0801 東電元幹部、再捜査へ
東電元幹部、再捜査へ 原発事故で検察審「起訴相当」 中日新聞トップ記事、見出しである。20140801
リードには、東京電力福島第一原発事故を招いたとして業務上過失致死傷容疑などで告訴・告発され、東京地検が不起訴とした勝俣恒久元会長ら三人について、東京第五検察審査会は三十一日、「過去の大地震の経験から想定外の事態が起こり得ると認識していたのに、危機管理が不十分だった」などとして起訴相当と議決したことを公表した、とある。
その左側の見出しに、生活保護下げ 国を提訴 愛知の受給者ら「違憲」 とある。20140801
記事には、国が昨年決めた生活保護の基準引き下げは生存権を保障する憲法二五条に違反し、甚大な精神的苦痛を受けたとして、愛知県内に住む二十~八十代の受給者十六人が三十一日、国を相手に一人当たり一万円の慰謝料支払いを求める集団訴訟を名古屋地裁に起こした、とある。
中段見出しに、丸い交差点ラウンドアバウト 停電の混乱無縁 防災に強み 9月施行の改正道交法に位置付け とある。 20140801
記事には、改正道交法施行後、正式にラウンドアバウトとして認められる可能性のある愛知県豊田市の環状型交差点=本社ヘリ「おおづる」から 欧州などで普及する信号機のない環状交差点、ラウンドアバウトが日本で誕生する、とある。
中日春秋
2014年8月1日
作業現場で大切なのは、KYだそうだ。「空気が読めない」「空気を読め」の略ではなく、「危険予知」の略語だ
四十年前に鉄鋼メーカーが使い始め、労災を防ぐ合言葉としてさまざまな現場に広まったという。作業に入る前に潜む危険を洗い出し、皆で共有して対策をとる。それがKY。こんな標語もある。<KYで 見えぬ危険が見えてくる!>
汚染との苦闘が続く福島第一原発でも、作業員にKYの徹底を呼び掛けるポスターが掲げられているそうだが、東京電力経営陣のKYは、どうであったのか
検察審査会は、未曽有の原発事故をめぐり、検察が東電元幹部らを不起訴にしたのは不当だと決めた。大津波が襲来すれば炉心損傷を招く危険があることを予(あらかじ)め知っていたのに、対策をとらなかった。責任を裁判で問うべきだ-との判断である
検審の議決書は指摘する。「安全に対するリスクが示されても、単なる数値と見るだけで、実際には発生しないだろう、原発は大丈夫だろうというような曖昧模糊(あいまいもこ)とした雰囲気が存在していたのではないか」「安全神話の中にいたからということで、責任を免れることはできない」
危険予知のKYではなく、原子力ムラの中の「とにかく安全神話は守らねば」という空気を読むKY。東電幹部が胸中に掲げていた標語は、<KYで 見える危険も見えぬふり!>だったのか。
東電元幹部、再捜査へ 原発事故で検察審「起訴相当」 中日新聞トップ記事、見出しである。20140801
リードには、東京電力福島第一原発事故を招いたとして業務上過失致死傷容疑などで告訴・告発され、東京地検が不起訴とした勝俣恒久元会長ら三人について、東京第五検察審査会は三十一日、「過去の大地震の経験から想定外の事態が起こり得ると認識していたのに、危機管理が不十分だった」などとして起訴相当と議決したことを公表した、とある。
その左側の見出しに、生活保護下げ 国を提訴 愛知の受給者ら「違憲」 とある。20140801
記事には、国が昨年決めた生活保護の基準引き下げは生存権を保障する憲法二五条に違反し、甚大な精神的苦痛を受けたとして、愛知県内に住む二十~八十代の受給者十六人が三十一日、国を相手に一人当たり一万円の慰謝料支払いを求める集団訴訟を名古屋地裁に起こした、とある。
中段見出しに、丸い交差点ラウンドアバウト 停電の混乱無縁 防災に強み 9月施行の改正道交法に位置付け とある。 20140801
記事には、改正道交法施行後、正式にラウンドアバウトとして認められる可能性のある愛知県豊田市の環状型交差点=本社ヘリ「おおづる」から 欧州などで普及する信号機のない環状交差点、ラウンドアバウトが日本で誕生する、とある。
中日春秋
2014年8月1日
作業現場で大切なのは、KYだそうだ。「空気が読めない」「空気を読め」の略ではなく、「危険予知」の略語だ
四十年前に鉄鋼メーカーが使い始め、労災を防ぐ合言葉としてさまざまな現場に広まったという。作業に入る前に潜む危険を洗い出し、皆で共有して対策をとる。それがKY。こんな標語もある。<KYで 見えぬ危険が見えてくる!>
汚染との苦闘が続く福島第一原発でも、作業員にKYの徹底を呼び掛けるポスターが掲げられているそうだが、東京電力経営陣のKYは、どうであったのか
検察審査会は、未曽有の原発事故をめぐり、検察が東電元幹部らを不起訴にしたのは不当だと決めた。大津波が襲来すれば炉心損傷を招く危険があることを予(あらかじ)め知っていたのに、対策をとらなかった。責任を裁判で問うべきだ-との判断である
検審の議決書は指摘する。「安全に対するリスクが示されても、単なる数値と見るだけで、実際には発生しないだろう、原発は大丈夫だろうというような曖昧模糊(あいまいもこ)とした雰囲気が存在していたのではないか」「安全神話の中にいたからということで、責任を免れることはできない」
危険予知のKYではなく、原子力ムラの中の「とにかく安全神話は守らねば」という空気を読むKY。東電幹部が胸中に掲げていた標語は、<KYで 見える危険も見えぬふり!>だったのか。