大阪発「ええとこ発見きっぷ」で児島を引いた。往復二人で6000円の格安の企画である。予定を組んで「水島の中華料理とらやのB定」を食べに行く「倉敷で大石さんとお会いする」翌日は「児島競艇に行く」そういう楽しいスケジュールだったが、初日のでだしで大きなハプニングがあった。
大阪駅の改札で切符が通らない。みどりの窓口に行くと「あれ、日程を間違えていますよ。この切符は明日からですので使えません」私が数日前に切符を取りに行ったときにミスをしたようだ。切り替え不能がルールなので、仕方なく切符を購入する。格安切符が割高切符になってしまった。ここで熱くならないのが妻のよさである。「明日の競艇で取り戻そう!」私のポカは日常茶飯事だが、これは初めてである。宿泊日程を確認するとこちらは大丈夫だった。
ミスをした旅ほど印象に残るものだ。悪手を指した後が大切だ。いろんな格言を思い出して出発する。
旅のスケジュール
3月3日月曜日
清荒神⇒新大阪⇒倉敷駅で大石美明さんと岡和俊さんと合流⇒大山記念館⇒橘中庵(岡和俊将棋教室)⇒中華料理とらや⇒ジョイフルでMさんと合流⇒鷲羽山スカイライン~展望台⇒ホテル瀬戸大橋に着く
3月4日火曜日
ホテル瀬戸大橋⇒児島競艇⇒児島駅⇒岡山⇒新大阪⇒阪急清荒神に着く
3月3日月曜日
大山名人記念館
大石さんの車で大山名人記念館に案内してもらう。年齢は岡さんが少し上だが、大石さんはフェイスブック友達なのと年齢も近いので気さくである。将棋の指導、腰痛と膝痛など似ている要素も多いのだ?
写真スポットで人気のコーナーで記念撮影。スタッフの方も一緒です。
大山名人の偉業や人柄を偲ぶ資料が多数揃っているのと、今回の改装で見やすくなったそうだ。
大山名人記念館でも子ども達を指導されている大石さん。いつも岡さんと一緒でいいコンビですね。
今回で印象的だった。大山先生の使われていた縁の大きい眼鏡。
橘中庵(岡和俊将棋教室)
岡さんはアマ強豪の棋歴も深くて指導も鍛えが入って、将棋に関しては緻密な資料を持っておられる。
岡さんの詰将棋は3000作になるらしいが、駒数が少なく形の良さと手筋の切れ味が特徴だ。
中華料理とらやのB定
大石さんのフェイスブックにもよく登場して、妻も私も一度は行って食べたい!その思いが募り念願叶った。思っていた以上に活気のある店で、待たされることなく素早くB定が運ばれてきた。確かに昭和の香りがするリズミカルな店で庶民的ながら味もよかった。予想通りの美味しさで満足させてもらう。
ジョイフルでMさんと合流
ジョイフルでMさんが合流した。昨年の秋の宝塚の森信雄杯将棋大会に娘さんのKさんが参加していただいてからのご縁である。妻も再会できて楽しそうだった。いろんな会話が弾んでうれしい時間だった。
鷲羽山スカイライン~展望台
瀬戸大橋の展望は素晴らしくて、遠くの四国の坂出や讃岐富士も見えた。「昔の人がこの景色を見たらどう思いますかね」岡さんがぽつりとつぶやく。いつも帰省の時に電車や車で通過する景色が広がっている。
大石さん、岡さん、Mさん、今日は半日お世話になりました。ありがとうございます。
ホテル瀬戸大橋に着く
ホテル瀬戸大橋に着いた。8Fの見晴らしの良い部屋だった。温泉もあるので選んだ。
部屋の窓からの景色。
食事の前に温泉に入る。このホテルは温泉までがパズルのようで迷ったが、温泉の湯はよかった。
夕食に行く。
水島コンビナートの夜景は見事だった。実はこれも楽しみのひとつだった。観飽きない風景だ。これは最高だった。
3月4日 火曜日
朝起きてさっそく温泉に入る。それから朝食を済ませてチェックアウトして児島競艇に向かう。雨模様だったので無理しないようにタクシーで行ったのはいいが、誰もいない?またミスかと思ったが開門が9時45分で着いたのが9時20分だったのだ。寒さに震えながらカイロをもって待つ。バスが着き始めてぼちぼち人が来はじめた。児島競艇場は施設の改修工事で指定席も食堂も今はないらしい。
9時45分になって入場開始で、カップル席に入る。1レースは10時50分発売締め切りだった。この格好はその辺のおっちゃんやなあ。
予想屋さんがいるのだなあ。(実は私は園田競馬でこの予想屋さんがやりたかった)
この日は初日のミスを挽回するために?ある作戦を取った。1レースの買う金額を一定にして固そうな3連単と少し穴目の2連単を振り分けることにした。それが成功したのかどうか、この日がインの1枠がひときわ堅かったのか、舟券は当たるのだが、儲けにならない…
1レースから8レースまで全部当たっているが、プラスが少ない…2連単の7300円が最高だ。でも「ええとこ発見きっぷ」の分は充分取り返したからまあいいか。
当たった舟券、のんびりした買い方です。
少し早めに引き上げることにして,10R11R12Rの3連単1-2-3と1-3-2のみを買って帰ることにしたら見事に全部外れていた。10R1-3-4 11R1-4-2 12R1-4-2
二日間いろいろあったが、楽しい出会いがあってよかった。いい旅ができたなあと思う。面白いスポットを見つけるのは妻で、私が企画を仕上げるのだが、倉敷、水島、児島にはまた来たいなあと話しながら帰路についた。帰りは新幹線もひかりの自由席にした。
旅の余韻が消えぬままに写真を見直していたら、既に懐かしさがこみあげてくる。
Mさんからいただいた檜の皮の折り鶴を妻が折った。