2012.07.19(木)
昨日の猛暑日のアスファルト歩きで今までにない疲労感が残ったままの出発
宿の女将さんのお接待のおにぎりの朝食を5:00に済ませ伊予三島を5:30後にする
すでに外はまばゆいくらいの好天気
地元の方も早朝のウオーキングに汗を流しておられ道行く人に
「頑張ってや~」と声をかけられ元気出して行きまっしょい~!!
コピーした遍路地図を片手に
松山自動車道を潜り沿って歩くと遍路道が二手に分かれる
銅山川発電所からの道を進むことにする
住宅地を過ぎて戸川公園に差し掛かりペットボトル2本を自販機で買い足す
登り道になり水分が増えた分リュックが重い~~!!
坂の途中でミニバイクに乗ったオジサンに声をかけられる 6:20
あ、もしかしたら以前読んだ遍路記事のブログに登場した毎日三角寺へお参りする方かもしれない
バイクを止めて親切に道案内をしてくださり
ここから山道で近道がありリュックは運んであげるから水だけ持って行くように言われ
素直に従う
ペットボトル一本だけ持って約束の峠まで登ると待っていてくださった
眼下に紙の街伊予三島・川之江が望まれる
これでこの風景と別れ山中へと入る
オジサンはバイクを置き一緒にお参りしようと言い標高400mほどの平坦な車道を歩くことにした
リュックは8キロあるね、もっと軽くせんとこの先の道がきついよ
なんでか、これ以上軽くならないんです
いろいろと話しながら歩いているとゆっくりな歩きながら65番札所三角寺に到着 7:20
標高470m地点、出発して5km、思ったより楽に到着したのは一緒に歩いてもらったお蔭だ
ただ、時間が予定を少しオーバーしている
オジサンはここ10日奥様の長年の腎臓の病気が悪化して入院され歩いていなかったこと
80歳を越えて自分の体も衰えてきたこと
暫く歩いてなかったが一緒に歩いてもらえて楽しかったと
いえいえ逆に心細い山中でも荷物を運んでもらえて大助かりでしたと
お礼申し飴玉しか持っていないので帰りに召し上がれと手渡し別れる
さて、5月に歩いた友人の話しによればこの先は台風の影響で通行止めがあり迂回したとのことだったが
特に迂回の看板もなく車道をずんずん下って行く
雲ってくれるほうがいいんだけどなぁと贅沢を言いながらテクテクと下る
三角寺から3.5kmくらい下ってきたところに半田ゆらぎ休憩所
写真だけ撮らせて頂き通過
え~!!雲辺寺まで29.0km~~、車の場合だよね、きっと、
だって歩きの地図では長い道を選択しても三角寺から20kmだもの
暑くなってきたなぁ~と弱音を吐き始めると素敵な休憩所
お言葉に甘えて冷蔵庫のお水を頂戴します 8:55
建設会社のご主人様、貴方様もこの暑いのにゴルフですか(^^)
自由帳に記帳して10分くらい休憩させていただく
一人なら充分寝泊りできる畳敷きカーテン張りの部屋が設けてある
野宿さんには願ってもないお休みどころだ
ユーモアたっぷりな休憩所で暫し疲れが癒される
道行くオバサンが雲辺寺さんはあそこのあの鉄塔のあるところだよ
と教えてくださる、が、見ないほうが良かったかも?
今更、弱音を吐いたところで今夜の宿はあの山の向こうへ降りたところだ
行くしかない!!
高知自動車道を潜って暫く下ると別格14番札所常福寺(椿堂)に到着 9:25
汗まみれでお参りを済ませ納経所へ行くと
若いお住職さんの奥様か,
歩きでのお参りの方には納経代はお接待ですと受け取られなかった
逆に冷えてませんがと缶コーヒーまでお接待
なんとありがたいことでしょう
暑い中、お参りご苦労様です、お気をつけてお歩きください
の言葉を背に元気をもらい国道への道を歩く
あ~~あかん~、国道は辛い~
大型車はびゅんびゅん飛ばすしアスファルトの照り返しはきつい
いやや~とへばりそうになったところに助け舟ならぬ休憩所しんきん庵
休もう!
国道192号線沿いでうるさいし集落からも丸見えの高台作りやけど
もう休まないとダメ!や! 10:25
お腹が空いたなぁ
阿呆なことしてコンビニに寄っておにぎりやパンを買うつもりが
女将さんのお接待の朝ごはん平らげて、すっかり忘れてしまった
仕方ないので持ってる行動食とさっき椿堂でお接待してもらった缶コーヒーで治めておきましょう
風が通り抜けて汗も乾き靴下脱いで休ませた足も蘇る
小屋の壁には沢山の色紙が励ましの言葉
これは久万高原から三坂峠への入り口の民宿「桃李庵」のご主人のお師匠さんのお言葉
30分も休んで少し楽になった体で嫌な国道を歩く
さて、この分岐どうする?
三角寺さんまで一緒したオジサンも殆どの人も直進するよう進めた
間違っても左折しないように!と言われたところだ
①ふむふむ、左折の曼陀峠越えは標高差340mの峠を越える道、草木繁茂の道多し
②直進して徳島県池田町佐野を経由し標高400mの峠を越える道
レストランもある
③ゆるやかな上り坂が続き距離が長くなるが生活道路が多い
迷う事無く①を選択 11:10
だって~もう国道歩きは辟易だもん
案の定、道は夏草で覆われている
南無大師様、ニョロさんだけは近づけないでと念じながら足早に上り始めます
ようやく一つの急坂を登り詰めて尾根の四国の道に出ました
山中の尾根道はとっても歩きやすい
ようやく雲辺寺の案内板が出てきました
11:50 三角寺さんからここまで4時間もかかっています
ま、一旦400mを下ってまた登って来たわけですしお参りの時間や休憩を差し引いても
ワタシの足ではこんなもんでしょう
しばらく進むと山中への道と四国の道との分岐
もちろん左へ山登りコース
③番コースも合流してきます
するとこんなところにまだ真新しい自転車が乗り捨ててあります
持ち主はどうしたのでしょう?
流石にこの山中は押しても登れず置いて行ったのでしょうか?
わざわざ車でここまで捨てにきたのでしょうか?
とても歩きやすい登山道みたいな道が雑木の中を続き境目峠に到着 12:15
今までの愛媛県に別れ徳島県と香川県の県境を下って行きます
下りは大好きよ~なんて言いながら車道に出会います 12:30
阿讃縦走路を通ってきてたのですね
曼陀峠は越えたようだと思いながら車道をダラダラと登っていると
旧曼陀峠の案内板が目に入り
あれま、まだまだ登りが続くのね~と思った途端リュックが何故かズシンと重く感じられた
そろそろ徳島の池田町佐野からの②番コースと合流しても良いのだがと登る車道
車なんて一台も通らないよ
人っ子一人歩いてないよ
ここ左側の香川県にも平家落人の集落や寺があるんだ
高知県の山中にもあるくらいだから不思議ではないけれど
それにしても前方に見える鉄塔の山頂気になります
もしかして?
霧雨が降り冬の山越えは厳しいことを思わせる標高660m付近 13:35
ようやく右手から②番コースが合流してあと雲辺寺まで2km余り
それでも標高差260mを登らねばなりません
峠への登り口で手にした1本の枝木を二つに折ってダブルストックにしすがっての同行だ
車道を少しショートカットしてまた車道と合流するあたりで一台の車が後ろから登ってきた
だが車遍路の方も駐車場が随分手前にあるようで歩いてこられる
ホントニホントのヨレヨレで何とか66番札所雲辺寺に到着だ 14:35
所在地は徳島県三好市池田
だが讃岐(香川県)の霊場、涅槃の道場の一番とされている
山門を潜らずに手前の水堂で手水を使い龍の水をゴクゴクと戴く
生き返る~~~!!
納経所の前のベンチにリュックを放り投げて腰を降ろす
やっとやっと到着です
リュックから納経用品を取り出しゆっくりとお参りです
団体さんはロープウェーで10分で麓から上がってこられてますから
足取りも軽く汗ひとつかいてません
とても賑やかです
本堂から大師堂へ
おたのみなすさんに腰かける前に写真撮ってたら横から団体さんが
次から次に記念写真撮りが始まりあきらめてお守りを買いに移動
するとそこにも違う団体さんが押し寄せゆっくり選べず ><
救いは団体さんの若い女性の添乗員さん
皆さんの納経帳や掛け軸に白衣を大黒様の如き袋に担いで
この先お気をつけてがんばって歩いてくださいね
と一言声をかけて下さった
若い人に励まされると嬉しさは倍になる
リュックを放置しているベンチまで戻り時間を見ればもう 15:20
今夜のお宿に電話を入れて下山の仕度
真新しい山門を潜りなおしロープウェー乗り場の案内を横目で見て遍路道へと進みます
立派な銀杏の木はやはり曰くありでした
五百羅漢さんたちに見送られて
阿波の国におさらばです
お宿までの最後の下り
標高差730mほどを一気下りの5km弱の道のり
龍神の水を空になったペットボトル一本に満杯にして
両の手に登りを支えてくれた急拵えの杖(枝木)で下ります 15:35
聞きしに勝る急坂です
伊予三島から歩いてきた腹ペコの足にはかなり堪えます
幾つものベンチを過ぎて左前方眼下に見えてきたのは讃岐平野でしょう
特徴的な溜池が曇り空の逆光に光っています
なかなか次の札所までの距離が縮まらない案内板に
嘘でしょう~
と捨て台詞
鰻伝説?こんな山の中に~
沢の音さえも聞こえないのに~
と不平不満タラタラ~~
あ、やっと車道のガードレールが見えてきた
もう直ぐだ!!
ぬか喜び~
何度も何度もZZZZZZの道が続く~
しかも間隔の広い木の階段
やっと車道に飛び出した!! 16:40
民宿まであと400m、、、、なのに走る元気も無く遍路墓の標示に妙にしんみり
夕陽が射して影が長くなった田んぼの車道をハァハァと言いながら最後の水を飲み干す
あ~~やっと!着きました~~!
今晩のお宿「青空屋」さん 16:50
宿のご主人が庭先で「△△さんですね~、お疲れ様~」と笑顔で出迎えてくださった
手にしていた杖代わりの枝木に
助けてくれてありがとう
と丁重にお礼申してご主人に処分を任せた
宿に入ると女将さんが笑顔で労いの言葉で迎えて下さる
部屋は玄関を入って直ぐの庭に面した1階
助かりました、もう階段など上がる元気はありません、と転がり込む
若いご夫婦での運営です
お風呂入れますからどうぞ~
と差し出された氷入りの水の一杯の美味しいこと
早速、リュックの荷物を掻き出しお風呂へまっしぐら~~
頭から水のシャワーを被りシアワセーと叫ぶ
落ち着いて汗まみれの服一式をお接待の洗濯機をお借りして洗濯
クーラーをつけさせてもらってるので部屋干しにします
ちょっと横になって待つ夕食の時間までに
香川県観音寺市に在住のブロ友さんに無事到着のメールを入れる
明日観音寺駅前で落ち合うことにする
お~腹ペコには待ち遠しかった夕食の時間
他に二人の男性の泊り客があり一緒に夕食を楽しむ
お二人に
ゼェ~ゼェ~言いながら到着してましたね~^^
と笑われた
お二人は車で別格だけを回って今夜はここに2泊目だとか
以前の自転車や歩きの時も利用されているようで宿のご主人とは馴染みの様だ
猪のハンバーグまでペロリと平らげて
早々に部屋に引き上げてダウン
しか~し、なかなか神経が昂ぶり寝付かれない
明日はブロ友さんに会い昼食を一緒にして暫く歩いたら夕方のバスで大阪に戻る予定だ
ほぼ11時間良く歩きましたね~
また、明日ガンバロウ~~~、
2012.07.19(木)の夜は更け行く
昨日の猛暑日のアスファルト歩きで今までにない疲労感が残ったままの出発
宿の女将さんのお接待のおにぎりの朝食を5:00に済ませ伊予三島を5:30後にする
すでに外はまばゆいくらいの好天気
地元の方も早朝のウオーキングに汗を流しておられ道行く人に
「頑張ってや~」と声をかけられ元気出して行きまっしょい~!!
コピーした遍路地図を片手に
松山自動車道を潜り沿って歩くと遍路道が二手に分かれる
銅山川発電所からの道を進むことにする
住宅地を過ぎて戸川公園に差し掛かりペットボトル2本を自販機で買い足す
登り道になり水分が増えた分リュックが重い~~!!
坂の途中でミニバイクに乗ったオジサンに声をかけられる 6:20
あ、もしかしたら以前読んだ遍路記事のブログに登場した毎日三角寺へお参りする方かもしれない
バイクを止めて親切に道案内をしてくださり
ここから山道で近道がありリュックは運んであげるから水だけ持って行くように言われ
素直に従う
ペットボトル一本だけ持って約束の峠まで登ると待っていてくださった
眼下に紙の街伊予三島・川之江が望まれる
これでこの風景と別れ山中へと入る
オジサンはバイクを置き一緒にお参りしようと言い標高400mほどの平坦な車道を歩くことにした
リュックは8キロあるね、もっと軽くせんとこの先の道がきついよ
なんでか、これ以上軽くならないんです
いろいろと話しながら歩いているとゆっくりな歩きながら65番札所三角寺に到着 7:20
標高470m地点、出発して5km、思ったより楽に到着したのは一緒に歩いてもらったお蔭だ
ただ、時間が予定を少しオーバーしている
オジサンはここ10日奥様の長年の腎臓の病気が悪化して入院され歩いていなかったこと
80歳を越えて自分の体も衰えてきたこと
暫く歩いてなかったが一緒に歩いてもらえて楽しかったと
いえいえ逆に心細い山中でも荷物を運んでもらえて大助かりでしたと
お礼申し飴玉しか持っていないので帰りに召し上がれと手渡し別れる
さて、5月に歩いた友人の話しによればこの先は台風の影響で通行止めがあり迂回したとのことだったが
特に迂回の看板もなく車道をずんずん下って行く
雲ってくれるほうがいいんだけどなぁと贅沢を言いながらテクテクと下る
三角寺から3.5kmくらい下ってきたところに半田ゆらぎ休憩所
写真だけ撮らせて頂き通過
え~!!雲辺寺まで29.0km~~、車の場合だよね、きっと、
だって歩きの地図では長い道を選択しても三角寺から20kmだもの
暑くなってきたなぁ~と弱音を吐き始めると素敵な休憩所
お言葉に甘えて冷蔵庫のお水を頂戴します 8:55
建設会社のご主人様、貴方様もこの暑いのにゴルフですか(^^)
自由帳に記帳して10分くらい休憩させていただく
一人なら充分寝泊りできる畳敷きカーテン張りの部屋が設けてある
野宿さんには願ってもないお休みどころだ
ユーモアたっぷりな休憩所で暫し疲れが癒される
道行くオバサンが雲辺寺さんはあそこのあの鉄塔のあるところだよ
と教えてくださる、が、見ないほうが良かったかも?
今更、弱音を吐いたところで今夜の宿はあの山の向こうへ降りたところだ
行くしかない!!
高知自動車道を潜って暫く下ると別格14番札所常福寺(椿堂)に到着 9:25
汗まみれでお参りを済ませ納経所へ行くと
若いお住職さんの奥様か,
歩きでのお参りの方には納経代はお接待ですと受け取られなかった
逆に冷えてませんがと缶コーヒーまでお接待
なんとありがたいことでしょう
暑い中、お参りご苦労様です、お気をつけてお歩きください
の言葉を背に元気をもらい国道への道を歩く
あ~~あかん~、国道は辛い~
大型車はびゅんびゅん飛ばすしアスファルトの照り返しはきつい
いやや~とへばりそうになったところに助け舟ならぬ休憩所しんきん庵
休もう!
国道192号線沿いでうるさいし集落からも丸見えの高台作りやけど
もう休まないとダメ!や! 10:25
お腹が空いたなぁ
阿呆なことしてコンビニに寄っておにぎりやパンを買うつもりが
女将さんのお接待の朝ごはん平らげて、すっかり忘れてしまった
仕方ないので持ってる行動食とさっき椿堂でお接待してもらった缶コーヒーで治めておきましょう
風が通り抜けて汗も乾き靴下脱いで休ませた足も蘇る
小屋の壁には沢山の色紙が励ましの言葉
これは久万高原から三坂峠への入り口の民宿「桃李庵」のご主人のお師匠さんのお言葉
30分も休んで少し楽になった体で嫌な国道を歩く
さて、この分岐どうする?
三角寺さんまで一緒したオジサンも殆どの人も直進するよう進めた
間違っても左折しないように!と言われたところだ
①ふむふむ、左折の曼陀峠越えは標高差340mの峠を越える道、草木繁茂の道多し
②直進して徳島県池田町佐野を経由し標高400mの峠を越える道
レストランもある
③ゆるやかな上り坂が続き距離が長くなるが生活道路が多い
迷う事無く①を選択 11:10
だって~もう国道歩きは辟易だもん
案の定、道は夏草で覆われている
南無大師様、ニョロさんだけは近づけないでと念じながら足早に上り始めます
ようやく一つの急坂を登り詰めて尾根の四国の道に出ました
山中の尾根道はとっても歩きやすい
ようやく雲辺寺の案内板が出てきました
11:50 三角寺さんからここまで4時間もかかっています
ま、一旦400mを下ってまた登って来たわけですしお参りの時間や休憩を差し引いても
ワタシの足ではこんなもんでしょう
しばらく進むと山中への道と四国の道との分岐
もちろん左へ山登りコース
③番コースも合流してきます
するとこんなところにまだ真新しい自転車が乗り捨ててあります
持ち主はどうしたのでしょう?
流石にこの山中は押しても登れず置いて行ったのでしょうか?
わざわざ車でここまで捨てにきたのでしょうか?
とても歩きやすい登山道みたいな道が雑木の中を続き境目峠に到着 12:15
今までの愛媛県に別れ徳島県と香川県の県境を下って行きます
下りは大好きよ~なんて言いながら車道に出会います 12:30
阿讃縦走路を通ってきてたのですね
曼陀峠は越えたようだと思いながら車道をダラダラと登っていると
旧曼陀峠の案内板が目に入り
あれま、まだまだ登りが続くのね~と思った途端リュックが何故かズシンと重く感じられた
そろそろ徳島の池田町佐野からの②番コースと合流しても良いのだがと登る車道
車なんて一台も通らないよ
人っ子一人歩いてないよ
ここ左側の香川県にも平家落人の集落や寺があるんだ
高知県の山中にもあるくらいだから不思議ではないけれど
それにしても前方に見える鉄塔の山頂気になります
もしかして?
霧雨が降り冬の山越えは厳しいことを思わせる標高660m付近 13:35
ようやく右手から②番コースが合流してあと雲辺寺まで2km余り
それでも標高差260mを登らねばなりません
峠への登り口で手にした1本の枝木を二つに折ってダブルストックにしすがっての同行だ
車道を少しショートカットしてまた車道と合流するあたりで一台の車が後ろから登ってきた
だが車遍路の方も駐車場が随分手前にあるようで歩いてこられる
ホントニホントのヨレヨレで何とか66番札所雲辺寺に到着だ 14:35
所在地は徳島県三好市池田
だが讃岐(香川県)の霊場、涅槃の道場の一番とされている
山門を潜らずに手前の水堂で手水を使い龍の水をゴクゴクと戴く
生き返る~~~!!
納経所の前のベンチにリュックを放り投げて腰を降ろす
やっとやっと到着です
リュックから納経用品を取り出しゆっくりとお参りです
団体さんはロープウェーで10分で麓から上がってこられてますから
足取りも軽く汗ひとつかいてません
とても賑やかです
本堂から大師堂へ
おたのみなすさんに腰かける前に写真撮ってたら横から団体さんが
次から次に記念写真撮りが始まりあきらめてお守りを買いに移動
するとそこにも違う団体さんが押し寄せゆっくり選べず ><
救いは団体さんの若い女性の添乗員さん
皆さんの納経帳や掛け軸に白衣を大黒様の如き袋に担いで
この先お気をつけてがんばって歩いてくださいね
と一言声をかけて下さった
若い人に励まされると嬉しさは倍になる
リュックを放置しているベンチまで戻り時間を見ればもう 15:20
今夜のお宿に電話を入れて下山の仕度
真新しい山門を潜りなおしロープウェー乗り場の案内を横目で見て遍路道へと進みます
立派な銀杏の木はやはり曰くありでした
五百羅漢さんたちに見送られて
阿波の国におさらばです
お宿までの最後の下り
標高差730mほどを一気下りの5km弱の道のり
龍神の水を空になったペットボトル一本に満杯にして
両の手に登りを支えてくれた急拵えの杖(枝木)で下ります 15:35
聞きしに勝る急坂です
伊予三島から歩いてきた腹ペコの足にはかなり堪えます
幾つものベンチを過ぎて左前方眼下に見えてきたのは讃岐平野でしょう
特徴的な溜池が曇り空の逆光に光っています
なかなか次の札所までの距離が縮まらない案内板に
嘘でしょう~
と捨て台詞
鰻伝説?こんな山の中に~
沢の音さえも聞こえないのに~
と不平不満タラタラ~~
あ、やっと車道のガードレールが見えてきた
もう直ぐだ!!
ぬか喜び~
何度も何度もZZZZZZの道が続く~
しかも間隔の広い木の階段
やっと車道に飛び出した!! 16:40
民宿まであと400m、、、、なのに走る元気も無く遍路墓の標示に妙にしんみり
夕陽が射して影が長くなった田んぼの車道をハァハァと言いながら最後の水を飲み干す
あ~~やっと!着きました~~!
今晩のお宿「青空屋」さん 16:50
宿のご主人が庭先で「△△さんですね~、お疲れ様~」と笑顔で出迎えてくださった
手にしていた杖代わりの枝木に
助けてくれてありがとう
と丁重にお礼申してご主人に処分を任せた
宿に入ると女将さんが笑顔で労いの言葉で迎えて下さる
部屋は玄関を入って直ぐの庭に面した1階
助かりました、もう階段など上がる元気はありません、と転がり込む
若いご夫婦での運営です
お風呂入れますからどうぞ~
と差し出された氷入りの水の一杯の美味しいこと
早速、リュックの荷物を掻き出しお風呂へまっしぐら~~
頭から水のシャワーを被りシアワセーと叫ぶ
落ち着いて汗まみれの服一式をお接待の洗濯機をお借りして洗濯
クーラーをつけさせてもらってるので部屋干しにします
ちょっと横になって待つ夕食の時間までに
香川県観音寺市に在住のブロ友さんに無事到着のメールを入れる
明日観音寺駅前で落ち合うことにする
お~腹ペコには待ち遠しかった夕食の時間
他に二人の男性の泊り客があり一緒に夕食を楽しむ
お二人に
ゼェ~ゼェ~言いながら到着してましたね~^^
と笑われた
お二人は車で別格だけを回って今夜はここに2泊目だとか
以前の自転車や歩きの時も利用されているようで宿のご主人とは馴染みの様だ
猪のハンバーグまでペロリと平らげて
早々に部屋に引き上げてダウン
しか~し、なかなか神経が昂ぶり寝付かれない
明日はブロ友さんに会い昼食を一緒にして暫く歩いたら夕方のバスで大阪に戻る予定だ
ほぼ11時間良く歩きましたね~
また、明日ガンバロウ~~~、
2012.07.19(木)の夜は更け行く
いやいや御大師様に取り憑いているのか?
すごいとしかいいようがないです
何だか次第に刺激されてきました・・
金曜は西国札所を歩いて巡ることにしました。
勝尾寺まで頑張ってみます(笑!)
ほんまに疲れましたわ~(--;
私もアスファルトを歩くのが嫌で①を歩きました。
椿堂の奥様(?)は品があってお綺麗な記憶があります。
20歳と33歳の時には、アスファルトが今よりずうっと少なかったですからね~ 元気もよかったし…、いくらかよかったかな?
多分これからは、夏は歩かないでしょうね。
一緒に遍路した孫は11日から我が家で妹と二人2週間お預かり。
忙しいので、また大変だな!~
60歳の時には、三角寺から雲辺寺まではスコールのような大雨に振られて、小川のようになった山道をびっこを引きながら登ったな~。
これまでの遍路で一番つらかったな~
そんな時に、行き倒れになった遍路の無縁墓に「出羽」と書いてあった。俺の隣の県だな~と思って余計に不安になったよ。下手するとオレもこの山中でで行き倒れになって「陸奥」なんて墓石が立てられるかも…って思って心細かったな~ (_ _*)o 暑さを頑張ったおタケさんと俺にもナイス☆
おへんろさんにお声をかけてくださる方々にもきっとご利益あるでしょうね。有りがたい事です。
翌日の友さんの面会楽しかったですか?お疲れ様でした。
おタケさんのブログを家内と拝見しながら、来年は
「歩き廻るぞ」と励みにしています。
まさか夏やないと修業にならんとか
厳し過ぎよー
無理をしないように。
本日も残暑がキツイです。
お遍路さんに、暖かいですね、四国の人は。
こんあ暑い時期のアスファルトの道・・・・猫には余計堪えたんでは^^;
やっぱ土のみちの方が良いでしょ~(=^・^=)
翌日はブロ友さん会う事のようで、さぞかし楽しめた事と思います♪
ナイス!