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上位校の問題が難しくなる理由

上位校の問題はここ10年でも結構難しくなりました。

本来、小学校の学習内容をテストする筋のものではあるものの、それでは到底差がつかないので、「小学生でもできる」という視点で問題が作られているわけですが、しかし、塾でも対策はするし、やはりそれなりに1年間工夫を重ねつつ作られる問題はどんどん難しくなる傾向にあります。

で、じゃあ、多少なりともやさしい問題で入試をやってもいいじゃないか?という議論がありそうなのですが、まず、これはダメでしょう。

つまり差がつかない。で、差がつかないから何かの理由で差をつけるしかないわけで、そうなると内申とか、他の能力の判定や面接ということになってきて、それなりに長年そういうノウハウを積み重ねてきた学校ならいいが、そうでなければたいてい間違える。

また、やさしい問題だとできる子を取りこぼす可能性が出てきます。それはミス。

できる子でもミスはやるわけですが、難しい問題の場合は、多少ミスをしてもそれなりに差はつく。しかし、やさしいとそれが致命傷になる可能性があるわけで、そうなるとやはり問題をやさしくするわけにはいかない。

ただ、じゃあ、何でもかんでも難しくすればいいか、というとそうでもない。みんなができれなければ、これもまた差がつかないことになるわけです。

ですから、そのさじ加減が難しいが、それでも簡単にするわけにはいかないから、いろいろな問題が考えられてくるわけです。

塾は塾で、その対策を膨大に積み重ねてくるから、いたちごっこは延々続いていくのです。

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規則性に関する問題
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中学受験 算数オンライン塾

5月10日の問題
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