金太郎の新しい遊び場だが、なかなかお気に入りである。金太郎のこの目線は、私に何かを自慢したいのか、幼児が砂遊びしてチラリと親の方を見るときの表情に似ている。
「ポン」こう言って金太郎が妻に歌を催促する。「ポンポンポン」妻が歌うのを真剣にじっと聞き入っている。終るとまたも「ポン」また催促だ。
こうやって聞き入って、そのあとで秘かに練習して披露するのが金太郎のやりかただ。決して私には歌をねだらないのが凄い。よくわかっているのだ。
「ポン」こう言って金太郎が妻に歌を催促する。「ポンポンポン」妻が歌うのを真剣にじっと聞き入っている。終るとまたも「ポン」また催促だ。
こうやって聞き入って、そのあとで秘かに練習して披露するのが金太郎のやりかただ。決して私には歌をねだらないのが凄い。よくわかっているのだ。