
26日(月曜日)の肖像画教室を終え、予定していた伊豆へ向かうことになりました。伊豆の伊東に、嫁の実家で所有している別荘があります。久しぶりに訪れることになり、ニャン子も同伴で、猫ベットやら、猫トイレやら、私の絵の道具も含め民族大移動状態でようやく家を出発したのは8時30分過ぎくらい。夜道を安全運転で、目的地に着いたのは11時過ぎとなりました。(上のコンテ画はとうとう別荘にまで持ち込み制作することに。翌々日無事仕上げこちら地元のヤマト運輸で発送することができました。)
下の写真は翌日のものですが、朝からの大雨で目的の一つ用意していたキャンバスを庭に並べジェッソの下地処理をするということが完全に的外れになりました。もうひとつの目的はここ数年地方自治体の敬老の日のお祝い行事の一環として肖像画贈呈があり、結構な数量になるのですが、ほぼボランテイア精神で請け負って制作させて頂いていたのですが、昨年は他業者様がその仕事を請け負われたようで、昨年は正直なところのんびりさせていただく事が出来ました。ただ数量的な問題から、いきなりでは大変な仕事量に追われ、納期は大丈夫かなあなどと心配しておりましたが、頑張ってクリアされたようです。本年度は、またそのお仕事を請け負うことになり、前回同様に市役所の担当課へ出向くことになっていました。
市役所の担当の方や課長とお話をさせて頂き、必要書類や元になるお写真をお預かり致しました。その際に昨年度請け負われた他業者様の肖像画作品のプリントしたものを十数点拝見いたしました。ちょっとびっくりですが、代表の方が描かれているとは思われないような印象を受けました。この仕事は経験した方でないと分からないと思いますが、大変な枚数でご苦労はお有りだったと思います。でも残念に思ったことは贈呈された市民の方からのクレームが多かったとお聞きしたことです。担当の方もお困りになった表情をされていました。私の仕事ではなかったのですが、心が痛む思いをしてその場を後に致しました。
こちらの自治体では肖像画贈呈の行事が数十年続いている歴史あるもので、大半の市民の方も楽しみにされているということです。最初にこの事業の道を開かれた方こそ、現在ある全日本肖像美術協会を発足させた方です。いろいろないきさつがあり、私の場合利潤を度外視した取り組くみをしております。さまざまな想いが駆け巡りました。一点一点ご自宅に大切に飾られ受け継がれていくものですから、ご家族の方のお気持ちを大切にしっかり作成しなければならないことは当然なのですが・・・。市民の方のお声がなによりの評価ですので、この歴史ある肖像画贈呈の行事が違う意味合いの”驚異的技術”で肖像画制作をされたことがもとで廃止になってはならないと危惧致します。


翌27日、市役所にて肖像画の打ち合わせを済ませました。雨の中戻る方向で一路伊東市の別荘に向かう途中。横に見えるのはホテルサンハトヤです。昨夜遅くの伊東市到着で睡眠も充分取れず、市役所の約束時間に合わせ朝早くの出発。午前中からお昼にかけてちょっと寝不足の強行スケジュールです。

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