アメリカ政府と兵器開発の大型契約を結ぶ軍需産業のトップ企業・スタークス社。
その最高経営責任者であり、天才的な発明家で研究者でもあるトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)は、自ら開発したパワード・スーツ「アイアンマン」として、自社兵器にまつわる陰謀を阻止。
そして自分がアイアンマンであることをメディアに発表、熱狂的な喝采を浴び、世界的なヒーローとなった…
そんなトニーの“勝手なヒーロー行為”が問題視された。
一個人が強力な武器を持つことは国家を脅かすものだとして、国からパワード・スーツを軍に引き渡すよう命じられるが、アイアンマンと自分自身は一体であり切り離せるものではないとしてこれを拒否する。
一方、ヒーローとして脚光を浴びるトニーの姿を、憎悪の目で見つめる男がいた。
ソ連時代トップレベルの科学者であった父を持つ、ロシアの天才的科学者・イワン(ミッキー・ローク)。
一撃で金属を真っ二つにしてしまう武器を身に付け、突如トニーが参加するモナコGPに出現。
トニーが乗るレーシングカーを破壊して襲いかかるも、“携帯型アイアンマン”に変身した彼に敗れ、イワンは警察に収監される。
ところが、スターク社を追い落として軍需産業のトップにのし上がろうと企む武器商人・ハマーがイワンを“力ずく”で救出、アイアンマンに対抗できる新兵器の開発に取り組ませた。
名声が高まる一方のトニーだったが、人知れず問題を抱えていた。
胸に埋め込んだ「アークリアクター」から発生する毒素が、彼の身体を蝕んでいたのだ。
遠からず死を迎えることを悟ったトニーは、突然CEOの職をアシスタントのペッパー(グウィネス・パルトロウ)に譲り、経営から退いてしまう。
唐突な人事に困惑する周囲をよそに、トニーは半ばヤケになって自分の誕生パーティーで享楽に溺れて顰蹙を買い、自暴自棄になりつつある彼に、謎の組織が近づく…
とんでもない規模の資産と、とんでもなく優秀な頭脳を持ち、能天気で目立ちたがりで、大の女好きでメカ・オタクな大企業の社長が、“副業”でヒーローやってるという、斬新でユニークなキャラクターが痛快!
単純明快で軽快なテンポで進むストーリー展開に、何も考えずドップリとスクリーンに没頭!
そして何よりも、精巧で緻密な設計と洗練されたデザインのマニアックなマシンが、スクリーン狭しと暴れまわる見事なVFX映像が最高!
ハリウッド作品の王道・覇道を行くSF娯楽大作が遂にやって来た♪
1作目は「アイアンマン誕生譚」として、トニーの“ぶっ飛んだ”キャラクターの紹介と、パワードスーツのダイナミックなアクションを中心に描かれ、やや軽めなアクション作品として仕上がっていた。
今回はトニーの父親が重要な鍵を握って登場し、また父と息子の絆が意外な形で結ばれるエピソードが挿入されることで、物語に“奥行き”と“深み”が加味され、味わい深い作品となっている。
「レスラー」で見事な復活を遂げたミッキー・ロークによる、凶悪キャラクター・ウィップラッシュの怪演や、レザースーツに身を包み、その美貌だけでなく美しいアクションを見せる謎の美女・ブラックウィドーを演じるスカーレット・ヨハンソンのスタントも見所。
また、前作のラストシーンで、大阪弁で言うところの「なんちゅう出方すんねん!?」という状態でほんの少しスクリーンに映ったサミュエル・L・ジャクソンも、満を持して登場。
「おちゃらけセレブ野郎」トニーの、エエ歳こいて未熟な人間性が成長する様を見守る役どころが面白い。
そして何と言っても、本シリーズのメインである「アイアンマン」が、更にグレードアップするところが堪らない!
「マーク6」まで進化したアイアンマンは、丸かったアークリアクターが三角形になっているところがミソなのだが、その変化に至る過程が泣かせる話になっている…
これぞ映画の醍醐味!
大きなスクリーンで存分に味わいたい、SFアクションの大傑作♪
「アイアンマン2」
2010年/アメリカ 監督:ジョン・ファヴロー
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、グウィネス・パルトロウ、スカーレット・ヨハンソン、ミッキー・ローク、ドン・チードル、サム・ロックウェル、サミュエル・L・ジャクソン
その最高経営責任者であり、天才的な発明家で研究者でもあるトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)は、自ら開発したパワード・スーツ「アイアンマン」として、自社兵器にまつわる陰謀を阻止。
そして自分がアイアンマンであることをメディアに発表、熱狂的な喝采を浴び、世界的なヒーローとなった…
そんなトニーの“勝手なヒーロー行為”が問題視された。
一個人が強力な武器を持つことは国家を脅かすものだとして、国からパワード・スーツを軍に引き渡すよう命じられるが、アイアンマンと自分自身は一体であり切り離せるものではないとしてこれを拒否する。
一方、ヒーローとして脚光を浴びるトニーの姿を、憎悪の目で見つめる男がいた。
ソ連時代トップレベルの科学者であった父を持つ、ロシアの天才的科学者・イワン(ミッキー・ローク)。
一撃で金属を真っ二つにしてしまう武器を身に付け、突如トニーが参加するモナコGPに出現。
トニーが乗るレーシングカーを破壊して襲いかかるも、“携帯型アイアンマン”に変身した彼に敗れ、イワンは警察に収監される。
ところが、スターク社を追い落として軍需産業のトップにのし上がろうと企む武器商人・ハマーがイワンを“力ずく”で救出、アイアンマンに対抗できる新兵器の開発に取り組ませた。
名声が高まる一方のトニーだったが、人知れず問題を抱えていた。
胸に埋め込んだ「アークリアクター」から発生する毒素が、彼の身体を蝕んでいたのだ。
遠からず死を迎えることを悟ったトニーは、突然CEOの職をアシスタントのペッパー(グウィネス・パルトロウ)に譲り、経営から退いてしまう。
唐突な人事に困惑する周囲をよそに、トニーは半ばヤケになって自分の誕生パーティーで享楽に溺れて顰蹙を買い、自暴自棄になりつつある彼に、謎の組織が近づく…
とんでもない規模の資産と、とんでもなく優秀な頭脳を持ち、能天気で目立ちたがりで、大の女好きでメカ・オタクな大企業の社長が、“副業”でヒーローやってるという、斬新でユニークなキャラクターが痛快!
単純明快で軽快なテンポで進むストーリー展開に、何も考えずドップリとスクリーンに没頭!
そして何よりも、精巧で緻密な設計と洗練されたデザインのマニアックなマシンが、スクリーン狭しと暴れまわる見事なVFX映像が最高!
ハリウッド作品の王道・覇道を行くSF娯楽大作が遂にやって来た♪
1作目は「アイアンマン誕生譚」として、トニーの“ぶっ飛んだ”キャラクターの紹介と、パワードスーツのダイナミックなアクションを中心に描かれ、やや軽めなアクション作品として仕上がっていた。
今回はトニーの父親が重要な鍵を握って登場し、また父と息子の絆が意外な形で結ばれるエピソードが挿入されることで、物語に“奥行き”と“深み”が加味され、味わい深い作品となっている。
「レスラー」で見事な復活を遂げたミッキー・ロークによる、凶悪キャラクター・ウィップラッシュの怪演や、レザースーツに身を包み、その美貌だけでなく美しいアクションを見せる謎の美女・ブラックウィドーを演じるスカーレット・ヨハンソンのスタントも見所。
また、前作のラストシーンで、大阪弁で言うところの「なんちゅう出方すんねん!?」という状態でほんの少しスクリーンに映ったサミュエル・L・ジャクソンも、満を持して登場。
「おちゃらけセレブ野郎」トニーの、エエ歳こいて未熟な人間性が成長する様を見守る役どころが面白い。
そして何と言っても、本シリーズのメインである「アイアンマン」が、更にグレードアップするところが堪らない!
「マーク6」まで進化したアイアンマンは、丸かったアークリアクターが三角形になっているところがミソなのだが、その変化に至る過程が泣かせる話になっている…
これぞ映画の醍醐味!
大きなスクリーンで存分に味わいたい、SFアクションの大傑作♪
「アイアンマン2」
2010年/アメリカ 監督:ジョン・ファヴロー
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、グウィネス・パルトロウ、スカーレット・ヨハンソン、ミッキー・ローク、ドン・チードル、サム・ロックウェル、サミュエル・L・ジャクソン