2019年7月2日、西区民文化センターにて、阿部司さん講演会「食品添加物の真実~あなたの食卓、本当に大丈夫ですか?~」を開催しました。たくさんの方に来場いただきました。様々な実験をしながら、時には笑いも入れながら、添加物について説明をしていただき、参加者の皆さんはとても真剣に聞かれていました。
実験では、水に甘味料・酸味料・着色料・香料を添加した「もどき」ジュースやマーガリン、コーヒーフレッシュなどが簡単に出来上がりました。スナック菓子などは、グルタミン酸ナトリウムなどの旨み成分を強く感じるため塩辛さに気付かず、ついつい塩分をとり過ぎてしまうそうです。
また安価なチョコレートは脂と水に乳化剤、着色料、香料を添加して作るそうですが、イメージ的に『脂』と認識せずに食べてしまうので、カロリーの過剰摂取となってしまうとのことでした。その他、果汁はほとんど使用していない流行りの「ノンカロリージュース」も、砂糖の代用で「アスパルテーム」や「スクラロース」などの甘味料が使用されており、いずれも自然界にはない物質で、その影響が気になります。高校生の約4割は生活習慣病予備軍と聞き、驚きました。添加物はどんどん増えて、たくさん使われているのに、安全性は置き去りのまま、後から発がん性がわかり使用禁止になっても、消費者には知らされないとのことでした。このことは大変遺憾なことで、私たち消費者が学習して賢くならなければいけないと感じました。
「安い」「早い」「便利」を一度疑ってみて、安全性のはっきりしない物は出来るだけ摂らないことが一番なんだと思いました。