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七夕の朝、四つ目のチラが開花した。
こんもりと葉が茂るなかなかのベッッピンさんだ。
今年の梅雨は雨がしっかりと降る。
身体はあまり調子が上がらないが、こいつらには最適のようだ。
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同時に四つ開花の図。
なかなか花をつけないヤツラなのでかなりコーフンする。
種類は違うが花の色と形が似ている。
兄弟種なのかもしれない。
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カサブランカは花が五つになった。
豪華絢爛だ。
放つ芳香もすごい。
網戸越しに部屋のなかにも一瞬漂う。
湿った風にのった甘い匂いにはっとする。
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見ればその雌しべから蜜が垂れそうだ。
なんと艶かしいことである。
その白い姿形と匂いで何かを引き寄せる。
俺もその一人だ。
花が開き花が終わる。
七夕に生まれ七夕に逝くいのちもある。
花は誕生の祝福であり野辺送りのお供でもある。
今をいっぱいに生きる、花たちは強く美しい。
花の長さではなく、花のその濃密な時間が大切だと思いたい。
合掌。
嗚呼、ボタニカル!