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東日本巨大地震、東北関東大震災・・・呼び方はさまざまですが・・・・
被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。
あれからもう1ヶ月になろうとしてます。
被災者の方々にはようやく、外部からの支援が届くようになり、未だ不自由を強いられる所もあるだろうけれども、はじめの一歩は踏み出せたのではないでしょうか?
前代未聞の大災害なので、支援は一長一短で物事はなかなか進まないだろうとは思いますが、無理に頑張る必要はありません、ゆっくり、でも確実に前に進めば、それでいいんだと思います。
物事に急を要するのは、東京電力の幹部であり、日本の財界、マスコミのトップであり、政府のお役人の方々だけであります。
私たちはこの度の震災で、大きな分岐点に立たされました。
1つは毎日のように報道される原発。エネルギー政策です。
恥ずかしながら、私はこの福島原発の災害(後半は人災ですね)が起こるまで、日本にこんなに沢山原発があるなんて、知りませんでした。
丁度、震災が起こる少し前、山口県は上関というところに、四国電力が原発を造るとかで地域の方々が工事の中止を求めて現地で座り込みとか、デモとかされてたそうです。
もちろん、そんなこと全国ネットではニュースにされません。
もともと、デモがニュースになること自体が少ない、放送メディア。
所詮、電波メディアなんて、電気がなければ何の役にも立たないんだから、大手メディア各社と電力会社の関係なんて、今更、語っても仕方が無いけれど・・
私はこの上関原発の事実をツイッターで知りました。未だに工事を妨害したとの(住民側は暴力に訴えたりはしていないのですが)ことで、推進派は反対派をスラップ訴訟を乱発し、苦しめているらしい。
上関原発の反対派運動はこちらがより詳しく判ります。 http://stop-kaminoseki.net/
もうやってないと思うけど、「ミツバチの羽音と地球の回転」って言う映画は原発反対を訴える現地、祝島住民にフォーカスしたものです。(・・・ってまだ観てないけど)http://888earth.net/index.html
原発関連のドキュメンタリーというと、「六ヶ所村ラプソディー」という映画があるけれど、その六ヶ所村での核燃料再処理施設も現在2兆2000億という莫大な費用を投じても、未だ完成してはいないらしい。 http://www.rokkasho-rhapsody.com/_story/story 「六ヶ所村ラプソディー」
オバマ大統領は原発をクリーンエネルギーだから推進するという。
原発は稼働すれば本当に環境に無害なんだろうか?
前福島県知事から今になって国への告発が出てきたけど・・http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110330-00000301-sasahi-pol
本当に現地の人達は誘致に同意していたのか?
原発は安価だということだけど、二重三重の危機管理を要するものなのに、そんなにコストも架からず、その上、原発利権などというものまで存在するなんて、どうなんだ?
考えれば考えるほど、疑問が湧いてくるのである。
今被害にあっている福島第一原発は1970年代から稼働している。
もう40年も前から運転しているらしい。もちろん、その間、メンテナンスや技術力の発達に伴い、進化し続けてはいたんだと思う。
ただ、これだけ有害な物質を扱う以上、システム、器機の保全、複数の安全対策、人為ミスをなくす為の作業員への就労待遇など・・・・とても施設を維持し、保障を手厚くなどといっていては、お金が幾らあっても足りない・・
今、現場で汚染された環境と戦っているのは、東京電力の社員ではなく、協力関係の下請け、孫請けの会社の社員だ。
彼らが東電の社員ほど、待遇よく、高収入で作業しているとも思えない。
そしてなにより原子力施設にかかる費用や、発電にかかる費用など、もろもろを考えると、とても効率の良いものとも思えなくなるようなレポートもある。 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2010/siryo48/siryo1-1.pdf
だいたい、何を持ってクリーンと言い張ったのか?わからないでもない。
火力発電は目に見えて、資源を使い果たすし、水力発電は山間の自然を破壊し、決壊すれば、その被害も映像としてわかりやすく、非難を避ける事も出来ない。
一方、放射能は?
今回は水素爆発し、建屋が崩壊したものの、燃料棒の全容が外から見えるわけでもなく、有害な汚染物質が目視できるわけでもない。 見た目、無害なのだ・・・クリーンに見えるだけなんだ・・。
そして過去の原発事故で被爆者も出しているのだけれど、彼らのその後の報道などは見た記憶もない。
http://vimeo.com/21545147 先日、ツイッターの中で見つけました。 東海村JOC臨界事故の被爆した作業員の治療の記録です。 かなり衝撃的な内容なので、神経の細い人は見ない方がいいと思います。 実際、あたしも見ながら相当のショックを受けたし、未だに思い出すとめまいがする・・。
今回の地震、津波に端を発した災害による放射能汚染とは性質が違うとは思うけれど、こうゆう事故も無ではない、と言う事。
そして、そうであるからこそ、通称「原発村」などと言う利権を食い、ただ利益を得られるといだけで化学的な知識も無に等しいお役人やマスコミ、電力会社をはじめとする経済界の偉い人などにむやみやたらと「原発は安全、クリーン」などと言って欲しくないのである。
もし、安全だといいたいのなら、全ての事故(今現在、深刻な事態にあると言う福井県の高速増殖炉『もんじゅ』の件も含め)を白日の元に曝し、その事故原因と対策の詳細を公に審議してから『・・・こうゆう訳で安全です』と国民を納得させてからにして欲しいのだ。
なにも放射能汚染というのは今回だけのものではなく、ましてや日本だけが汚染物質を垂れ流しているわけではない。
核弾頭を持つ全ての国が何千回もの核実験を行い、大気中であろうが、地下であろうが、汚染をしているのである。 アメリカやNATOの加盟国などは、今現在でも、リビアを空爆し、劣化ウラン弾を使用している疑いもあるのである。
今回の件だけで日本が反原発国として,直ちにも政策転換できるほど日本は豊かな国ではない。 ただ、これを1つの機会として、その土地土地にあったエネルギー政策をとっても良いのではないかと思う。
隠さず、騙さず、正直な原発の国でもいいじゃないか。
毎日の天気予報のように、毎日の放射能予報をテレビで流せるような国でもいいじゃないか。
原子力は未だ全人類にとって、未知の領域なのである・・。 畏怖をもって共存することも、1つの方法であるし、コントロール出来ないなら出来ないで距離を置くのも英断であろう。
JOCの被爆事故から12年、強い放射能から完全に身を守る防護服ですら開発されていない現状ではあるけれども、人類は知恵を絞ってきたのだろうし、これからもそうであろう。
いつか『健全な』原発が出来るものなら、見て見たい。
あるいは、完全に原発から脱却し、最先端の技術をもって世界に先立つ自然エネルギー立国として自立する日本の姿というのも、見て見たい。
決めるのは私たち、国民だ。
残念ながら、来る東京都都知事選挙の立候補者にはロクな奴がいないが、『どーーーーしても、都民の為には地方に原発』という老害現知事が当選した暁には、トップに貼り付けた 『東京原発』も視野に入れて貰おう。 そうだな、手始めに都庁の真横に第一号炉を設置してもらおうか!
このエアロバイクとかで発電すればいいのにって(笑)ほんのちょっとのことだけどチリも積もれば~です。
ははは。お邪魔しました。
毎日エアロバイク要員を募集しなくちゃあ。
案外、ニート対策とか失業対策になるかもよ。
そういえば、映画のマトリックスは人間の生命エネルギーを発電に使ってたんだよね。