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日本最大の肖像画家の祭典”全日肖展”にて「内閣総理大臣賞」受賞!
今日は楽しみにしていた花見会も天候の悪さで中止に。ということで、コンテ擦筆肖像画の制作に取り掛かっています。油彩画から周辺の環境を、コンテ画の制作環境にチェンジしたところです。手袋は指紋の油脂をつけない為の工夫。
二日後に開催される、全日本肖像美術協会の役員会議用の資料を制作致しております。今年が60周年記念ということで、ある意味特別な感慨もあります。この機会にこそ、創設当時の精神を思い起こすことも大切ではないでしょうか。常日頃思っていることですが、肖像画家の育成を目的にして発足したものが、昨今某大きな絵画団体の末端団体のような雰囲気の作品が目に付くようになっており、団体の中では数年前の組織改革後、高い評価を得る傾向に。肖像画家とは違った路線を目指している方も、さらに肖像画団体としても軌道修正してほしいものです。美術館に収蔵されるような絵画作品を目指している方は、本来の目指す方向性の団体に勇気を持って公募されればいいと思うのですが。何を躊躇するのか、違う路線でも団体に居ることのメリットがいろいろあるからでしょうか?。いろいろな問題の火種は案外シンプルなところにあるようです。将来100周年を迎えるための基盤づくりは今の役員に課せられた重要事項であり、しっかりした方向性が求められます。健全に世代交代していってもらうためにも、議論を重ねていくことが大切なように思います。
私の主宰する肖像画有志の会では、実践編で写実を軸に指導しています。写実といっても、鉛筆を翳して目測をしながら描いているわけではありません。写真に映った対象をしっかり観察して理解し、画面に描き込む。これはデッサンそのものの作業です。ここの部分を外しては次の段階には行けません。車の教習所で実際にクラッチの扱いやハンドル操作、車庫入れを学ぶようなことと共通しているように思います。基本的なものを習得せず路上に車を走らせることは無謀で危険です。人生には時間的な制約もあります。基本的な部分は素早く端的に習得した方がいいですよね。ここに疑問の余地はないでしょうね。実際の依頼の場合肖像画ではお写真を元にお描きすることが大半です。実際の人物を目前にお描きすることは少ないでしょう。つまり石膏デッサンに時間を費やせる環境にない方でも、車のマニュアル車に対してオートマチック車があるように本来の目的を達成することが出来ます。クラッチ操作の腕前を競うわけではなく、目的地に到達することが車を運転する一般的な目的です。高校時代ラグビー部に籍を置いた時期があります。(その後怪我の為退部、そして美術部へ)、その当時のことですが、運動中は”飲料水”はタブー、練習には”うさぎ跳び”が付きもの、でも今では・・・、まことしやかに常識と言われたものが覆されたり、何が正しい方法なのか?といった事を思い出しました。絵の具の名称や成分を知らなくても表現をしたいという気持ちがあれば絵は描けます。幼稚園児や小学生にクレヨンを与えれば大人では思いつかないような素晴らしい独創的な絵を描くでしょう。年を重ねるといろいろなフイルターがかかって、物事の本質が見えにくくなってしまうのでしょうか。
肖像画有志の会では三十代の方から、上は七十歳近くの方で構成されています。今から絵画教室や予備校で石膏像を前に一年も二年も現在の生活を犠牲にしてまで、デッサンを繰り返す時間を取ろうという方は正直おられないようです。実際の人物をデフォルメしたような似顔絵や漫画を描くならいいかもしれませんが・・・(漫画家の方似顔絵師の方悪意はありません)。肖像画では一、二ミリ目元の位置が違っても似なくなってしまう世界です(つまり仕事にならないのです)。数メートり先の石膏像を寸分たがわない比率で描く自信がおありなら別ですが、そこへ費やす時間より対象物の観察を通して、お描きする方の人間性や生い立ちまでも探るように、深く洞察することの方が意味があるように思います。無機質な石膏を描くより血の通った人間を描く方が遥かに意味があるように思われてなりません。美大や美術系の学校に行かれている方でも石膏デッサンが嫌いな方は多いはず、(私もその一人でした)でも大丈夫自信を持ってください。こんな私もいるのですから。私を踏み台(どんどん踏みつけてください)に肖像画有志の会会員の方がどんどん羽ばたいていってほしいものです。収入を肖像画から得て家族を養い、社会貢献できる作家になって下さい!私はそんな環境づくりのお手伝いが出来ればと、微力ながら頑張っております。
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