へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

弱いものいじめ

2008年09月02日 22時24分27秒 | Weblog
いじめと言うと、「教育現場で子供たちがするもの」と思われがちであるが、実は、実社会のほうが「巧妙で陰湿」ないじめがはびこっている。
突然いじめの話が始まって「いったい何のこと?」と思う人もいるだろうが、今回の「福田総理の突然の辞任(政権の放棄?)」と言う事の背景には、「野党どころか、与党仲間の公明党、そして多くの国民」までもが「集団的にいじめた事によるもの」だと私は思っている。
タイトルの「弱いものいじめ」には、「弱い立場にいるもの」も含まれていると言うことを前提に考えてほしい。
「総理大臣が弱い立場?」と考えるかもしれないが、「すべての責任を負わされながら、簡単に逃げ出すことは出来ない」と考えれば理解できるだろう。
私自身の経験から言えば、総理大臣などと言う大役を引き受けたことはないのだが、「難しい状況でのリーダー的立場」を押し付けられたことが何度もあるのだが、私の場合に限らず「リーダーが決まったとたん、ほとんどの事がリーダー任せになる」と言う問題にぶち当たるのである。
「リーダーなんだから何とかしろ」などと、周りの人間の多くが「他人事」のような態度をとるようになり、上手くいっているときは良いのだが、「都合の悪いことになるとそっぽを向く」のである。
「うまく行けば皆の手柄、失敗すれば・・・・」と言うことでは、とてもリーダーなど引き受けられないのだが、表向き「自ら立候補した」と言う経緯を考えると、「それ相応の覚悟」があったのかもしれないが、別な見方をすれば「生まれた時代が悪かった」と言う言い方も出来るだろう。
小泉元総理は「良い時代に総理になった」と言うことで、今の状況で総理になったとしても「同じ轍を踏む」のが関の山ではないだろうか・・・・(当の本人は、そのことがわかっているので顔を出さない?)。
後任に、麻生さんが立候補するような報道が流れているのだが、安部・福田と二代続いた「突然の辞任劇」の「第三幕」と言うことにならなければ良いのだが・・・・。
それ以上に心配なのが「政権を野党に譲って、国民の声を聞け」などと言うばかげた話も流れているが、「とんでもない話」で、現実のものにならなければよいのだが・・・・。
今の国際的な経済情勢(特に日本の)を考えれば、公明党の主張する「選挙対策用の大型減税」など、「所詮は一時しのぎに過ぎない」どころか、後になって「大きな副作用に苦しめられる」と言うことを忘れてはならないだろう。
これは、民主党が政権を担った場合も同じことが言えるだろう。
繰り返して言うようだが、北欧の人たちように「納税は貯金」と言う意識を持ち、その上更に「減税は借金」と言う意識も持たなければならない「大変な時代」になってしまったのである。
「誰がこんな時代にしたのか?」などと考えても無駄であろう。
強いて言うなら、「運命(宿命)」または「巡り合わせ」と言うより仕方ないと思うのだが・・・・。
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2 コメント

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状況が変わらないと言うより (へそ曲がりおじさん)
2008-09-04 03:50:37
悪い方に変わるような気がしてならないのだが・・・・。平和な時代が長く続き過ぎたので、一度地獄を見ないとだめなのかも・・・・。
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確かにおっしゃる通りかもしれません (河原 真)
2008-09-03 22:28:02
一般にリーダーという立場に立たされると、うまくいって当たり前、うまくいかない時には責任を取らされる傾向にあるように思います。これは職場にしろ、他の地区関係の事にしろ変わりません。そして何より始末が悪いのは、結果論でしかものを言わない日本人の体質です。今度誰が総理大臣になっても多分状況は変わらないでしょう。福田総理大臣もお疲れさまでしたとしか言いようがありません。これから国民である私達がしっかり意識改革して、政治にもっと関心を持たないと変われないのでは…。
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