へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

種の多様性

2009年12月09日 03時12分06秒 | Weblog
最近良く耳にする言葉に「種の多様性」と言うものがあるが、これは種に限った事ではなく、物の考え方や食生活、生活様式など、様々な事にも当てはまる事なのだが、「大量生産大量消費」「合理性の追求」「際限のない経済成長を求める心」などによって失われようとしている。
特に日本ではその傾向が強く、「群れたがリ症候群」と言いたくなるほど考え方の多様性を嫌うため、私のようなへそ曲がりな人間は「異端児」と言うレッテルを張られやすく、余程意思(意地?)が強くなくては生きてゆく事が難しいのである。
よく「日本は民主主義国家だ!」と言われているのだが、私に言わせれば「単にアメリカの民主主義の猿真似」に過ぎず、民主党政権になってよりその傾向が強くなってしまったように思うのだが。
その典型的なものが「事業仕分け」で、「始めに廃止ありき」と言う事もあり、担当した議員たちの態度は正に「権力をかさに着るかさ役人」同様の傲慢な態度で、「これが民主主義国家のすること?」と言いたくなってしまう。
民主党の言うところの「無駄を無くす」と言う事自体には反対するつもりなど毛頭ないのだが,現代社会の発展は「無駄によって成り立っている」と言う事を理解する必要があるだろう。
私が考える無駄と、民主党が考える無駄には大きな隔たりがあるようだが、これも考えようによっては「考え方の多様性」と言う事にもなるのだが、事業仕分けの時のような「問答無用」と言う態度では「多様性以前の問題」と言わざるを得ないだろう。
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