全日本肖像美術協会編集部の先生より資料が送られてきました。今回の第58回全日肖展の参加作品の応募内容が揃ったようです。一覧表が送られてきました。大作を出品する方が増えているようです。気合いが入っていますね~。当日は小作品の部の受付を致します。朝から私の作品の直接搬入もあるので、早い時間から始動する予定でいます。肖像画の上達の近道は、多くの刺激を受ける土俵に身を置くことでしょうか。どんな偉い肩書の先生達も最初は新人から始めています。日本で最大規模の肖像画に特化した公募展です。肖像画家を目指す方にとっては大きな登竜門ですね。
美術館や展覧会で名画に触れることも勉強になりますが、身近な人達の作品には奮起する動機が不思議と自然発生します。全国で百数十名ほどの会員がおられます。言いかえればたったの(少ない)百数十名といっていいのではないでしょうか。全国47都道府県に分散すると一つの県に2,3名という事になります。実際に専門で仕事をこなしている方に至っては更に少数に絞られます。一つの県で肖像画を専門で描く方がおられないという理由で、地方の方から実際肖像画ご依頼のお電話を頂くことが多いのです。肖像画の会への参加は努力次第では職業作家への近道でもありますよ。自己流を通す事もいいのですが、私の肖像画教室では一見カッコイイような”自己流”イコール社交性がないときっぱり申しております。私がお客の立場であれば、よほどの信頼がない限り肖像画のご依頼はできません。自己流という背後には逃げ道が多く用意されているように映るからです。(これは肖像画に限った事ではありませんよね。スポーツでも音楽の世界でも一緒かな。)
肖像画は一目瞭然の世界ですから、自己流を続ける事は他人の評価を直接聞ける機会を少なくすることで、自分の実力や立ち位置や基準を見誤る事になり易いと思います。上手な方の作品に多く触れることでまだまだ未熟と思い知らされ、頑張る事ができます。それでも自己流というのであれば、成長したと自分で思った頃は老けこんでいる事になり兼ねません。これは怖いことです・・・。今年は間に合わない方、来年の全日本肖像美術協会”全日肖展”に是非参加しましよう。多くを学べると思います。
・・・肖像画教室制作風景・・・
「吉田肖像画教室」
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