へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

ブログのお題に関連したことを少しずつ     1

2015年10月08日 03時18分56秒 | ブログのお題に関連すること
ブログのお題に「今の10代が知らないことは?」と言うのがあるが、その範囲を大幅に広げてみた。

なので、30代40代どころか、50代でも知らないであろうことを書いてみよう。

時は昭和29年夏のことで、私はまだ小学6年生の頃のことである。

夏休みで田舎にいったとき、88歳になるおばあちゃんが緊急手術をすることに。

が、医者が言うには「歳が歳なので手術をしても助かるかどうかは保障できないが、手術をしなければ間違いなく死にます」とのことで、急遽手術をすることに。

で、万一の事を考えて、「親族の方たちに連絡をしておいたほうがよいと思う」とも言う。

と言うことで、その連絡役を私がすることに。

が・・・・。

その当時は、東京などの都市部はともかくとして、少し田舎になると、公衆電話どころか、普通の家に固定電話すらまともに無い時代である。

入院する病院には電話はあるものの、それを借りることは出来ない。

仕方なく、少し離れたところにある酒屋に行き、事情を話して電話を借りたのだが・・・・。

この頃の電話にはダイヤルはありません。

それではどうやってかけるのか。

まず、電話機についているハンドルを回し、交換台を呼び出します。

交換手が出たら、相手の電話番号を告げます。

が、回線に余裕が無いので、直ぐにはつながらず、いったん受話器を置きます。

後はただひたすらベルが鳴るのを待つのです。

30分くらい待ったであろうか、やっとベルが鳴って電話がつながる。

話しが終るといったん受話器を置き、改めて交換台を呼び出して、通話料金を聞き、その金額を酒屋さんに払ったのです。


今ではとても信じられないだろうが、電話が普及したのは比較的最近のことなのです。


今は全て自動化されているが、かつては人の手でいちいちつないでいたのだからね。
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