お客様から、「土地を売りたい、建物を売りたい」とご依頼いただくことがあります。
その際、すぐにその土地・建物について調査をします。登記簿や公図をとったり、接道している道路を調べたり、上下水道の配管を調べたり、などなど・・・。
区画整理されている土地は当然わかりやすいのですが、昔ながらの土地は調べてみるといろんなことがでてきます。
例えば、現況と公図が全く違っているケース、現況は真四角の土地なのに、公図ではゆがんでいたり、水路なんてどこにもないのに公図上では水路が通っていたり・・・。
また、個人所有になっている道路に接道して家が何軒も建っていたり、道路に1mしか接していないので、家の建て替えができなかったり・・・。
法改正が繰り返され、今ではきちんとなっていますが、昔からずっとそのままの家だったり、土地だったりすると、現在の法に副って直さなければ、家が建たなかったり、売買できないこと多々あります。
そうするにはお金と時間が結構かかります。また、相続で代替わりしてわけがわからなくなっちゃってるってことなんかも・・・。
昔はいい加減だった・・・といえばそれまでですが、不動産業者、市、県、国も含めて不動産に対する悪徳なイメージってこういうところからきているのかもしれません。