2013.07.06(土)
集合地まで1時間半
始発じゃないけど土曜日の早朝は地下鉄ガラガラ
近鉄電車に乗り換える頃には人も増えてきた、でも今日は余裕で座って行ける
大和八木駅からバスに乗り3時間で伊勢自動車道の玉城ICを降りて目的地
トイレの関係で「宮リバーわたらい」に立ち寄り度会町の日向地区へ
日向多目的集会所前で下車、歩きのスタートです
既に11:30を過ぎています
長閑な田園地帯を少し歩いて正伝院に立ち寄り登山道へと向かいます
道中は暗く雲が立ち込めたりしていましたが少し歩いただけで汗が噴き出るほどに気温が上がり
天気の心配はなさそう、むしろ熱中症が心配です
最後の人家を過ぎて林道に入ると直ぐ「牛草山登山口」の赤い表示 11:40
右に舗装道路が続き登り始めるとほんの少しで行き止り
小さく登山口の表示があり杖も用意されています
取り付きは植林の山、いきなりの斜面を登って行きます
七曲りを登り最後の水飲み場 12:05
大きなカブ
この辺りから自然林になってきました
大島桜、ピンクの美しい花が咲くそうな
牛の神じゃなくて山の神?
途中右にに火打ち岩への小さな表示と杣道ほどの細い踏み跡
13:00 岩場の展望所に到着
お昼休憩です
ここまでに既に怪しい生物が蠢くのを目撃した人が多数います
今日は参加者15名女性が多いです
リーダーが日陰の地面で休憩しないように注意します
風が通り抜けてとても気持ちいいので岩の上に腰かけてリュックも甲羅干し
南に見える稜線の頂上の立木が切られて見通せる場所が牛草山山頂のようです
20分も休憩して歩き始めると一人の男性のズボンが真っ赤です
めくるともう出血が止まらなくなっています
そう!です!
リーダーさんは下見に来た時に沢山のヒルに取り付かれて往生したのでと
昼下がりのジョニーを持参してくださり、皆んな入念に足首付近に噴霧してきたのです
が、スパッツをつけずローカットの靴の方々は被害に遭いました
ワタシは偶然、この伊勢のブログ友さんの記事でヒルの生息地であることを知り
その方の繋がりのトレイルウォーカーさんが塩水スプレーが有効と記事に書いておられたので
早速調合の仕方を教えていただき準備してきましたので殆ど全身吹き付け擦り込み備えました
帽子、手袋、首に巻くタオルetc
そのことをお話しすると
それなら理屈から言えばしっかり汗を出せば近寄らないのだね
と言われちゃいました
出血した男性はなかなか止血せずズボンがあちこち血まみれになってしまいました
ティッシュで押さえて傷テープを貼って応急処置
出発です
直ぐに日向浅間山到着
コノハナサクヤヒメ
大日如来様が祀られています
旧ヘリポートでしょうか
伐採された場所からも牛草山方面が良く見えています
急な登りは終えたようで歩きやすい雑木の中を牛草峠の分岐を右に
牛草山に登ってここまで戻ってきます 13:45
牛草山って牛の放牧でもしていたのかしら?
この雑木林はまだ若いから昔はそうだったのかも?
などと話しながら平坦な道を進むと杵と臼が置いてあります(^^;
一変して切通の登りになりました
南勢町さんの案内板は赤くて小さい
分岐を左に落ち葉で滑る急登を一気登れば出ました牛草山山頂550m 14:05
三角点は小さな木の中に埋もれ気味にひっそりと
見覚えのあるふくろうさんの山名板もありました
岩の山頂から南東方向に辛うじて五ケ所湾が認識できました
伐採された西側には遠く北台高の山も望めます、北北西方向に局ケ岳
写真はさっぱり写ってませんーー;
梅雨の晴れ間にこれだけの眺望は良しとして下山です
分岐まで戻ってこれから先は谷コースですので女性の間に男性が入って万一に備えます
この頃は逆の方が心強いけどね~~という言葉もどこからとなく聞こえてきます
初めは源頭の小さな流れでしたがだんだんと沢音が大きくなってきます
谷あいの斜面に樅ノ木は残った!
天然記念物の手作り案内板
炭焼き窯跡が点在しています
登ってきた道にも見られました
足場の悪いガレ場の谷道を下る
今度は霊の木
これはもう気を頂くしかありません
見上げてごらん~~♪
誰ですか、宝くじ当たったら分け前頂戴なんて~下世話なこと
でも、欲しいね~~^^;
あかん!あかん~!
明日に紅顔夕べに白骨・・・・
道草を食ってる場合ではありません!
下っている本谷コースが一番緩やかで長いコースのようです
他にもいろいろ変化に富んだコースもあるようで
向かいに立派な滝が見えてきました
細い谷道を歩きながらの撮影は難しい
どうやら最後の難関
しゃがんで足を伸ばしてと優しくエスコート
全員ドボンすることなく渡りました
渡り切ってふと左の岩場を見上げると今にも落ちてきそう~~
さっさと行きましょう
お昼にヒルに取り付かれた男性、岩場を終えたので安心したのか道にへばって腰を下ろしています
しばらくして林道になり広くなったところで彼の男性
あ~~~また付いた~!!と騒いでいる
今日は彼が皆を代表して出血大サービスしてくれたようだ
車が入れる最終地まで下り、ここからは舗装道路をテクテク沢に沿って歩きます 15:35
県道に合流地点でスパッツを外して一斉点検
バスが待つ場所はまだ少し先
路線バスも行き交う県道を歩いて行きます
前方に素晴らしい岩山も見えます
バスに乗る前に今一度チェック! 16:10
来た時の「宮リバーわたらい」に立ち寄ります
今日のバスハイキングには温泉が付いてません
多目的トイレをお借りして水で体を拭き全部着替えてすっきり
お礼に阿児の青さ海苔を買って帰りましょう
牛草山がヒルのメッカとは誰も知らずに参加されてましたが
皆さん、山好きな方々特段驚くこともなく騒ぐこともなく歩かれていました
ビビッていたのはこのワタシだけ?
塩水スプレーは次回の東海自然歩道歩きの養老公園コースでも持参することにしましょう
帰りの3時間もスムースにバスは飛ばして
そこからまた1時間半電車に揺られて自宅到着
翌日が仕事でなくて助かりました
※ちなみに・・・牛草山は昭和26年ごろまでは牧草地だったようです