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5年の今、第一志望を決める

6年生の併願校面談に並行して、5年生の面談も続いています。

すでに第一志望、第二志望までは固まってきている方が多い。(うちの塾の特徴かもしれません。)

つまり、1年かけて、その学校に向かって「出ることを勉強する」体制がとれるわけです。

「出る問題」とは、例えばレベル的な問題がある。御三家のように50分4題という難問が出ない学校を受験すると決めれば、当然、そこは排除していいわけです。

そうなると、むしろ基礎を固める、正確に解くということに注力すればいい。

その分、理科社会の知識が必要になったり、それは受ける学校で違うでしょう。そろそろ、受験内容の3分の2は終了してきていて、子どもたちの算数の実力が見えてきているから、狙える学校はある程度絞ることができるのです。

だから、ここでこの1年間でどこを狙っていくのか、しっかり絞っていければ、受験勉強は効率的になります。

しかも、今の段階だと、偏差値にこだわらず、
「ここを狙おう」
ということが決まりやすい。

偏差値は上げていけばいいわけですから。

むしろそういう目標を5年の今、考えていくべきではないでしょうか?


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直ったと思ったのに・・・

いろいろミスを防ぐ方法を実践し、だいぶテストのやり方も慣れてきました。

素点と見込み点の乖離もだいぶ小さくなってきた、と思っている矢先。

やさしいと思われる学校の問題ができなかったり、模擬試験の点数が悪かったり。

「直ったと思ったのに・・・・」

とがっかりされる方が多いかもしれません。昨日、携帯メルマガでお話しましたが、過去問の出来で一喜一憂してもいけないのです。

テスト問題は、むずかしいが、入るのはやさしい学校がある。

第一志望と傾向が違うから、まだ慣れていない場合がある。

本人がやさしい、と思って、多少乱暴に扱って、返り討ちにあう。

まあ、いろいろです。

だから、常に、安定して点数をとるということは、なかなか難しい。

試験によって出来不出来は当然、変わるのです。

「この手の問題が出てくると弱い」
といった傾向があれば、それに対する対策は冬休み考えてもいいかもしれませんが、いずれにしても
「とるべき点をとれればいい」
という態度であればいいのです。

練習と反省を繰り返し、1月末までの準備をしっかりやりきること。

これが大事で、その途中多少点数がぶれても、慌てないことです。


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子どもが自信を失ったとき

どうもスランプだ。 成績がまとまらない。

この時期に、こういう状態に入っているということは、親も子も大変つらいことでしょう。

成績がまとまらない、というのは、前からお話している素点と見込み点の乖離が大きいことです。

あとでやり直してみるとできる。間違いなおしをさせると、解答を見る前にかなりの部分が直せる。

なぜ、こうなんだろう。

と、本人も頭をかかえてしまうことが多いかもしれません。

しかし、そういう子どもは、案外頑固なのです。

例えば、計算なんて、絶対あっている、と思ってしまう。自分が間違うなんて考えない。だから、その場で確かめるなんて、時間の無駄だ。

確認した方がいいんじゃないの?とすすめても、なかなか変わらない。

しかし、変える勇気を持たないといけない。

自分の今のスタイルでうまく、いかないんだから、虚心坦懐。ちょっとやり方を変えてみるんです。

その勇気を持てるかどうか。

実際に、ちょっと変えただけで、見違えるほど良くなる子はたくさんいます。

私はよく、「ゴリラマジック」で直すなんていっていますが、実はたいしたことはしていない。

ちょっと変えるだけです。

でも、そこから子どもが自信を持てば、あとは自分の力を発揮できるようになる。

今年もすでに「ゴリラマジック」が利いている子は出てきました。

だから、スランプになっても慌てない。なぜ、ミスをするのか、何を変えればそれを防ぐことができるのか。

勉強のやり方にしても「やらされている」から「自分でやる」に変わるだけで、大きく違います。でもそれは「意識がちょっと変わるだけ」の話なのです。

何かをちょっと変える勇気。自信を失ったときは、ぜひ考えてあげてください。


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最後の合不合に向けて

今週末、4回目の合不合ですね。

これで最終回。あとは、もう本番になってきます。

「いい、最後だからがんばるのよ」
とつい声をかけたくなるところですが、本人はがんばるつもり。だから、むしろやるべきことをもう一度整理してみましょう。

例えば算数

合不合は、問題数の多い試験です。
ですから、全体を見回して、自分のできるところから手をつける。

さらに問題を解いていく過程で、式や計算をどこに書くか。

確かめや検算はどうやるか。

こういう注意事項をもう一度確認しましょう。

いままで3回受けてみて、当然反省すべき点がありますから、そこを最終回でどう修正できるか、ということが一番の課題です。

合格可能性や偏差値よりも、そこに注目すべきです。

お子さんと、何に注意すべきか、打ち合わせを必ずしておきましょう。

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がまんを覚えさせる

この時期、やりたいことはあるが、やはり受験勉強にまい進する、という6年生が多くなってきたでしょう。

ただ、中には、まだ
「あれもやりたい、これもやりたい」
と気が散っている子がいる。

だから、勉強させられている。なるべくなら、目を盗んで、自分のやりたいことをしたい。

この違いはどこからくるのでしょうか?

私はやはり、小さいときにある程度「がまん」を覚えさせることだと思うのです。

やりたいことはあるし、ほしいものもある。

しかし、そう何でもかんでも、というわけにはいかない。

で、あることをがまんすることによって、他のことができるようになる。そこに目を向けさせていくことが大事なのです。

受験勉強でいえば、この時期、多くの時間を使っているから、当然、やりたいことはがまんしている。

でも、その分、受験勉強に時間を割けるから、実力がつくのです。

なんでも、子どものいうことをかなえてあげる必要はまったくない。

むしろ、しっかりがまんして、自分をコントロールすることができるようにすることが子育てに必要なことではないでしょうか?

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面接の練習

面接は合否にどのくらいの影響があるかは、学校によって、まちまちです。

いくつか学校の考えを伺った感じでは
「参考程度」
「よほど態度が悪くなければ」
等の感じが多かったようですが、慶應のように学力試験を合格させた後の二次試験での面接は当然比重が違います。

したがって、面接の練習をしておく、ということは大事なことですが、どうも塾の面接の練習を見ていると、形にこだわっていることが多い。

すなわち、
「教室の入り方」から始まって、「お辞儀の仕方」、「座り方」、などなど。

しかし、これをやっていると、本当にまあ、下手な芝居を見ているようなもので、どこが不自然でぎこちない。

「ああ、こうしなさい」といわれてきたなあ、という感じですかね。

その辺は学校側も心得ているようで、
「まあ、みなさん、演出があるようですから。」
という話なので、よほどひどくない限りは、あまり仕草にぎこちなさを付け加えない方がいいでしょう。

私が面接で大事だと思うことは、自分の主張をしっかり話ができるか?ということです。

例えばどうして本校を志望したのか?
という理由も最初の話は、どうも作文がある。

面接をする方としては「つっこみたくなります。」

むしろ、子どもがどうしてその学校に行きたくなったのか、理由は子どもらしいものでいいのです。むしろその方が自然だし、文化祭やクラブ活動なども、理由としては自然。
「この学校を優勝させたい」
みたいな気持ちも大事ですね。

その辺をむしろしっかり、まとめておくことが大事でしょうか。

格好や仕草にあまりとらわれず、自然に自分の考えや聞かれたことに答えられれば、いいのではないかと思います。

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5年はゆったりと構える

先月、私の教室の5年生は月例テストで全員が4教科偏差値60以上をとりました。

えらいなあ、と思いつつ、結果を眺めていたのですが、まあ、その子、その子で科目のばらつきもありますが、大方算数はまとまってきているように思えました。

5年の壁という話があります。

特に5年生の2期からカリキュラムの進行、難度ともかなり厳しくなってくる。ここで、うまくスケジュールがこなせなくなる、テストの成績が悪くなる、ということになります。

だから、私の教室はあせらない。

算数だけはしっかり、がんばろう。あとは授業をしっかり聞いて、復習する。やるべき家庭学習を絞りきっていますから、終わらないということはあまりない。

その週の内容が全部終われば、あとは遊ぼうと習い事をしようと自由。

「他の塾のお母さんの話を聞いていると、うちはこんなでいいのでしょうか。」

という妙な相談を受けたりするのですが、まあ、今のところうまくいっているのだから、このペースでいいのです。

例えば理科の計算問題はある程度、比がわからないとうまくいかない。だから必然5年3学期以降に集中します。すると5年生の間は知識中心のテーマが多く並ぶ。

覚えればいいことだから、後で覚えよう、にしてしまう。

細かい暗記チェックはしません。ただ、ノートに写したり、問題をやったり、で何回か同じことを書かせます。それでおわり。

しかも、今のうちは、

「ここはいらない」

と説明をはしょっています。それでも基礎が十分に固まれば、それ以上何かやらなくてもいいでしょう。

クラス分けなんか、ないからできるワザですが、先先忙しくなるのだから、やらなくてもいい時期は、もう少しゆったり構えた方が、子どもの意欲をそがなくていいと私は思います。



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スペースを上手に、式は必ず書く

昨日の授業。算数のテスト演習を終えて、全員の答案を集めて、採点。と、まあここまでは良かったのですが、実はこの問題用紙にはちょっと工夫がありました。

算数の問題がA4サイズで2ページ、 解答欄が1ページ 白紙が1ページ。
つまり合計4ページをA3サイズ1枚の見開きで作ってあったのです。

問題は白紙1ページの使い方。

当然、「式や計算を問題ごとにまとめて、正確に解くように」という指示は前からしてあるので、多くの子どもたちはそれを実行します。

しかし、数人、終わった答案の白紙ページは相変わらず白紙のまま。

その代わり問題のページに、それこそ真っ黒になるかのごとく、式や計算が羅列してある。

しかしねえ、これではどの問題の式か、わからないし、ミスも当然起きているでしょう。どうやって、確かめる気なのか?

と、ある生徒に聞くと、
「確かめは、もう一度解きます。」
と。

「あのねえ・・・」

確かめはその場でやるべきなんです。つまり、彼は確かめてはいない。2回解いているだけであって、だからともに間違える可能性は高いのです。

この時期、正答率を気にするということは繰り返しお話しています。

ただ、それが具体的な方法をまだ結びついていない子が多いのです。

わざわざ白紙を用意しているのは、計算や式を書けるようにするため。にもかかわらず、無視して突き進む!(つまり、彼らは全体を気にしてもいないし、最後まで見据えているわけでもない。)

と、まあ、正答率が高くない(素点と見込み点の乖離が激しい)子は、そうなる原因を持っています。

叱るのは簡単だが、カイゼンされなければ意味がない。

具体的な方法を実践して、練習することが大事です。

お子さんの過去問集、ごらんになったことがありますか?

問題部分にごちょごちょと、式や計算が書いてあるのなら、「それはザルで水をすくっている」と思われた方がいい。

まだまだ得点力は伸びるはずです。過去問特訓はその修正が目標です。

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入試は楽しみであってほしい

師走からクリスマス、正月と世の中のイベントも多い分、これからの時間はあっという間です。

3週目で多くの塾は授業を終えて、次は冬期講習。正月特訓。
あければもう1月。

埼玉、千葉の入試が始まります。

お父さん、お母さんの活動も多くなります。
出願準備、出願、試験会場の下見、等々。

だから、スケジュールと学習計画をしっかり見直して、やるべきことを確実にやっていきましょう。

なんとなく、気が急く時期ではありますが、試験が近い分、子どもたちの気持ちも試験にしっかり向いていきます。

できることならば、
「入試は楽しみ」
であってほしい。

「どんな、問題が出るだろう」
「早く解いてみたい」

ということだと、非常にいい状況だと思います。

気持ちが入試に前向きに向かえば、準備もそれだけ前向きになります。

いずれにしても入試は結果が出るものなので、結果の心配よりも、今できる準備をしっかり進めていきましょう。

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カイゼンは具体的な方法で

模擬試験や過去問をやっているとミスが多い、という子がいるでしょう。

「もっとていねいに」
「問題をよく読むのよ」

という注意はするのですが、改善しない。

どうも、日本の受験教育というのは、精神論が先行して
「気合が足りない」
とか
「気持ちがこもっていない」
なんて話になりがちです。

しかし、小学生に「気合が足りない」って、「気合だ、気合だ、気合だ」と叫ばせたところで何の意味もない。ただ、おもしろがるだけです。

ミスをするには原因がある。

例えば問題を読み飛ばす。問題の条件を勘違いする。計算間違いをする。

では具体的にどう直すのか、方法を考えていかなければなりません。

算数で言えば、問題の条件に下線を引き、それを使ったらチェックする。というだけで、だいぶ違います。

こういう話は良く、子どもたちにもするが、まだ答案に下線が引かれている子は少ない。なぜなら、やはり試験ではあわてて解いているから。

あわてても、ミスをして直している時間がロスタイムになったら何の意味もない。だから具体的なカイゼン方法を見つけて、それを実行できるように練習する。

それが一番の早道です。


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