JR西日本のイベントで「サイコロ切符」というのがあって、応募してサイコロを振ったら「東舞鶴」になった。サイコロの目が出たところに往復5000円で行ける企画である。実は博多をねらったのだが?そうはいかない。でも舞鶴も行きたかったので、幸せな一日だった。
山陰本線はあまり乗ったことがなかったが、ほとんど自然の中を走るので、車窓の風景は飽きない。
京都から山陰本線の特急まいづる3号に乗り、昼に着いて西舞鶴で降りて、駅前の魚源(ととげん)に向かう。期待以上に美味しくいただく。まずは食べる。
今回の主たる目的地は「吉原入江」である。曇りが残念だが、素晴らしい風景に出会えて感動する。見る。
舞鶴・吉原 城下の漁民は開拓者 | 海と生きる | 海の京都 Times (uminokyoto.jp)
運河で人口の水路だが、水面ぎりぎりに家が建っている。
少し青空が見えたが、湖面に映る風景が素晴らしい。写す。
携帯の傘が折れ曲がる風と雨の時間が過ぎて、少しほっとする。
足が痛くて杖を使うことにした。歩く。
空き家も多いらしいが、路地を進んでいく。
日の出湯。築100年を超えるお風呂屋さん、時間がずれて入れなかった。
水路に挟まれた街並みも情緒がある。
足の痛みも忘れて散策する。
祈る。
水無月神社の親子狛犬。
今回は散策できなかったが、伊佐津川が見える。
西舞鶴から東舞鶴に向かう。自撮りをした。セルフタイマーが壊れている。
帰りの電車に乗る。まいづる7号(だったかな?)は2両で、綾部で天の橋立からの3両を連結する。
東舞鶴から京都は1時間45分の旅である。
昔、将棋世界誌に10年間連載していた「風景」を思い出す。重いカメラとカバンを下げていたのがウソのように今は歩くのが精いっぱいで、気持ちと裏腹に休憩が増えたが、旅はいいなあと思う。
★もしもその地に住んだとしたら…もしもこの地に生まれていたら…私の旅の原点はその発想が基にある。自分の運命も同じように、選び、与えられ、いつしか今の自分がいるのだなあと思うと、不思議さと必然が混ざり合っている気がする。