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式を書いていますか?

算数の入試には記述型と単答型と複合型の3つがあります。

記述型とは解答用紙に大きな枠が付けられていて(あるいは白紙のままで)、解き方を書いていくもの。採点も部分点があり、どこまでできたかを採点者が確認します。

一方単答型はただ答えを書いていくもの。部分点がなく、あっているか、間違っているかで点数が決まっていくもの。

このどちらをも問題の中に盛り込むのが複合型です。

で、記述式の場合は、まあ、子どもたちは式や解き方を書くわけですが、単答型の場合は、急ぐのもあって、あまり式を書かない。縦型の計算を書いておしまい、なんてことがまだまだ多いでしょう。

しかし、これがミスのもとになりやすい。自分がどう考えたか、を追えない。だから、人数が分数になったりして、あわててしまうが、もう最初にもどるしかなくなってしまいます。これでは大きく時間のロスが生まれます。

最近の入試はどこの学校でも(たとえ単答型の問題であっても)、計算のスペースは比較的多くとってある。問題用紙にぎっちりと問題が埋まっている、というような問題用紙ではなく、1ページに1問。大きく場所が空けてあります。

だから、このスペースを使って、記述式のように式を書いていく。そして出た数字は少しメモを入れる。(太郎君の分速、とか)。これをやっていけば、途中で人数が分数になっても、少しもどるだけで、自分のミスを見つけられる。

出来る子でもミスをします。

ただ、彼らは試験時間内にそれを見つけ、修正する技術を身につけている。それは面倒でもやはり、式を書くことに尽きるのです。

時間がないから、と式を書かないのはむしろ不確実に解くことになっているだけの話で、精度は上がりません。

入試は僅差の勝負です。

1点違えばかなりの順位の差になります。今からでもまだ充分に間に合うので、至急修正をして、必ず式を書いて解いていくように練習してください。

これが算数の点数を上げる一番のコツといえます。

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