【画像としてはあえて無防備】
Nikon D90 + AF-S DX Nikkor 35mm F1.8G
もともとは、“絵を描く峰不二子さん”から、
「部屋の中では上手に作品(絵画)が撮れない」
「暗くなったり黄色くなったりする」
「思ったように撮れないのよぉぉおおぉぉおっ!」
「でもあなたのハートを盗ることなんて、カ・ン・タ・ン♪」
などと言われたことをきっかけに書き始めた『初心者の為のデジイチ講座』、
【実践編】を書くにあたり、あらためて同じような状況を想定して撮ってみた。
その内容は追々書くとして、今回は題材となった『絵』に関して少し。
20数年前、画家になることを夢みていた頃に描いた作品で大きさは1メートル×70センチ位。木の板に油彩。
当時は「安上がりだから」という理由でキャンバスより板やパネルに描くことが多かったのだが、
そんな板ズは絵画から遠ざかるに従い“デカいだけで邪魔な場所取り名人”になる。
引越しの度に壊したり破棄したりして、当時描いたモノのほとんどは粗大ゴミと化して消えた。
実家の玄関ホールに掛かっているコイツだけが、見れる状態で残っている唯一の作品だ。
ちなみに、当時開いた個展の案内ハガキにも使用したのだが、
その印刷を請け負ってくれたのが焼酎力さんのお父様。
まったく金になどならない仕事であるにも関わらず、もの凄く親切に対応していただいだ。今更ながら、多謝。
あまり実家に帰ることも無く、また帰ったところでマジマジと見るような機会もなかったのだが、
昨日、たまたま実家ったこともあり、“被写体として”久しぶりに対峙してみた。
気付いていない:意識していないモノまで写りこんでしまうのが『写真』の特徴であるのに対し、
『絵画』は、描くこと/描かないこと全てが自らの意志の帰結である。
当時は“それなりに描けている”と思っていたのだが、、、いやはや、作品として完成させるには全く手が足りていない。
もしくは描かなくて良いものを描きすぎている。
そもそもそれ以前に、、、。
20数年ぶりに焼酎力さんと再会してからというもの毎月のようにお会いする機会があり、
遅くまで語りあう中で『この作品の先にあったモノ/捨ててしまった絵画への想い』みたいなものがフツフツと沸きはじめていたのだが…
写真にもそれなりの欲を抱き始めた昨今、
皮肉にも、当時も今も変わらないコトは“テーマ不在のサクヒンである”、という点だけを再確認してしまった。
結論:他人のハートを盗る為には資質という名の才能が必要
~5月28日追記~
焼酎力さんが、この絵と当時の/今の自分に関して記事を書いて下さいました
この場を借りしてお礼申しあげます:ありがとうございました