自動車保険や火災保険など損害保険の保険料、かつては代理店が集金していましたが、今では口座振替が主流になっています。
実際、各損保会社もできるだけ口座振替にするように推進していますし、会社によっては口座振替しかできないところもあります。
これは現金を用意しなくていいという、お客さんの利便性が第一ではあるのですが、集金した保険料を流用や費消してしまう代理店がいまだにいますので、その対策というのもあると思います。
ただ、お客さんによっては「口座に入れるのを忘れてしまう」とか「口座情報を教えたくない」とか「銀行印がどれか忘れてしまった」などの理由で、口座振替を嫌がる方も結構いらっしゃいます。
そういう方のためにコンビニと郵便局でも支払ができるようになっています。契約時には現金を預からず、後日、振込票が郵送されてきます。お客様がそれをコンビニや郵便局まで期日までに持っていって、保険料を払っていただくというものです。
確かにこれも代理店が保険料を預からずにすむわけですが、お客様にコンビニまで行っていただくことになってしまうので、だったら集金に来てよって話になるような気がします。場合によっては、代理店がお金を預かってコンビニまで払いに行くなんてこともあるかもしれません・・・。そうなると、費消流用問題の解決になっていない気がします。
ほとんどの方が口座振替を利用されてはいますが、現金での支払を希望される方がいる以上、それに応えるべきではないかと思っています。