面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」

2010年06月23日 | 映画
小学校教師の市川新市(哀川翔)が目覚めると、そこは見知った東京ではなく、「ゼブラシティ」と呼ばれる街に様変わりしていた。
やがて白と黒のベールに包まれたような風景が街を覆い、強烈なビートに乗せた歌が響き渡ると、いきなり仮面で武装した集団が襲ってきた。
戸惑う間も無く逃げだした新市だったが、発砲されて意識を失う。
そこへ白装束の男たちが現れ、新市をゼブラシティ外のコミューンである「白馬の家」へと連れていき、介抱した。
コミュニティで、自分が15年前に地球を救ったゼブラーマンだと知った新市は、かつての自分を取り戻すべくリハビリを開始する…

家庭崩壊から逃避するように、ネクラなコスプレに耽溺する冴えない小学校教師・市川新市がヒーローになる姿を描いた『ゼブラーマン』の続編。
西暦2025年の日本。
5分間、警察官は何をしても良いとする「ゼブラタイム」の導入により、劇的に犯罪を減らすことに成功し、理想的なモデルケースとして世界に注目された「ゼブラシティ」が舞台。
狂った野望に支配された世の中を正し、再び邪悪なエイリアンに立ち向かっていくゼブラーマンを描く。

奇抜なストーリーにド派手なアクションで、前作以上にスケールアップ。
また、仲里依紗演じる新キャラクター・ゼブラクイーンが強烈なインパクトを放つ。
セクシー・コスチュームを身にまとい、セクシー・ダンス&アクションに“セクシー・シーン”も披露。
前作のゼブラナースを上回るお色気度も加わり、バカバカしさも更にスーパー・グレードアップ!
監督・三池崇史と脚本・宮藤官九郎のコンビによる「好き放題」度は沸点を超え、ゼブラーマンは宇宙の彼方までも突き進んでいった。

常識という範疇で観たなら腹が立つかもしれない、ブッ飛び娯楽活劇。
嗚呼、ゼブラーマンよ、どこへ行く…!?


ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲
2010年/日本  監督:三池崇史
脚本:宮藤官九郎
出演:哀川翔、仲里依紗、阿部力、井上正大、田中直樹、ガダルカナル・タカ