
年を取るごとに、あっという間に月日がながれる。
老いた今は 瞬(またたき)きをするがごとくに早いのは 何故なのでしょう?

「時間を長くする方法」を精神科医なかざわ・まさおさんの説の一部を要約紹介します。
「誰でも2つの時間を使って生きています。1つは物理的時間、赤ちゃんも老人も一日24時間。
もう1つは、「その人の時間」「自分の時間」です。この時間は変えることが可能なのです。
車で人をはねた時、被害者はスローモーションのようにゆっくり落ちてゆくように見えるといいいます。つまり、自分の頭の中が興奮・緊張すると、自分の体内時計が早く動きすぎて、物理的時間さえ何倍にも長く感じられる。実際は、ほんの一瞬で墜落しているのです。
また、海外旅行で、見るもの、聞くもの珍しく、いつもの一日より、はるかに長く感じるでしょう。
子供の頃の日々が長かったのも、何を見ても、何をしても、新鮮で感動を伴っていたからではないでしょうか・・・。
「時間を長くする方法」とは、物理的単位時間、24時間の間に、どれだけ感動する出来事(その結果、長く記憶に留まっているような出来事)を詰め込めるか、なのです。感動と記憶が増えれば、それだけ時間は長くなります。
年をとると、そんな感動と記憶の日々が少なくなるから、あっという間に月日が経つと感じるのでしょう。
だが、毎日、忙しく働いているだけではダメです。「毎日毎日飛ぶようだ」というのは、昨今は現役・中年のセリフでもあります。毎日いくら働いてもワンパターン化していて、仕事や生活に感動やハプニングが無ければ「あっという間」になることに変わりはないのです。
「時間を長くする方法」すはわち「一定時間の中に感動と緊張を数多く入れ込む」ということが、老人にできるでしょうか。 疾風迅雷のような生活をしたのでは身がもたないでしょう。
生半可な趣味ぐらいでは「日々の感動」は来ないかもしれない・・・
働いていようがいまいが、趣味や地域の世話役であろうが、いつも目を外に向け,絶えず好奇心を燃やし、「感じたら」気楽に動くスタンスが最小限必要でしょう。
動いてみれば、また次の「好奇心」や「感動」に遭遇する。忙しくなりますが 一日一日 が長くなること請け合いです」・・・・・・と
(ン~ 私も よく動く を モットーの1つにして 毎日を生きています。 が、 光陰 ロケットのごとく 感じています。)