マルメゾンの庭から

都会における田園生活のようすと工夫。

自然との対面

2018-09-29 22:32:35 | 庭仕事

自然は偉大。というのは先日驚いたことがあるからです。まだまだ暑い盛りのこと、私のばらの木になんと大きなカマキリが止まっていたからです。体長は10センチ越えだったような。うちの周りは小さい家がひしめき合って隣同士がくっついていてとにかく緑が少ない。コンクリートだらけの町にカマキリが住んでいるなんて。毎年何かしらのゲストが来ます。蝶やバッタ、ヤモリなど。今回のカマキリは緑でなく茶色だから余計驚いた。茶色がいるんだとは知りませんでした。無知ですね。 

写真は本当は縦に取りましたがどうしても横倒しのまま。スミマセン。でもよく撮れているでしょう?すぐに動いていなくなると思ったけどじっとしていました。

いまはもう寒くなってしまいどうしているのやら。死んでしまっているのでしょう、というのは次の年には出てこないので子孫を残せなかった孤独なゲストが多いからです。

私も彼らのため毎朝遅刻しそうになりながら大量の水をまき続けます。腕をいためても腰が痛くても水を運んで撒きます。そうしている努力を彼らが見てやってきてくれるのだと思います。

それにしても今年の夏は過酷だった。そのせいでお気に入りのばらを2本もダメにしてしまったのです。マチルダというよく咲いて丈夫だったのになんでと思います。バラは潔くてちょっとでもだめとなるとすぐに枯れるのです。他の植物に比べ気づいてから枯れるまでが間無く直結しています。だから気づいたころにはすでに手遅れということがよく起こります。

この写真は枯れたばらではなくお気に入りのドイツのばらアウグスタ・ルイーゼです。何枚もの花弁は波打ち、色もピンクの濃淡交じり。開くと牡丹のように丸くボリュームが出ます。存在感があり目立ちます。ドイツのばららしく丈夫です。ずっとそばにいてほしい。絶対に枯れないでね。お願い。


夏は暑い、なんとかして

2018-07-15 16:03:26 | 庭仕事

今年の夏も暑い!いや熱い。暑すぎます。年々暑くなり今度は逆に寒くなり人類は生き延びられるんでしょうか。昔の恐竜のように絶滅したらどうしましょう。その前に火星に避難するという計画もあるようですがこの暑さの速さには間に合わないかもしれません。

まあそうなる前に食べるだけ食べて備えておきましょう。今年も場所がないのに野菜作りです。まず初めての枝豆。ずんだにして餅と絡めるのが食べてみたいメニューです。とにかく場所無しの悩みは収穫量がすくないこと。一度に撮れる量が少なすぎ一人分にも満たないので料理の使用がありません。量を増やすために天ぷらにしますが毎回そういうわけにも。けさとったみょうがなどは1本しかないので写真にもとりませんでした。けっきょくそうめんの薬味にしましたが。しそもことしはふやしたので途切れることはないでしょう。

インゲンも数本ではお浸しにもならない。柔らかくしかも無農薬、有機栽培。だしを取り終わったにぼしを使っています。米ぬかも使います。たい肥や牛糞は買ってきたものを使います。

わらも敷いて最後にはそれもすきこんで残るものがないというところがよいところです。足りないところはやむなく化学肥料も使いますができれば避けたいところ。化学肥料などは土に残ってしまう可能性が高いのです。そういうことも含め夏は考えることが多いです。

 

 

 


6月歌舞伎

2018-06-30 15:35:19 | 庭仕事

6月歌舞伎 昼の部を見てきました。妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)といいます。歌舞伎の題名は凝っていてそのままでは読めない。難解なものです。内容がなんとなくわかるようにはなっているのですがこれなんか特にわかりにくい。教科書でおなじみの「大化の改新」の時代背景ですがいつものように元の話からは全くはなれてほとん虚構の世界。教科書通りでは面白い白くないということなんでしょうか歌舞伎はほとんどそのようです。忠臣蔵のようにリアルにはできないというその時の事情もあるのでしょうが作り話が有名になって事実と信じてしまう人も。

今回は三笠山御殿の場。藤原淡海に尾上松也、蘇我入鹿に坂東楽善。お三輪に中村時蔵のお三輪、鱶七が松緑といった顔ぶれです。簡単に言うと鎌足は身分を隠し求女と名を変えて入鹿暗殺を狙っているのですが、なにもしらない酒屋の娘お三輪は彼に片思いをしてしまいます。お三輪というと玉三郎ですね。緑の着物が似合ってなんともかわいい。恋に狂ったお三輪は軽薄そのものの女子ですがそれがいちずでかわいい。彼を追っているかの屋敷の入り込んでしまい女官たちに散々いたぶられて挙句の果てに鱶七に殺されてしまいます。というあらすじですが史実と全く違う。史実ではお三輪はいないし淡海ではなく親の鎌足だし中大兄皇子が歌舞伎には出てない。求女が橘姫を恋するというのもなし。ほとんど虚構ですね。でも身分の高い人々の世界なのでビジュアル的にはとってもきれい。お三輪は女官にいじめられるし結局は鱶七に殺されるというあまりいい役とは思えないのですがたぶんむずかしい役なのでしょうか主役級の女形が演じるようです。求女の松也がきれいでした。女官たちが見事。いかにも意地悪な女性軍団という感じで可憐なお三輪と対照的です。大勢に囲まれていびられるんですからかわいそう。

歌舞伎座がリニューアルしてからは遠ざかっていたので久しぶりです。地下が変わってしまい、昔のレトロな雰囲気のほうがよかったなと思います。いまはきれいで便利ですがちょっと雰囲気が少ない。まあ立て直しすればどこもそうなるものでしょうけど。吉右衛門・菊五郎などの超有名な方は夜の部で活躍。でも楽しい時を過ごせました。やはり生はいいですね。臨場感があって。また行きたいです。

 

 


野菜の収穫

2018-06-20 11:59:19 | 庭仕事

この野菜はインゲンです。写真ではわかりませんが一人前の大きさをしています。この日の収穫は5本。苗は2本なので少ないのは仕方ありません。いつも書いている通り庭無し、場所無しの都会ですから。プランター置く場所もままならず無理に置いているので日当たりも風通しもありません。すべて悪条件の中で奮闘しています。狭い都会では栽培条件は家一軒の差で大きく変わります。隣は日当たり良好、遮るものがなくて風通しも最高。まるで天国と地獄が隣り合わせ。ビルの隙間から太陽が顔を見せるだけで条件が変わります。悪条件の仲良く育ってくれたというしかありません。さてどうやって食べようかですが、付け合わせやお浸しでは量が足りない。ということで天ぷらにしました。他に野菜でにぎやかになるし少ないことが欠点にはなりません。とてれたてですので柔らかいし癖もなく優しい味わいでした。でも一度とると次の収穫までにまが開くのが鉢植え家庭菜園の限界でしょうか。なんせ元の苗が小さい。

 写真ではわかりにくいですが右端の支柱が大きく見えるぐらいですからいかになえが小さいか・・・しかも別の植物の葉が写りこんでいるのでインゲンは上の写真の1/3くらいの大きさでしょうか。それと意外と伸びない。ゴーヤと違って大きくはなりません。畑サイズにはならないのです。数本植えてずらして収穫ができるといいのですが。さらに枝豆も植えましたが苗が育ちにくいのかなかなか大きくなりません早くゆでて食卓にのせたいのですがまだまだ、人間いゆもつくっています。今年はピーマンにも挑戦。簡単なのでうちの定番です。他にはシソもやっています。しそは夏の必需品なので毎年植えています。

 

 

 

 

 

 


咲きました。初めての華

2018-06-07 15:20:08 | 庭仕事

この時期咲くのは草花だけでなくサボテン類も咲いてくれます。これは月下美人だと思うのですが、一枚葉っぱをもらって鉢に植えて水をやっていたら横から葉が2枚出てある日突然つぼみが付き毎日つぼみが大きくなっていく様を眺めていました。そうしたら突然朝見たらさいており昼過ぎに写真を撮りました。うちのは白いですが近所で赤い花を見たことがあります。ピンクもあるらしいのですが見ていません。

色々植物は育てていますがサボテンは範囲外。よくわかりません。ですから本当に咲くかどうかは闇の中でしたが、咲いてみて納得。こういうのが咲くんだと思いました。第一印象は「神秘的」!

普段見ている花とは全く違う形にびっくり。アップするとよけい不思議さが強調されます。華も大きめで本体がまだまだ小さく葉も3枚しかないのに大きな花を咲かせるのです。花というより華のほうがぴったり。

一輪でもこの存在感。さすがです。