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複数回試験の補欠はどう繰り上げる?

最近は重複合格をする子が多いので、学校が発表する合格者は当然、定員よりも多くなっています。

学校としてはしかし、取りすぎて定員をオーバーするわけにはいかない。一応学則定員は守らなければいけないので、まあ、いろいろ考えて例年数を決めるわけですが、しかし、そう簡単ではない。結局、足りなくて補欠を繰り上げるということになる場合が多いのです。

で、試験が1回だったら、その順に繰り上げればいい、ということはわかります。

しかし試験が複数回だったら、どうなるのだろうか?という疑問が湧いてきます。

で、これはやはりいろいろあるのです。それぞれの学校でやり方が違います。

ただ、比較的共通していることは、複数回受験者を優先するという点

やはり1回受けるよりは2回受ける子の方が志望順位は高いから、ということなのでしょう。

ある中学の場合、2回補欠点だったら合格にする。と明記されています。

あるいは、各回の試験を成績順にならべていき、複数回受験者を上から順にとっていく。合格点から1点離れたところで、1回目、2回目、3回目全員を繰り上げる。次に2点離れたところで1回目、2回目、3回目を繰り上げる。複数回受験した子だけを繰り上げるのです。

でも、これだと3回目が難しい場合、1回目や2回目を受けた子の方が有利になる可能性はありますが、まあ、1回目から受けてくれたのはやはり、志望順位が高い、ということで「第一志望優先」ということになるのでしょう。

ある学校では補欠者候補点を決めてしまう。つまり1回目は何点以上、2回目は何点以上。そのリストに入る複数回受験者は第一志望であれば、繰り上げるというやり方をしています。

別の学校では、いい所どりというシステムがあります。つまり、複数回受験者を対象にして、各回の算数、国語の点数を一番良い点を合計します。1回目の算数と3回目の国語、みたいな組み合わせになる。で、それで並べ直して繰り上げる。

これも1回目がやさしければ、1回目から受験した方が有利になる。なるべく1回目から受験してもらおう、という気合がはいったシステムでしょう。

いずれにしても複数回あるところは、複数回受験するのが繰り上げには有利になるようにシステムが作ってあります。

だから、ここぞ、と思う学校は複数回受験をした方が良いでしょう。

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