金魚日和

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ROCKS

2012年05月16日 | 音楽

Nikon D90 + AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G


『J-POP』という括りさえなく、
“ニホンゴで歌われる曲は全て格好悪い”と洗脳されていた洋楽世代だ。

常にMTVで流れているようなヒット曲から、
UKインディーチャートに1度しか名前が載らなかったようなバンド、
果てはブルガリアの国立合唱団まで、20代当時に聴いていた音楽のほとんどが洋楽だった。

※もちろん歌詞など理解しておりません

そんな状況でも、当然頑張っていた“ニホンゴノバンド”もいたわけで、
そのようなバンドを知るにしたがい、ポツりポツりと邦楽も聴くようになった。

で、ドストライクというか“デッドボール直撃!”みたいな衝撃を受けたのが初期のエレカシ~エレファントカシマシ
4枚目のアルバム『生活』までは本当に良く聴き、ライブにも何度か通った。

あれほどまでに音楽/歌詞/世界観にシンパシーを感じたのは後にも先にもあの年代のエレカシだけだ。
ナイーブな不良少年が尾崎に、バンド少年がBOOWYに、センチメンタル2級が浜省にハマったように、
頭でっかちで傲慢で小心者だった自分はエレカシにハマりまくった。


が、時間の経過という成長だか退化だかナンダカワカラナイモノとともにメンタルは変わって行く。

エレカシを必要としなくなっていたある日、具体的には2002年の夏、
テレビでのほほ~んと『私立探偵濱マイク』を見ていると、
劇中でやたら格好良い演奏をするバンドが映し出された。

そのバンドこそが向井秀徳氏率いる『NUMBER GIRL~ナンバーガール』で、
なんつーか、エレカシとは違う意味の衝撃を受けた。
知能指数32的な表現をすれば、「オルタナ/グランジってニホンゴでも出来るんだっ!」、か。


残念な事にその映像が流れた頃には解散することが決まっていたナンバガは当然解散、
その後『ZAZEN BOYS~ザゼン・ボーイズ』を結成し、
ソロプロジェクトなども平行しながら活動している向井氏の動向はそれなりにフォローしているつもりだった。

…が、ごめんなさい。   って誰に?

数日前、椎名appleさんの映像をyoutubeっていた時に『関連動画』の中から見つけたんですが、
こんなプロジェクト(LEO今井氏とのコラボレーション)は全く知りませんでした:『KIMONOS~キモノズ』。
…なんだかメチャメチャ格好良い/腑に落ちる音なんですけど。

Soundtrack To Murder/KIMONOS


知能指数28的な表現をすれば、
「自分みたいな音楽の変遷をしてきた人には解り易過ぎる程ワカリヤスイ位、鳴らすべき音が鳴っている音楽」、である。


結論:最近気付いただけで、作品自体は2年近く前のモノでした(・_・)