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兄弟姉妹と違う学校にいれる

ウチの場合は、兄と妹が結局同じ学校に通うことになりました。兄が高一で妹が中一という関係だったので、中学と高校で違うものの、まあ兄妹が同じ学校にいるということは、ありがたいような、ありがたくないような、という感じでしょうか。

ありがたくない例で言えば、子どもにとってすれば、自分の学校での姿が家族にもれやすい。

成績はまだしも、友達のうわさ、クラブでの活躍具合、はたまた恋愛事情など。

これは

「お互い黙っていよう」

という紳士協定は結べるものの、まあ、それでもチャンネルが増えるだけ親には伝わりやすいことがある。妹のママネットワークで兄の情報が届いたりする、わけですから、まあ、やりにくいといえばやりにくい。

親としては、同じ学校だから、上が先に入っていれば、いろいろと勝手がわかる。違う学校に行くよりは、情報もわかりやすくて便利です。したがって、お父さん、お母さんからすれば、兄弟姉妹、同じ学校に入れたいと思う方の方が多いかもしれません。

しかし、下の子にとって、受験の際はこれはかなりプレッシャーになります。

「お兄ちゃんと同じ学校に入れなかったらどうしよう。」

兄弟姉妹というのは、小さいときから比較されて育ちます。

「お兄ちゃんの方がまめだった。」とか「お姉ちゃんの方が算数はできた。」とか。まあ、そういう話は気を付けていても、つい、口にしているでしょう。そうなると、比較されることに対して子どもたちはあまり「良いイメージ」は持っていない。したがって、入試の結果でまた差がつく、ということを「こわがる」可能性はあると思います。

だから盲目的に、「同じ学校に入れよう」とは思わないことです。むしろ「違う学校に入れよう」ぐらいの気持ちを持っていた方が良いと私は思います。

子どもはそれぞれ個性があり、その個性が同じ兄弟姉妹であっても違うので、それぞれを伸ばした方が良い。その意味で、ひとりひとりに合う学校を考えていく、というスタイルの方が子どもたちにとっては「自分の力を出しやすい」受験になるのではないでしょうか。

ウチの場合は、たまたま入ったものの、妹にとってはそれなりにプレッシャーがかかっていたと思います。まあ、それを乗り越えた分、兄より精神的には太くなりましたが。

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