含め、実戦の積み重ねで学んだことをそのままお伝えできていることの表れかと自負致しております。実際の結果が全てとなることからすれば指導方針としては大きくずれていないと思っています。肖像画の審査場面ではどの美術団体でも同じような進行状況かと思われます。審査はほぼ流れ作業に近いもので瞬時に作品の印象で評価されることになります。フェギアスケート競技のように技術点にプラス芸術点といったものが加味されることはありません。それらを含めた作品の全体の出来具合に注目され、印象で評価されます。第一印象ですべての評価結果が出るといっても過言ではないようです。人の心を捉える肖像画の魅力の本髄かと思います。
そこでは、何が重要かと言えば、表現するテーマ、題材だということが言えそうです。楽しい家族のワンシーンや、ピースサインに加え満面の笑みを表現したものやお祝い事、七五三、結婚式等々さまざまです。肖像画の持つ役割の一つとしては大いに歓迎されるものとも言えそうです。しかし、高い評価を得たものが極端に少ないようです。そこで垣間見えるのですが、人間の深層心理が大きくかかわることになるのではと考えます。例えばよくありそうな話かもしれませんが、雨が降っている暗い路地の片隅にニャーニャーかよわい子猫と思われる鳴き声がしたら、おそらく誰でもその場から一瞬動けなることでしょう。ここで表現した”一舜”が重要なヒントとなります。どうしたんだろう?捨てられているのか、迷子になっているのか、雨に濡れている子猫を見れば、このままでは生命に関わるのではと脳裏に浮かぶと思います。次に考えることは、どうしたらいいんだろう。今の自分にできることは何か?通常このような心理が働くのではないでしょうか、普通の人なら。例えは飛躍しているかもしれませんが、審査現場では審査員の気持ちを虜にする題材が必要であることが分かります。当初の制作目的にもよりますが、力強く威圧的な画面よりも、若干ひ弱そうで控えめな画面には無意識に手を差しのべたくなるものではないでしょうか。
作品に着手すれば半年以上の期間向き合うことになります。時間を無駄にしないためにも肖像画研究会では、一番重要なことになるテーマを決める際、題材の検討会を行います。方向性としての例えとなりますが、他人の不幸は甘い蜜の香り?他人の満面笑みな幸せな場面には気持ちがそれほど引き寄せられないもの(審査員は全員他人が前提です)。これらの事から、テーマの物語性としてある種の憂いとか若干悲劇的なものを表現するような場面構成をお勧め致しております。この段階はとても重要なことになります。素晴らしい技術を駆使していても、前述したように審査員の気持ちをくぎ付けにするような一瞬のインパクトがなければなりません。作家の感性次第と言ってしまえばそれまでですが、技術的に多少難があっても入賞を果たしている作品から多くを学ぶことがあります。より多くの方が高い評価を得て入賞していただくことを願うもので、審査員でもある私としての素直な気持ちを書いています。取り組む姿勢や表現は作家として自由な部分ですが、高い評価結果としての”賞”を目的とするのであれば、長期間大きな賞に縁がなく悩んでいる方には、少しでも参考になればと思います。多くの費やす時間や出費を考えれば、一つの効率的に取り組む方法ではないでしょうか。ちなみに、注目のスパーリアリズム路線の某美術館では笑っている表現作品は皆無に等しいようです。
公募展では、本来の肖像画の仕事とは別扱いで取り組む必要があるようです。肖像画の仕事はお客様ありきで進行致します。お客様にご満足いただいてこその仕事となります。四の五の言ってはいられないのです~。
本日も無事一日が終わろうとしていますが、明日の台風が気になりますね。
世間では明日からは外で酒が飲める、酒が飲める,酒が飲めるぞう~みたいなことで緊張感が薄れるのではとやや心配です。しかし、なにより行動の幅が広がることには大賛成ですね。これ以上引き籠っていては精神的にも良くないことは明らかです。いろいろ溜まった分の予定が順次組めそうですね。
額装状態で検証中傘寿のお祝い肖像画(東京都のお客様)
昨日額装致しました。(千葉県のお客様)
額装状態で検証中(広島県の法人様依頼)
鏡面に映る自画像!?程々にほぼ仕上がったようですね~
大手運輸会社会長肖像画(東京都のお客様)
(東京都のお客様)
デヴィ夫人肖像画気品のあるお美しい方で、ご本人と直接お話できたことが何よりですね。
昨日ご承認を頂き、本日発送致しました。下記の心温まるメールを頂きました。ありがとうございます。
いつも大変お世話になっております。
父の太極拳の完成の絵、素晴らしいと思いました。
兄や弟にも見てもらって、歓声が上がっております。
額縁も絵にピッタリの素敵な色でございますね。
お忙しい中、期日も前倒しで仕上げていただき、何とお礼を申し上げて良いやら、、。
完成で承知致しました。
完成した肖像画は、仕事の依頼である以上当然お客様の元へお届けすることになります。肖像画ご依頼の背景にはいろいろな人生ドラマがあります。送り出した後は何とも言えない空虚感はありますが、肖像画を通してお役に立てていることが何よりです。肖像画家としての充実感を味わうことができます~。
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肖像画を描く作業は、当然ですが描かないことには何一つ進まないということでしょうか。誰に頼るわけでもなく、目の前の課題に取り組みながら、あえて迷路に入り込むことになります。描き込むことでしか、次の課題が顔をのぞかせません。ひたすら地道に誘い出すことになりますね。
一連の背景の作業は忍耐力が必要ですね
現在制作中(前参議院議長肖像画の2点目です)
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川崎市からご訪問頂きインタビューを受けている写真です。写真館を運営されているだけに撮り方がお上手です。
過去の作品の制作風景
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(東京都のお客様からのご依頼)
以前ご両親の肖像画をご依頼いただいたお客様から、その後にご依頼いただいたものです。お世話になった外科医の先生への贈物とのことでした。ピアニストであった奥様がお亡くなりになり気落ちされているご主人へ、肖像画という形で残して差し上げようというお気持ちが募り、わたくしにお声をかけていただきました。当初頑なにご遠慮されていたとのことでした。ようやくご厚意に納得され、お忙しい身にもかかわらずアトリエにお越し頂き、資料写真の選定にご協力いただきました。結婚式のお写真の面影をベースに仕上げたものです。その後直接のご依頼者から、大変お喜びだったとのメールをいただいております。肖像画依頼の背景には深い人の想いが込められています。このようなお仕事をさせて頂くことは、肖像画家冥利に尽きるものです。
(広島県の法人様からのご依頼)
岐阜県のお客様
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予定していた参議院での肖像画掲式も延期となっています。
第31代参議院議長肖像画(F50号)2020年2月27日参議院納品済。
< 吉田肖像画塾 >
得意なことに夢中になりましょう!
吉田肖像画塾(肖像画研究会)は少人数制でご指導しており、 全国・都内でも数少ない”肖像画に特化”した研究会です。 将来の肖像画家を目指せるように、実践に沿った指導を心がけています。肖像画にご興味のある方、油絵は初めてという方でも大丈夫です。ご自身で驚くほどの上達をお約束いたします。
貴方の描いた肖像画を東京都美術館に展示しませんか。
肖像画塾のお問い合わせ0120-945-655まで
classe-yoshida 吉田肖像画塾
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