goo

わかってもらえるか?

子どもたちの国語や理科、社会の記述の解答を読んでいると、「本当に説明しよう」としているのか、疑問に思うことが多々あります。

確かにきっと、こういうことを言いたいのかもしれない、と採点のときは思うものの、それはこちらがそう思うからであって、厳しく言えば「伝わらない」と思えば0点になる場合もあるわけです。

全体的に中学入試の採点は非常に温かみのある採点をしよう、と中学側は考えています。まあ、なるべく一生懸命読もう。やっぱり小学生だから。

しかし、ただ試験をするということだけでいえば、やはり伝わらなければ得点にはならない。本人はなんとなくはわかっているかもしれないが、それを相手に伝えようとする気持ちが不足していると「わかっている」ことが採点者に伝わらなくなります。

答案というのは、自分が何を理解したのかを採点者に伝えられなければいけないのです。

単に答えを書くだけなら、YESかNOかですが、途中の考え方を記述で書いたり、あるいは登場人物の心情を説明する場合は、何がわかったのか、どういう考え方をしたのか、その過程をなるべく詳しく書いていく必要があるわけです。

「わかってもらいたい」という気持ちが文章に出る子は、大方合格します。つまり文章にもそういう説明の詳しさみたいなものが出てくる。わかってくれるかなあ、と心配しながら書いているところがあります。ただ答えを書く、ということだとそういう部分がないので、やはり伝わらない、という面があるでしょう。

過去問を練習したり、記述問題を練習したりするとき、まずは「わかってもらいたい」という気持ちをしっかり持って練習させることが大事です。

お父さん、お母さんが読んでもそれは一目瞭然だと思います。

親子で受かる! 中学受験手帳
クリエーター情報なし
ディスカヴァー・トゥエンティワン


============================================================
今日の田中貴.com

n進法の問題
==============================================================
今日の慶應義塾進学情報

腕時計
==============================================================

==============================================================
お知らせ
算数4年後期第16 回 算数オンライン塾「立方体と直方体」をリリースしました。
詳しくはこちらから
==============================================================



にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村
コメント ( 0 )