へそ曲がりおじさんのひとり言

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消費税(付加価値税という国もあるが)25% 「納税は貯金」と言う考え方

2008年08月27日 20時38分23秒 | Weblog
いったい誰がこの様なことを考えるのだろう?。
実は、北欧の国「スウェーデン」の人たちの考え方だそうである(私も賛成なのだが)。
今朝の朝日新聞の8ページと9ページに書かれていた「国際面」の「北欧に学ぶ」と言う記事の中に書かれている言葉である。
日本では、国税を「酷税」などと揶揄するように、「税金は取られるもの」と言う感覚で捕らえる人が大半なのだが、スウェーデンの人たちは「貯金」と考えている。
日本人の考え方からすると、スウェーデンの人たちの考え方は「異次元の話」「とてもじゃないが理解できない」と言うことになってしまうだろう。
国民の負担率(租税負担と社会保障負担を合計したもの)も、日本は40.1%に対して、スウェーデンは70.7%で、デンマークにいたっては「73.7%」もの高い負担率になっていると言う。
このことをある人に話したところ「そんなに取られたら生きてゆけないじゃない・・・・」と言うのであるが、それでは「北欧の国の人たち」はどのように暮らしているのだろうか?。
かなり前の話になるが、テニスの有名な選手が「あまりにも多額の税負担」に絶えかねて、「税金の安い国に移住」と言うこともあったが、多くの国民にとっては「暮らしやすい国」と捉えられているようである。
「取られると考える」か、「貯金と考える」かは、根本的に「発想」のちがいから出てくるのだろう。
「根本的な発想の違い」とは、過去に何回も書いているのだが、国や地方自治体の組む予算は「すべて税金でまかなわれる」と言うことが「念頭に置かれているか、いないか」の違いだと思うのだが・・・・。
ここで比較のためにアメリカのことを書いてみるが、ハッキリ言うと「日本はアメリカに近い」と言うべきではないだろうか?。
国民負担率は、34.5%(日本は40.1%)、消費税(小売り売上税と言って、州ごとに違うらしいのだが、ニューヨーク市の場合で)8.375%と、日本より高い。
「日本より高い」とは言っても、デンマーク・スウェーデン・ノルウェーの25%、フィンランド22%、ドイツ19%、イギリス17.5%など、ヨーロッパ諸国と比べればはるかに低いだろう。
ヨーロッパ諸国は「税金は沢山取るが、後の面倒も見る」と言うのに対して、アメリカの場合は「税金は少ないが、後の面倒は自分で見ろ」と言う「自己責任の社会」と言う言い方も出来るだろう。
日本がアメリカに近い形になったのも、「黒船以来」アメリカとのつながりが強く、何事においても「アメリカが手本」と言うことが根本的な要因になっているだろう。
アメリカ型とヨーロッパ型を比較した場合、「どちらが良いか?」と言うことになるのだが、少し発想を変えて考えると、「現金で払うか、クレジット(ローン)で払うか」と言う事と似ていないだろうか?。
現金で先に支払ってしまえば、「余分な買い物は出来ないが、後で支払いに苦労もしない」と言うことになるが、クレジット(ローン)など「後払い」の場合は、とかく「余分な買い物をして、後の請求に苦労する」と言うことになりがちで、「納税は貯金」と言うほうが「合理的」だと思うのだが・・・・。
国の歴史や文化や、「国を取り巻く社会環境」と言う問題もあるので、簡単に導入することは困難なのだが、そろそろ「発想を転換する必要がある」と言う時代になっているように感じるのだが・・・・。
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