へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

「対等」と言う事

2009年11月07日 04時25分09秒 | Weblog
民主党が日米外交の場で「対等の立場で・・・・」と言うことをよく言うのだが、「対等」とは一体何を言うのであろうか。
辞書で調べると「双方の間に優劣・高下のないこと。双方同等である事。」とあるが、果たして日米の間に「対等」と言う関係が成立するのであろうか。
ここで冷静に考えてみると「対等」と言う事は「言葉としては存在するが、現実の世界では存在しない」と考えるのが妥当だと思うのだが・・・・。
日本とアメリカを比べれば、面積、人口、経済規模、軍事力・・・・と、殆どどれをとっても日本はアメリカにかなわないのが実情で、これでは「対等・・・・」と言う事自体がナンセンスであろう。
この事を今の日本の政治に置き換えるなら、少数野党となった自民党が民主党に「対等な立場で話し合いを」と求めるのと同じ事ではないだろうか。
自らは絶対多数を武器にマニュフェストを実行しようと自民党などの意見を聞こうとしないのに、その一方でアメリカには全く反対の事を要求する。
これを矛盾と言わなければ一体何を矛盾と言えばよいのだろうか・・・・。
アメリカに「対等・・・・」を求めるのであれば、それ以前に「自民党と対等の関係を築く」と言う事が必要だと思うのだが。
始めに自らが手本を示せば相手も考えるであろうが、自ら相反する事をしていては、相手が無視したとしても「文句を言う筋合いは無い」と言う事になってしまうだろう。
このように考えれば「対等は絵に描いた餅」でしかないと思うのだが・・・・。
コメント
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