【その193分後】
Nikon D90 +AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
少し遅めの朝食~だって休日なんだもん♪~を摂っていると、不意にチャイムがなった。
インターフォンを取り来訪者の声を聞けば東隣の奥さん。
「回覧板をお持ちしました~」との事。
おかしい。
通常だと回覧板は何も言わずに郵便受けに突っ込んで立ち去るのがmy町内のしきたりだ。
東隣の奥さんを装った訪問販売員、もしくは木製のシャモジを手にしたヨネスケ氏やもしれぬ、と身構えて外に出てみると、
やっぱり見慣れた顔の奥さんが立っていた。
「…ありがとうございます。」と言いながら受け取ったものの、なんとも腑に落ちない。
ここに住んで10数年、わざわざ回覧板を手渡しに来たことなど一度も無いのだ。
座禅を組み、両手の人差し指で頭をクリクリした後、瞑想、…ポクポクポクチーン♪
一休さんを真似ること3回、時間にして193秒後、ハタと気が付いた。
my町内は数年ごとに回覧板を回すルートが変更になる。
昨年度までは『西から東へルート』で、今年度からは『東から西へルート』に変わったのだが、
それを忘れていて『東のお宅から来た回覧板をまた東のお宅へ戻していた』らしいのだ。
最初の数回は「んまっ。金魚さん一家ったらうっかり屋さん♪」と西隣のお宅まで直接届けてくれていたのだろう。
だが再三に渡って間違えるにあたり見過ごせなくなり、
「えーかげんにせーょヴォケっ!」の意味を込めて直接届けてくれた、というのが真相のようだ。
結論:my一家の回覧板係は自分です