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日本語の発音について その6

2013-04-08 | 現代日本語百科2025
日本語の母音について  

日本語は美しい言語だと言われる。何が美しいのか。
耳にして聞こえて美しいというのである。
それは母音の響きが声としてきこえるからであろう。

メロディの音階を母音の響きで歌うことができる。

その母音とは長くも短くもなる長さを持つが、日本語音節では短母音の長さをとらえている。
どれくらいの長さかと、子音母音と組み合わせる音の長さを機械分析した研究者がいた。

その長さは、子音か、母音か、どちらが長いものだったか。
結果は子音であった。
短母音はそれほどに短いのであるが、日本語発音で、あ段を言うときは、それほどに短い発音だとは意識しないだろう。


日本語の母音は5母音である。短母音としてモーラの単位を作る。狭口のi、e、広口のa、円唇化してo、非円唇のuである。周知のように、英語8母音、スペイン語7母音の数に比べて少ない。なお、アラビア語は3母音と言われる。英語の基本母音は16母音を数える。

日本語は母音が連なる言葉があるので一つ一つを発音することで、重母音を作らない。あい、いえ、うえ、うお、愛、家、上、魚など。あおい、おおい、青い、多い、など。したがって、二重母音がない。長音については、長音化する現象がある。う段のオ、い段のエである。したがって、長母音はない。また、鼻母音がない。

日本語母音は古代に8母音また6母音を数える学説がある。

8母音説は国語学者による。i、e、oのそれぞれが2種類の発音があったとする。
万葉集、古事記の歌謡などに、文字の使い分けから、一説に、中舌母音を当てる。
その根拠は上代特殊仮名遣いとする説明があり、a、i、i、u、u、e、e、oとなるが、実際は、キヒミケヘメコソトノヨロ、古事記のモ、その13音に、それぞれ文字づかいがあり発音の区別があったと帰納されるので、母音が8音であったとする。

古代の後半すなわち平安朝にはこの区別が表記上失われて、色葉のように47字に発音され、8母音説は、5母音になっている。
6母音説は言語学者による。iの音に2種類があり、それがほかの母音に影響するとする。

東京が江戸であった頃の城下町、それを山の手方言とし、東京浅草の下町方言に対して、日本語の標準発音とする考え方があった。その標準発音は、いまは共通語の発音として東京方言とする。

日本語発音の説明は母音子音、アクセントなど東京方言による。日本語母音の特徴にあげる母音の無声化を起こす現象や、非円唇ではない、平唇のuとすることなどである。


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