村山聖 憂いの表情

　このときの写真は何枚も撮っているのだが、村山聖の表情はみな違う。これは憂いの表情で、休場が長引いて先の見通しが立たないときに見せたような気がする。村山聖に安易な気休めの言葉をいうと睨まれるだけなので、私はいつも淡々と意見を言った。こういうときは腹をくくって言わないと小細工は読まれてしまうからだ。
　めったにないがそういうときの村山聖はとっても素直だった。師匠が時間をかけて考えた意見だから、まあしょがないなあと思ったのだろう。同情することは悪気がなくても相手を少し下に観てしまう恐れがある・‥同情するのはある一面だけでいい、他は対等の目線でいないと人の関係は長続きしないと思う。
　村山聖は師匠の私にも同情してくれる、やさしく甘い面もあった。決して言葉にはしないが伝わってくるものを感じた。今もなお村山聖のことに関して、何かを刻んでおきたいと思うのは、そのお礼も兼ねている気がする。
　目に見えないそういう懐の奥にあるやさしさを身につけていたのが、村山聖の魅力だろうなあと思う。

遊ぼうよ 金太郎

　金太郎が私の眼鏡をかっさらい、ケージの中に私の手を引き入れて遊ぼうよの仕草である。でも小さなケージに私は入れない‥それで手だけ入れるのだが、大歓迎してくれる。金太郎のぬくもりが伝わってくる。眼鏡を取り返すのに一苦労だが、金太郎は満足そうだ。

満願寺にて

　満願寺で金時さんのお墓にお参りしようとしたとき、この不思議なお賽銭箱を目にした。思わず目をとめてお賽銭を小銭入れに戻す。
何の鳥かなあ‥
　阪田の金時さんは力持ちだが、心はやさしい。いいお寺だなあと思った。金太郎ゆかりのお寺だけはあるぞ‥

満願寺に行く １，６

　満願寺には坂田の金時さんのお墓がある。金太郎のお寺なのである。金太郎の木のお守りと金太郎飴を買って帰る。
　今年も元気はつらつ金太郎！を祈願する。同時に弟子も金太郎のように元気いっぱい将棋を指してほしい！奨励会の例会の前にいくべきだったかな・・セルフで１０秒間に合った。

初酒？１，３

　園田の新春賞を終えて帰宅して、野間五段と一緒にお酒を飲む。「オグリキャップ」という酒だった。甘口で飲みやすかった。
　弟弟子の野間五段とは３５年の付き合いになる。当時は関西本部も大阪の阿倍野区にあって、野間君もそばに住んでいた。よくマッサージをしてもらった。
　のまのまという言葉通りに堅実な棋風で、私とは正反対である。着実に駒を進めるタイプなので、子どもの指導にはぴったりの棋風だ。この日は馬券は空回りだったが、私の還暦祝いの一門園田競馬ツアーでは優勝した。そのときは馬連だった。みんな穴をねらって空振りの中、野間君が堅実さを発揮した。
　「原稿はもう少し点検して、早めに出して下さいよ」耳の痛いことを言うようになった？

野間俊克五段と園田競馬に

　弟弟子の野間俊克五段と一緒に園田競馬に行く。野間五段は昔から正月の家族旅行にいつも同行してもらっていたり、新刊の原稿のゲラの校正は野間君なしでは無理である？緻密な正確さがある。私は大雑把ないい加減さを持ち合わせている。
　この日は競馬新聞とにらめっこだが、ゲラの校正のようにはうまくいかなくて苦戦の表情だ？

　パドックのこの隣に妻とプリオさんご夫妻がいる。「正月休みの義理を終えて？のびのび遊びたいのが正月三日ですね」そのせいか園田競馬場には普段の三倍と思われる多さだと思った。

　のまのまと　競馬新聞　にらめっこ

初詣 清荒神 末小吉 １，２

初詣は清荒神にする。午前中はまだ一方通行でなくてよかった。今年の正月は寒くなくて助かるが、そのせいか例年よりも参拝客は多い気がする。スタスタ歩いて、スタコラ駆け抜け、清荒神にたどり着いた。本堂に参拝する・・（みんな元気で過ごせますように‥）いっぱい念じても伝わらないだろうから、それだけにした。
　おみくじは末小吉だった。（こういうのもあるのか）読むとあまりよくないことが書かれてあったが、これくらいでいいのだ‥
　今年もスタートだ！日々末小吉である。

謹賀新年 ２０１４年元旦

　謹賀新年
　今年もよろしくお願いします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　森　金太郎