へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

553兆円   追記です

2022年11月18日 05時02分38秒 | 毒舌(皮肉)

国が発行済みの「赤字国債」の総額である。
国債=借金、だと言う事を知らない人がいる。
国民一人当たり、「400万以上」になるのだが、これは国の分だけ。
都道府県、市区町村などが発行している「地方債=借金」は含まれていない。
地方債まで含めると、一体どの位の額になるのであろうか?。
この額が更に増えると言うのである。
地方のために、都市部の税収の一部を地方に振り向ける代わりに、不足分の地方債の発行を国が認めた。
つまり、「足らなければ借金をしろ」と言うのと同じ事である。
国債にしろ地方債にしろ、借金に変わりは無い。
満期が来れば、償還=返済、しなくてはならないのだが、返す充てがあるわけではない。
新たに債券を発行してそれに充てるのである。
「自転車操業」と同じ事なのだが、借金には利息が付き物である。
つまり、毎年の予算の一部は、「利息の支払い」に回さなければいけないのである。
タダでさえ不足している税収の中から、利息として消えてゆくのだから、予算編成は大変な作業になる。
「増税なき財政再建」など、「絵に描いた餅」と同じである。
「無駄を無くせ」と言う声が多いのだが、「無駄を無くす」と言うことも、「諸刃の刃」だと言う事を忘れないで欲しい。
「風が吹けば桶屋が儲かる」と言うのと同じ事で、「風(無駄)が吹かなければ桶や(経済)は儲からない」のである。
「公務員を減らせ」と言うが、減らされた公務員は、失業してしまう。
失業したままでは生活できないので、民間の人の職場を奪うことになる。
職を奪われた民間の人はどうなるのであろうか?。
「ニート」「ワーキングプア」が増えているのは、「公務員減らし」も原因の一部になっているのである。
就職戦線にしても、「東京などの都市部」では、「売り手市場」になっているのだが、「団塊世代の大量退職」などの要因によるもので、「一時的なもの」と考えた方が良いと思う。
「デフレ下の物価上昇」は、「更なる合理化」により「人員削減」が必要になるであろう。
「原油高騰」「サブプライムローン問題」などの「外部要因」に対しては、日本の力は「無力」と言っても良いであろう。
経済発展を求め、「あれもしろ、これもしろ」と言っていると、国債(借金)は、経るどころか「益々増加の一途」をたどるであろう。
国債の発行が「ある限度」を超えてしまうと、夕張市どころではない、「日本と言う国が財政再建団体になる」と言う事に成りかねない。
日本と言う国が財政再建団体になったら、どうなるのであろうか?。
とても想像する事は出来ない。

2007.12.21.

 

追記です。

この記事を書いてからおよそ15年経つが・・・・。

この時点では553兆円だっクニノシャッキンガ、年前からの新型コロナの蔓延も大きく関わっていて、今ではなんと「1250兆円」という巨額の借金に膨れ上がっている。

国民一人当たり「400万円」だったのもが、今では「1000万円」と、2.5倍にも膨れ上がってしまった。

が、これも「0金利政策」なのでこの程度で済むが、金利が上がるとそれがさらに上乗せされる。

新型コロナの蔓延も問題だが、それ以上に問題なのは「1250兆円」という赤字国債の発行額だが・・・・。

今は新型コロナにばかり気がとられていて、赤字国債に関心を持つ人はあまりいない。

さて、借金大国の日本です。

財政破綻はそう遠くない話かも。

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3 コメント

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Unknown (かめ)
2023-10-17 21:28:14
単純なへそ曲がりじじいだね
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もう少し期待していたのになぁ・・・ (へそ曲がりおじさん)
2007-12-22 02:20:08
一体何を期待していたのであろうか?。
国民が期待するから、政府は国民の期待に答えるために「赤字国債」を発行して「帳尻あわせ」をしてきたのである。
しかし、際限なく借金をすることは出来ない。
これからも赤字国債を追加発行し続ければ、国際金融市場における信用が無くなり、国債の引き受け手がなくなってしまう。
国債の引き受け手が無くなれば、最悪のケースとして「債務不履行」と言う事になる。
債務不履行=破産、と言うことである。
日本と言う国が破産したら、どう言う事になるのか・・・・・。
政府が借金を重ねたのは、「経済成長を期待する国民に与える、選挙用のエサ」を作る為で、「経済成長を期待する国民」にも責任が有ると言わざるを得ない。
返信する
Unknown ()
2007-12-21 17:55:25
おじさんは「日本という国が財政再建団体になってしまっては…。」というけれど、“財政再建団体”ならぬ“財政債権団体”だったりして…。大体借金して一時しのぎをしようという考え方から気に入らない。今度の原案を見て見ると薬剤の値段を下げる代わり診療報酬を上げたり、そこここで苦しいつじつま合わせをしている感じで、もう少し期待していたのになぁ…。期待する方が間違っていたようです。これから先どうなる事か…。先の事を考えると気が重い。ドーンと重苦しい雲が覆いかぶさって来るような感じで…。あまりまとまりませんがこのへんで…。
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