現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

日本語論50 岐路に見るべきは

2018-06-30 | 現代日本語百科
日本語論は言語現象にある日本語の個別の論議である。日本語を言語にとらえる論は学説として見るか学的体系また大系の議論である。その組織か、大系における全体を見るか、日本語学としての要求となる。日本語研究にはそれを要求するものがあるとして、日本語の研究はその名称から国語の伝統を超えようとするものであろうから、日本語論を基に展開される。1994年から2018年に至る4半世紀には日本語論の議論になにを見てきたであろうか。2004年にパラダイムチェンジがあったとする見方は、それから10数年の動きにあること、平たく言えば学問の流行は何であったか、ということである。日本語の研究は国語の伝統を凌駕する成果を得たであろうか。モダリティー論が起こした功罪は検証の時期に来ている。 . . . 本文を読む

日本語論49 学的流行

2018-06-29 | 現代日本語百科
日本語論にとっての平成のできごとを見ると、文法論と、語彙研究の分野でトピックがたつ。前者については、モダリティー論が日本語学でさかんに行われた時である。後者については、国語語彙史の研究第一集、1980年5月17日発行、この第5集の時ぐらいに、国語語彙の、語義変化と意味関係 前田富祺 が、示されて、研究会の成果には、この論集の継続に顕著である。その一方で、日本国語大辞典第2版、語誌の項目に現れている。 . . . 本文を読む

ひりひりしてしまう、相手陣地に攻めないのは

2018-06-29 | ニューストピック
ひりひりする時間が経過する。青と白では見た目にも勢いがちがう。1点を取られてますますパス回しにボールのキープが違ってくる。いま、長谷部選手が交代で入った。作戦通りなのだろうけれど、采配がこの試合でどう現れたか。日本からのシュートが相手陣地に出ない。ボール回しで5分近くも動かない。チームプレーの指令が回っていかないように見える。ボールをキープして長いパス回しで、じわりじわりと自陣内に押されてくる。ハーフラインから相手ゴールが遠くなる。 . . . 本文を読む

日本語論48 日本語学10年、前後

2018-06-28 | 現代日本語百科
雑誌、日本語論の創刊は前後10年して画期にあったと、そのことを日本語学10年でとらえる。タイトルでは、なにも日本語学を事始めにする、いつからであったとするかを解決するものではない。1982年11月に明治書院が創刊号を出して、1993年11月に日本語論が創刊をしている。そして2005年、日本語の研究が、国語学改め通巻を以て継続するが、日本語学会に、日本語と銘打って冊子名に採った。日本語学10年、前後の20年をとらえる。日本語論創刊をはさみ、1983年から2003年ということになる。 . . . 本文を読む

日本語論47 国語から日本語へ

2018-06-27 | 現代日本語百科
国語から日本語へと、その緩やかな変化は平成時代の出来事であった。画期となる国語の学界名称を日本語学へと変えたのは、国語学会から日本語学会へ、2005年発行日付をもって、日本語の研究となった。平成の半ばに変化を作ったと歴史事実には時日を記録することになる。それを10年少しさかのぼる、日本語論の、雑誌刊行はその名称を冠してのさきがけでもある。実は、国語教育と日本語教育をうたって、日本語学が1982年に出版社によって刊行されていた。平成になる前の、1982年であるから、日本語学という、その揺籃期には日本語の教育動向を見逃すことはできない。日本語言語研究を、日本語自らに切り拓いたのは、日本語教育である。平成のデキゴトロジーはまさに国語が日本語になる時代であったと、この雑誌の特集号の編まれた1994年に合わせてみてよい。しかし、その雑誌の果たした役割は、ちょうど2004年までの時期に日本語の呼称をすることの啓蒙をみることであり、それを見ることは限られてしまっている。出版社にも、2011年1月号バックナンバーまでは、そうであろうが、在庫がない。 ※2007年1月号~のバックナンバー . . . 本文を読む

ブログ開設2000日5622

2018-06-27 | ほんとうのところは
2000日の記録である。年にして6年半ば近くになるか。2013年からgooブログにそれこそ、ログがある。その数はおよそ5600を超えて、書き綴っている。アクセス解析で、日毎に200から400になる訪問があり、ページについては700から1500ぐらい、一日あたりである。これはまた、閲覧数の合計は14,886PV、訪問者数の合計は4,228IP ということのようであるが、およそ200万あるこのサイトで、3000から4000番台にある。ひところ2000番台を超えて驚いたことがあるが、広告を掲載しない契約で、これほどに訪問をいただくのはありがたいことである。ただタブレットのほうに行けば、PCにはない広告が出てくるので、複雑な思いがある。カテゴリーに分けてはいるが、あまり役立たないので、恐縮そのもの、現代日本語についても、日記ベースになると、弁解なく、申し訳ありません… このタイトルはほかにはないので、愛用をしてきています…… . . . 本文を読む

日本語論46 関東ベイ

2018-06-26 | 現代日本語百科
連載記事に、江戸ことばと古川柳の面白い一文がある。古川柳研究会、佐藤要人、リレー連載第5回。江戸ことばを、江戸方言から書く。関東弁である。市ヶ谷を、いちがえ、熊谷直実は、くまがえなおざね、露月町は、ろうげつちよう、千住は、せんじ、大工は、でえく、大根は、でえこ、牛蒡は、ごんぼう というふうに、訛りを上げて、関東べい、かんとべー を紹介して、以下に、つがもねえ、おきあがれ、だいや、ずぶしち、でいてい、ちょうずぐみ、てんどうまる などを、古川柳の解説に、夕立チに天童丸はことわりや、と、述べる。屋根のない船での髪結い床は夕立にあって営業おことわりというわけである。どれも聞いただけで分かるような語句ではないが、おきやがれ というのは、なぜかしら、知っている。東京方言は山の手と下町に分かれると説明すると、下町に江戸言葉がのこる。発音が訛っている木場、港沿いにとらえるが、それが浅草弁との呼称を持つ。 . . . 本文を読む

日本語論45 MTS&H

2018-06-25 | 現代日本語百科
明治、大正、昭和の世代をローマ字略号でM、T、Sのように並べる、それが大正生まれの、大正時代の世代は軍国と戦争世代となるから、大正天皇の在位によって、短いという意識を持つ時代になるが、じつは昭和前半までの重要な時期でもある。明治から昭和前半までを約70年、一区切りにしている。大日本帝国である。すると、日本国となる昭和後半のおよそ40年と平成の世代に30年として、70年の時代となる。元号が加わって、その時代をとらえることをするのは、日本の世代意識にもなる。言葉は世につれ、このもじりは、歌は世につれ、世は歌につれ、であるから、世は言葉につれ、どうなるか。SH&K にはならないが、この世代語を見ると、平成になっての元年の記事が検索でヒットして、それよりほかにはない。流行語の賞が年ごとにあるから、編集するとよい。 . . . 本文を読む

生きる

2018-06-24 | 日記
七十三年前、 私の愛する島が、死の島と化したあの日。 小鳥のさえずりは、恐怖の悲鳴と変わった。 優しく響く三線は、爆撃の轟に消えた。 青く広がる大空は、鉄の雨に見えなくなった。 草の匂いは死臭で濁り、 光り輝いていた海の水面は、 戦艦で埋め尽くされた。 火炎放射器から吹き出す炎、幼子の泣き声、 燃えつくされた民家、火薬の匂い。 着弾に揺れる大地。血に染まった海。 魑魅魍魎の如く、姿を変えた . . . 本文を読む