petit内観のススメ

タイトル変えちゃいました。でも、内容は変わらず、好きな事に焦点あてながら、ついでに自分も見つめてみよう。

火星で生活するためには

2020-03-01 01:43:31 | 映画

TV マーズ 火星移住計画 予告編

 

ナショジオとNASAとSPACE Xが手を組んで出来上がったドラマとdocumentaryが混在するシリーズものです。

これ見る前日にマット・デイモンのオデッセイを見てて、

これもなかなか、現実味があるような、ないような、火星を舞台にした映画なんだけど、

でも、現在人類が知りうる限りの火星についての知識が盛り込まれた映画ではある。

なので、火星人も居ないし、当然、生命の発生源とされる水もないのであります。

この「MARS 火星移住計画」は「オデッセイ」よりはもっと現実的な話で、ドキュメンタリーパートがNASAだったり、SPACE Xだったりなので、当然ドラマパートは、今後、火星にspace xがロケットを着陸させたとして、さあ、どうやって住むことができる環境を作っていくか、そして、そこに到達するまでに想定できうるあらゆる問題点をドラマにしてみたというものだ。

各国の政府や世界的な大企業は、地球環境が壊滅的に汚染され、破壊されて行くのを認識していながら、自国の利益に目がくらみ、ますます地球を破壊して行く・・

これはドラマでなく、事実。

しかし、もし、本当に人類が火星に住むことができるようななったとしても、そこには今の強欲な金融システムに縛られた惑星を食いつぶすようなシステムではなく、自然を傷つけることなく、共生していける新しい持続可能なエネルギーシステムの上に立つ社会の実現を目指したいものだ。

 

 


人か、機械かと言う2択でなく

2020-02-23 00:11:30 | 映画

映画『トランセンデンス』予告編

 

あいかわらず、ドキュメンタリーばかり見ていたのだが、ここでちょっとひと休み。

AIをテーマにした映画を。

ジョニー・デップ主演の近未来映画、トランセンデンスです。

そんなに昔の映画ではないから、記憶にある人も多かろうと思うが、

いわゆる人工知能がヒトの能力を凌駕し、暴走をするのでは?と言う、今まさに、テクノロジー界で議論に上がっている問題である。

機械が人を超え、人を支配すると言うと、ターミネーター的な世界を想像しがちであるが、こちらはどちらかというと、

機械と人の意識を融合することが可能であるのか? または、意識が機械を操ることができるのか?という観点に立っているようだ。

いずれにしろ、機械で出来る仕事は今後、機械がすべて行うことになるのだろうけど、

機械に使われる=支配される存在にはなりたくないなあ・・と改めておもう。

この映画で、どこがいいかというと、ナノテクノロジーを使って、病気を治すところなんだけど、それをアンチテクノロジーのテロリストはハイブリッドと呼んでいて、

なんだか差別的だなあと思ってたんだけど、機械と人の融合なんて、一種のトランスヒューマニズムであり、進化の過程の一つになるのではなかろうか、と、密かに考えたりする。

まあ、それで戦争が増えるか、ユートピアが実現するかは、人間次第だけど。

 

ところで、この映画の最初の方のジョニー・デップ演じるキャスター博士が人工知能についてプレゼンする会場にエキストラであの、テスラとSPACE Xの イーロン・マスクが居りますよ。

気になる人は探してね。


不自然淘汰 ゲノム編集がもたらす未来

2020-02-16 20:46:36 | 映画

Unnatural Selection: Season 1 | Main Trailer | Netflix

 

歳をとれば、誰にだって持病の一つや二つあるだろうけど、だからって、遺伝子操作までして治したいかと言われれば・・・・そりゃ、治したいなw

私でもそう思うんだから、先天的な病気を持つ子供の親や、今ある薬では治癒が困難な病気の人はなおさらでしょう。

 

そして、それが遺伝子工学で解決できるなら。

 

まあ、素人が手にすることができる遺伝子編集キット?CRISPERなんかがもう流通しているわけですよ。

科学の進化ってすごいな。

ただ、この番組見てて、一番印象に残ったのが、やっぱり、悪人って顔に出るのねって・・

私の印象だけの話ですが。

病を克服したい、人類に貢献したい・・って言うのだけがモチベーションじゃないのですよ。

これが当たれば、少ない広告料と派手な人体実験で一儲けできると、皮算用する輩もいるわけです。

巨大製薬会社みたいなこと最初っから考えてる人もいるんですよ。

シリコンバレーのIT起業者じゃないんだから。せめて動物実験でも、ガレージじゃなく、ラボでやってよw

 


ビル・ゲイツの頭の中

2020-02-16 04:18:23 | 映画

Inside Bill's Brain: Decoding Bill Gates | Official Trailer | Netflix

 

昔は陰謀論とかにちょっと心を揺るがされていた時期もあって、このビル・ゲイツと言う人があんまり信用できなかった。

当時は彼が豊富な資金を、世界を征服するような事に使っている(例えば、モンサント社と結託し、世界中の種子を独占しようとしてるだとか)、そんなイメージしかなかった。

このドキュメンタリーは、確かにビル・ゲイツに忖度してるものだけど、巨大な影響力と資金力を持つ者として、この世界をより良く変える責任感みたいなものは感じられ、若干のわたしの偏見も薄らいだようだ・・w

ローマ時代じゃないんだから、もう、他国を侵略してだとか、ごく一部の限られた人間だけが権力と特権を持つなんてことは、今の時代にそぐわないのだろう。

人間並み、いや、それ以上のAIの実現の可能性、深刻な環境破壊・・・グローバルどころか、もっと大きなヴィジョンを持って考えていかないといけない時代に、いつの間にかなってきている。

IT界、テクノロジー界の大物といえば、わたしはイーロン・マスクの方が、夢があって好きだけどw

こうゆう人たちが、政治や組織的な宗教を踏み越えて、新しい大きな流れを作っている、まさにその時代に自分も存在していることが、自分をなにものかに駆り立て、ワクワクするのだ。


久しぶりすぎて・・・

2016-11-29 21:48:19 | 映画

このブログの存在自体も忘れ去っていた今日この頃ですが、最近Netflixを観出したんで、ちょっとまた映画の感想なんぞ綴ってみようかと・・

ああ、本当にこのブログの使い方すら忘れちゃったよww

 前は映画のサイトかなんかとリンクする機能があったと思ったんだけど・・・まあいいか。

the-intouchables-movie-poster.jpg

さて、多分この画像を見たことがある人もいるでしょうけど、フランス映画

別にフランス映画って言わなくてもいいんだろうけどw

最近よく出てますね、この黒人の俳優さん。「ジュラシックワールド」にも出てたなw

日本語版タイトルは「最強の二人」・・何が『最強』なんだかわかりませんが、別に最強でなくてもいいのかなと。

仏題(英語だとUntouchablesらしい)「The Intouchables」は「禁忌」とかいう意味らしい。

何が「禁忌」って・・多分、人間の中に潜む差別意識を意味しているのではなかろうかと私は推察するわけです。

主人公の男は、スラム出身の貧しい黒人で犯罪歴あり。対する、彼を介護人として雇った富豪の男は首から下が麻痺している障害者。犯罪歴のある黒人(映画は実話を基にしており、実際の人物は黒人とはまた少し違うらしいけど)と障害者。見た目にもわかりやすいこの2つについての差別に真正面から向き合いたかったのかな?という意図がこのタイトルとなったのではなかろうか?

この映画の中で、富豪の男が介護者となるべく人材の面接を行うシーンがまさにそれだと思う

彼らは、自らの主人となりまた、介護者となるであろう男に、世間一般にも考えられているだろう偽善と思しき言葉を悪びれもせずに言うのだが、なるほど、自分が富豪の障害者であったら、何と不愉快な思いをするのだろうと、想像させるこのシーンはまさに、監督の思惑にハマったような気分だった。

全体的にはそういったことも考えさせられながらも、質の良いヒューマンドラマだと思う。

他のサイトでは、差別を助長するので不愉快だというような意見もあったが、映画として楽しむことも大切なんじゃないかなとも思う。

余談ではあるが、この映画の食事のシーンで、主人公がピーナッツバターのような物をスプーンですくって食べているシーンがあり…以前、フランス人の友人がそのような食べ方をするということを聞いて、冗談かと思っていたが・・本当にそうゆう風に食べるのね・・ww